在宅の仕事・・・マウス検定 

■ペンネーム「とも」さんからの投稿です。在宅の仕事をエサに、あの手この手で迫ってくる業者との、実に四日にわたる攻防の記録です。

 先日、非常に腹立つ電話がきました。
女 「もしもし、今在宅の仕事をしていただける方を探してるんですが??」
私 「えっと、もう別のものをやってるんですけど・・・」
女 「それはどこの会社ですか?」
 ・・・などこと細かく聞いてきたので、以前に資料請求をした会社名を言うと・・・
女 「え?知らないわねえ。。○○協会に加盟してないんじゃないかしら??」(と自分の会社がいかにも凄い会社みたいな言い方で。。。)
私 「さあ、どうですかねえ。。。」
女 「当社は・・・・」
 ・・・以下、自分の会社の説明・・・
 内容によると、マウス検定という資格を取って合格するとすぐに仕事に入れるというものらしい。1ヶ月5〜6万円くらい(※1)になるらしい。
 そして、教材を購入するのだがそれが60万くらい(※1)で支払いは半年後。しかも途中で気に入らなかったら止められてそれ以降はローンを支払わなくていいらしい。。。そんなことってあるのだろうか??
 でもその女の人は絶対に大丈夫って言い方で言ってました。
私 「じゃあ、資料だけ見せてもらえますか?(話が長そうだったから早く電話を切るために言って見た)」
女 「では、資料を送るにあたって仮のID番号を登録しますのでお待ちください。この番号は申し込みをした場合に必要になるので忘れないでくださいね」
 
■次の日、資料到着。電話がきた。
女 「資料のほうは見ていただきましたか?」
私 「ええ、だいたいは。。。」
女 「いいでしょう?? これに決めましょうよ!
 んな唐突に言われて決めるやつがいるか??
私 「主人に相談しないとだめです。自分ひとりで決められるような金額じゃないんで」
女 「あっ、でもご主人に内緒でやってる方もたくさんいます(※2)よ」
私 「いや、隠し事してまでやりたくないですから。。。」
女 「そうですか。じゃあ、明日もう一度お電話させていただきます」
私 「わかりました」
 
■さらに次の日・・・
女 「どうでした??」
私 「やっぱだめでした」
女 「え?? あなたやる気あるんでしょ?? 説得できなかったんですか?」
私 「別のものやってるからそれでいいだろって言われました」
女 「あなたのやる気次第ですよ」
私 「いやあ、別にやる気はないんですけど・・・・・」
女 「シスアドの資格を受けるためにもうちの指導のほうがすごくいいですし。。。」
 シスアドというのは今私が在宅の仕事に向けて勉強しているもので、自己流で勉強するよりいいということです。
 そして、自分のところの仕事をしなくてもいいから、資格を取るためだけに使ってもらってもいい(※3)ということなのです。
 また、話がながくなりそうだし私一人で断れる自信がなくなってきたので旦那に断ってもらおうと。。。
私 「じゃあ、もう一度相談して明日はっきりさせます」
女 「わかりました」
 
■さらにさらに次の日・・・
女 「もしもし、いかがでした?」
私 「えっと、主人が話を聞きたいと言ってるんで話してもらえますか?」
 旦那と女の会話が続く。。。
 結構、旦那はいらつき気味。
 最後に私がはっきり判断すればわかってもらえるとのことで、私に代わりました。
私 「やりません」(キッパリ)
女 「え?どういうことですか?? やるって言ったじゃないですか!!」
 
 言ってないって!!
 
私 「は?? 私やるなんて一言も言ってないですけど・・・」
 ・・・すると女は、ごちゃごちゃまた会社の説明をし始めた・・・
私 「家族に反対されてまでやりたいとは思わないし、やるなんて言ってないのにそんなこと言わないでください」
女 「やらないんですね?」
私 「はい。やりません」
女 「じゃあ、担当者に代わります
 え??何突然・・・
男 「代わりました」
私 「えっと、やらないんですけど」
男 「え?? もうID番号も登録してありますし」
私 「あの、ID番号って仮のでしょ?? 資料請求するために勝手に発行したんじゃないですか?? 私はやるなんて一言も言ってないのに勝手に決め付けないでもらえます??」
男 「はあ? じゃあ、担当者に代わります
 盥回しじゃあ!!!!
 さっきの女・・・また説明をし始めた。
 
切れた私「もうやらないんで!!」 ガチャン!!
 
 切りました。こんなに不愉快な思い&他人に怒ったのは初めてです。そしてあんな態度は失礼すぎます。
 次の日消費者センターへ電話しました。
 すべてを話したのですが、そんな会社は知らないということと、ローンを組んでから止めても支払いが終わるなんてことはないし、会社が負担するとしてもそんなに会社が負担していたら倒産しますって言われました。
 当然のことですよね!! でもなんかすっきりしました。またこういうセールスがきても惑わされないように、がつんと言ってやれるようにがんばります。ながなが書いてしまいすみません。

■ローン云々の口から出任せトークといい、たらい回しの素晴らしさといい、ツッコミどころ満載の会社のようです。ともさん、本当にこんなのに引っかからなくって良かったですね!
■で、私も思わずツッコミを入れてしまいました。以下少しばかり。
 
※1:1ヶ月5〜6万の収入を得る為に、60万の教材を買う。1万歩譲って、本当に順当に仕事があったとしても、およそ1年間はタダ働きという勘定になるんですよねえ。こういうのって、ものすごく非常識な状況のような気がします
 
※2:「ご主人に内緒でやってる方もたくさんいます」って、自分から「うちの会社は胡散臭いんです」って言ってどうするよ。仕事をするとなると、税金の問題などで絶対に世帯主の存在は無視できないです。そこで内緒を薦めてどうすんねん。ああ、収入にならないから税金も関係無いってことかな・・・とほほ
 
※3:「資格を取るためだけに使ってもらってもいい」この一言で、この勧誘の主たる目的が「教材販売」であることが暴露されてしまってますな。本当に人材募集が目的なら、こういう話は出ないでしょう?

■ところで、ネタの為に勧誘電話で遊びすぎたせいか、最近トンと在宅仕事系の電話が私のところにかかってこなくなりました。リストに「口煩い」とか「見込み無し」とか書き込まれてしまったのかもしれません・・・(笑)

(2001.7.16)