レジャー会員券二次勧誘体験記

■ペンネーム「天然パーマ」さんからの投稿です。

 5年程まえレジャー会員券での契約を結び、いまだ会員です。
 まったくといっていいほど利用していないのが現状ですが、ここから本題ですが、先日D-mode Japanという担当M・Tという方から電話があり、レジャー会員券を使用していない方に限り連絡をしているという名目で連絡がありました。
 
 使用していないのに会員費を通常どおり払うのは嫌じゃありませんか?
 それにあなたが結んだ契約は特別な契約で永久会員なので解約できないんですよ、解約するためには違約金等がとられてしまいます。知っていました?
 
 契約の際そんな話は聞いてないので
「知らない。退会は希望があればすぐできると聞いている」
「そういわれるお客様多いんですよ。営業マンの説明不足で申し訳ありません。
 そういった苦情が多数寄せられていまして、今回私ども救済措置として契約の移行サービスを無料で行っております。
 つきましては、詳しいご説明等をさせて頂きたいので一度お話させてもらえませんか?
 このサービスはお一人様1回限りのサービスですので○日までの都合の良い日でお願いします」
 
 てっきりレジャー会員券の会社からかと思い、会う事にしました。
 
 喫茶店でいろいろ説明を2時間程やってくれました(^-^;)
 内容的にはこんな感じです。
 
「私はあなたに会員権を渡した会社の親会社のものだ、あまりにも苦情が多いので直接対応している。だからあなたの担当者がいなくても仕方がない」
「退会しても月額会員費は払わなくてはならない。請求されないが後日一括請求される。払わなくするためには解約しなくてはならない」
「あなたはその会社からはカモと思われているんだから解約なんて絶対できない」
「たとえ解約できても永久会員だからその分の違約金が発生する」
「月額会費の80年分を収めなければだめだ」
「移行サービスをうければ特別会員から普通会員にし、解約もすぐ出来るし、月額会費も頂きません」
「移行サービスにはもちろんお金はいただきません」
「私共の会員になれば全ての商品に1割還元させて頂きます」
「JTBでもJRでもなんでも全てです。領収書さえFAXしてくれれば即座に1割お返しします」
 
「中古ゲームもですか?」
「もちろんです」
 ここだけ見ればうまい話ばかりだが世の中そうはあまくはありません。
 
「このサービスをうける為には弁護士費用及び一生分の会員費を必ず払っていただきます。費用は80万円です」
 
 途中から胡散臭さがぷんぷんしてきています。中古ゲームに1割還元なんて無理もいいとこです^^;
 
 ここで信用されようといろいろ出してきます。
 クーリングオフする為にハガキ(2通)
 退会手続き委任書(1通)
 会社へのアンケート(2通)
 
 どうも業者側としての証拠が欲しいらしいです。期日を過ぎてのクーリングオフをさせないための。
 あげくの果てには
「クーリングオフには有形と無形があって無形に対してクーリングオフ出来ない」
「そのため当社では有形としての形式のためジュエリーを無料進呈しています」
「あなたはそのジュエリーを80万で購入した事になります。あくまで書類上で有形にする為ですから、形式だけです」
 
 かなり笑いそうになりました^^;
 夕飯もゴチになってたのでとりあえず契約し翌日にはクーリングオフさせて頂きました。
 
 まだ契約書等届いてませんが、業者側は送ったと言っているので調査して対応とろうとは思っていますが^^;

■詳細な記録をありがとうございます。
 業者の言い分がとってもオカシイので、一つ一つ突っ込んでみますね。
 
 使用していないのに会員費を通常どおり払うのは嫌じゃありませんか?
 
 確かに、これはそのとおりです。が・・・
 
 あなたが結んだ契約は特別な契約で永久会員なので解約できないんですよ、解約するためには違約金等がとられてしまいます
 
 永久会員って何? 解約できないって、会社が倒産したり、会員が死亡したりした時にも、解約できないわけ? ありえない。
 違約金「等」ってなにさ、ハッキリしてよ。
 
 そういわれるお客様多いんですよ。営業マンの説明不足で申し訳ありません
 
 そんな重要な事項が「営業マンの説明不足」ですか。契約書には記載されていないんですか? だとすれば、ただの戯言ですね。
 
 そういった苦情が多数寄せられていまして、
 
 仮に「永久会員」が事実だとして、契約の際の不実告知が多数ですか。そうですか。
 
 今回私ども救済措置として契約の移行サービスを無料で行っております
 
 仮に「永久会員」が事実だとして、不実告知は立派に契約解除の理由になりえますからね。そりゃ、「契約の移行サービス」とやらは無料でないと困ります。
 
 つきましては、詳しいご説明等をさせて頂きたいので一度お話させてもらえませんか?
 
 仮に「永久会員」が事実だとして、「私どもの社員の手違いで永久会員とやらになっていましたので、通常会員に移行しておきます、すみませんでした、ガチャリ」で十分やん。
 
 このサービスはお一人様1回限りのサービスですので○日までの都合の良い日でお願いします
 
 仮に「永久会員」が事実だとして、てめぇのところの営業マンの尻拭いに、ナゼわざわざ時間を空けて出向かねばならぬのか、さっぱりわかりません。
 
 私はあなたに会員権を渡した会社の親会社のものだ、あまりにも苦情が多いので直接対応している。だからあなたの担当者がいなくても仕方がない
 
 親会社? それって、契約とは何の関係も無いのでは? 苦情が多いって、親会社に苦情が届けられているわけ? 直接対応? え? 何?
 もしかして、D-mode JapanのM・Tさん、子供の不始末の解決に親が出てくるみたいなことをイメージしてませんか? それって「親会社」の意味、間違えてますから。
 
 退会しても月額会員費は払わなくてはならない。請求されないが後日一括請求される。払わなくするためには解約しなくてはならない

 【退会】その会の会員であることをやめること。
 【解約】契約当事者一方の意思表示によって、賃貸借・雇用・委任などの継続的契約を終了させ、その効力を将来にわたって消滅させること。契約の効力を過去にさかのぼって消滅させる解除と異なる。(三省堂「大辞林 第二版」より)

 ・・・会員権の契約なんだから、それを解約したら、退会になるやん。退会するということは、会員権の契約が消滅するわけだから、解約ってことやん。
 
 あなたはその会社からはカモと思われているんだから解約なんて絶対できない
 
 D-mode JapanのM・Tさんの本音が出た模様。
 
 たとえ解約できても永久会員だからその分の違約金が発生する
 
 仮に、エステや英会話みたいに継続的な役務取引契約だったとしても、中途解約も清算ルールも法律で定められていますから。
 だから・・・「永久会員」って何よ・・・?
 
 月額会費の80年分を収めなければだめだ
 
 現在、日本人男性の平均寿命はおよそ78歳ですが。
 
 移行サービスをうければ特別会員から普通会員にし、解約もすぐ出来るし、月額会費も頂きません
移行サービスにはもちろんお金はいただきません
私共の会員になれば全ての商品に1割還元させて頂きます

 
 特別会員(永久会員?)から普通会員に移行するだけなのに、「私共の会員」=自称親会社の会員 に変更されてしまう怪!
 
 クーリングオフには有形と無形があって無形に対してクーリングオフ出来ない
 
 嘘です。参考→「経済産業省」「特定商取引法とは」
 
 そのため当社では有形としての形式のためジュエリーを無料進呈しています
 
 嘘から派生した話は、やっぱり嘘でしょうね。
 
 あなたはそのジュエリーを80万で購入した事になります。あくまで書類上で有形にする為ですから、形式だけです
 
 ほらほら、来たよ。契約書というものは、甲と乙が同意した契約の覚書なわけですから、「あくまで書類上」とかなんとか寝言を言ったところで、締結された契約内容は、謎の「移行サービス」ではなく、単に「ジュエリーを80万で購入した」ということになってしまいます。
 
 要するに。D-mode JapanのM・Tさんが言いたかったことは、
「カモは黙って80万円のジュエリーを買え」
 ということで間違いありません。
 
 尤も、天然パーマさんは、しっかり二次勧誘だと見破った挙句に晩御飯まで奢らせてしまった、カモとは程遠い剛の者だったわけですが。
 
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(2005.9.13)