ジュエリーショップの勧誘

■ペンネーム「みらい」さんからの投稿です。

 銀座の某ジュエリーショップからの勧誘電話がかかってくる。
 内容は…
 
(1) キャンペーンの宣伝で勧誘ではない。
(2) 宝石の問屋のため、いつもは業者相手だが、今回特別に一般の人にジュエリーの良さを知ってもらうためにショールームを開放している。
(3) セ○ン・○ミュがデザインしたジュエリーがある。(これは本当だった)
(4) 自分は普段デザインの仕事をしている。
(5) 来てくれた人に6種類のルース(裸石)の中から1つプレゼント
(6) 来店時には専属のジュエリーコーディネーターが一人ついて、アドバイスしてくれる。(それは電話をしてきた本人)
 
 その後プライベートな会話へ(相手からすればリサーチ)
相手 「どこに住んでるの?」
私 「え?住所知らないんですか? っていうか何を見て電話してるんですか?」
相手 「タウンページの後ろの方に載ってるダイレクトメール業者が扱ってるリストだから怪しいリストとかじゃないよ」
 
 ♪…って言うじゃな〜い…? 残念っ!! あなたのやってること、法に触れてますから!! 『個人情報保護法違反』斬りっ!!(笑)
 まぁ、その場はとりあえず納得したフリで…
私 「ふ〜んそうなんだぁ。住んでるとこは○○。でもこの番号は実家だよ。私、今一人暮らしだから」
 
 つまりそのリストは最低でも2年は前の物だということがわかる。
 
相手 「まじで? 今どこに住んでるの?」
私 「今も地元だけど○○(地区名)」
相手 「うそ? オレも」
私 「え? どの辺?」
相手 「○○っていうコンビニの前にある路地を入って行ったとこ」
私 「ほんとに?? 私2ヶ月前までそのへんに住んでたけど(^^;) 建物名は○○」
相手 「ウチ、○○!(建物名)」
 
 なんと管理会社も管理人も同じの1つの土地内に作られた二つのアパートにそれぞれ住んでいたワケです(爆)
 
相手 「アパートの名前まで知ってるなんてコワイな〜」
 
 …って、こっちのセリフだよっ!!
 
相手 「今日は(仕事)休み? 今から銀座来れない?」
私 「無理」
相手 「即答だね」
私 「休みだけど暇じゃない。7才の妹に「ぷよぷよ(ゲーム)」やろうって誘われてるから(笑)」
相手 「じゃあ、いつ暇? キャンペーンが日曜日までなんだけど…」
私 「じゃ、日曜日でいいよ(^^)」
相手 「わかった。アドレスおしえておくからメールして☆ 絶対だよ!」
私 「わかった」
 
 で、メールのやりとりを何回かして、日曜日に店に行き、宝石についての説明を受け、案の定勧誘もされ、契約書を書き、後日8日以内にクーリングオフをしたというお話しです(^^)

■おお、まるで知り合い同士のような、スムースな会話だ。「メールして☆ 絶対だよ!」のあたりに、若さを感じてしまいます(ぉぃ)。
 テレアポのお兄ちゃんにとっては、つかみはOK、契約ゲット、絶対だよ! てな感じで、みらいさんは理想のお客だったんじゃないでしょうか。
 
 あっさり契約取れた代わりに、あっさりクーリングオフされてますが。
 
 でも、みらいさんがクーリングオフのことを知らなかったら、大変なことになったわけですから・・・。よかったですね。
 
 注)この「契約→クーリングオフ」薬は、勧誘の実態をつぶさに最後まで観察できる上に、業者に余計なコストをかけさせて(微小とはいえ)ダメージを与えることができるという、強力な薬ですが、商品の種類や契約の形態によってはクーリングオフが効かないということがありますので、マニアの指導のもと、慎重に服用してください。
 副作用として、精神的苦痛、多少の出費(機会費用含む)が報告されています。

(2004.7.6)