初めての2次勧誘:人の話を聞け!

■ペンネーム「斑鳩」さんからの投稿です。

 こんばんは、とおみ様。
 今回は小ネタを少々披露させて頂きます。
 
 
 「初めての2次勧誘:人の話を聞け!」
 
 2年ほど前の今頃でしょうか、たまたま会社の事務所で珍しくデスクワークに励んでいたら、なにやら私に電話が・・・。
 私の机にはミドルタワーのPCが壁となってそそり立っていて電話をとる事が出来ませんので、大抵別の誰かが取る事になるんです。
 
斑鳩 「斑鳩ですが・・・」>かなり不機嫌(電話が嫌いなので)
相手 「A(名前を失念)と言いますが」
斑鳩 「何のご用でしょうか?」
A 「斑鳩さんが以前取り組んでいた通信教育の件なんですが」
斑鳩 「そんな契約した事無いです・・・」
A 「そんなはず無いでしょう!」
斑鳩 「そんな契約した事無いです・・・」
A 「書類がうちに回ってきているんですよ!」
斑鳩 「そんな契約した事無いです・・・」
A 「斑鳩さん、以前に会員権の契約してませんか?」
斑鳩 「そんな契約した事無いです・・・」
 
 以下同じ様な事が5分程度繰り返されたんですが、最後にAは「では継続という事ですね、頑張って下さい」と捨て台詞を残して電話を切りました。
 
 まあ、確かに以前、騙されて会員権の契約をしたんですが、その時に通信教育まで契約はしていないので、100%嘘では無いかなとか自分で思ってみたりしていますが・・・。
 とにかく本人が「契約してない!」って言ってるのにグタグタ言ってくるのが非常に気に入らなかったと。
 
 考えてみたらこれが一番最初の2次勧誘でした。まあ、この後も色々な事があったんですが・・・。
 
 で、家に帰って契約書にもう1回目を通しましたがそんな契約はやっぱりしていませんでした、と言う後日談があったりするんですが、過去の戒めとして取って置いた契約書が活躍するとは思いもよりませんでした。
 
 これがきっかけで以後悪マニに入り浸りになり、随分色んな事を学ばさせて頂きました。
 
 
 「あんた誰?」
 
 去年の暮れに近い頃だったでしょうか、自宅で夕食の準備中に電話がかかってきました。
 ナンバーディスプレイなので基本的に知らない番号には出ないんですが、最近は自宅で出ないと会社の方に回すというマニュアルがある様で、会社にかかってきて鬱陶しいので渋々出る事に・・・。
 
斑鳩 「もしもし・・・(基本的には名乗らない)」
相手 「小川です(女)」
斑鳩 「はぁ? あんた誰?」
相手 「小川です・・・」
斑鳩 「はぃ〜? どちらさん」
相手 「小川です・・・」
「こちらは斑鳩さんのお宅ですよね」
斑鳩 「この電話、この秋に引っ張ったばっかりなんですが」
(相手からの本人確認は完全に無視)
「あと、小川なんて知り合いはいませんので」>がちゃ
 
 確かに引っ越して電話を引っ張ったのは秋だったんですが、基地局が変わらなかったため番号がそのままだったと。
 真面目に答えても良かったんですが、夕食の準備で忙しかった頃合いだったのでいい加減適当にあしらって終わりと。
 まあ、根性あるテレアポだったら折り返し掛けてくるんでしょうが、根性が無いというか、電話口の声がやる気無しって感じで、実際にこれ以降かかってくる事はありませんでしたね。
 結局、何の用だったのか謎が残りました・・・。

■斑鳩さんから、二回目の投稿です。ありがとうございます!
 
■二次勧誘は、「昔の契約と関係があるように思わせて、新たな契約を結ぶ」のがキモなんですから、通信教育と会員権の名簿を取り違えるような杜撰な情報管理能力じゃいけませんね。
 いやまあ、そのおかげで斑鳩さんが無事引っかからずに済んだと思えば、相手のマヌケさに感謝しなければならないのかも・・・。
 
 はっ! もしかしたら、うっかり二次勧誘業者に就職してしまったものの良心の呵責に耐えかねた人が、詐欺の成功率を下げる為に名簿に細工をしてくれたとか・・・!
 そう、本当は名簿を破棄してしまいたかったのかもしれません。でも自分の身の安全を考えると、名簿の表題を改竄する位のことしか出来なかったとか・・・!
 
 ・・・事実は小説より奇なり、って言葉があるけれど・・・、単に名簿管理がいい加減だったんだろうなあ・・・。

(2005.8.22)
(参考)
この他の、斑鳩さんの投稿は以下の通りです。
日本情報センターのムラタさん
無限ループの予感