アクセサリーショップのPR?2

■ペンネーム「棗」さんからの投稿です。

 私が遭遇した勧誘電話は、ひょっとしたらマッシュさんの投稿と同じところからのものかもしれません。会話内容が酷似しているのです。
 細かいことは覚えていないのですが、あれは数ヶ月前の事でした。夕方に入るか入らないかの時間帯だったでしょうか、私と母が居間でのんびりしていると電話がかかってきました。
 
相手 「もしもし、棗さんですか?」
 
 相手は若い男性でした。でも知り合いでも何でもありません。
 
私 「いいえ」(嫌な予感がする)
相手 「え、じゃあ妹さん?」
私 「いいえ」
相手 「じゃあ誰なんです?」
私 「従姉妹です」(ウソ)
 
 ここで諦めて欲しかったんですが、やはり無駄に終わりました。多分私自身だと言う事は向こうも承知していたのでしょう。
 
相手 「じゃあ君でもいいや。ちょっと話し聞いてもらえるかな。今お洒落とかって興味ある?」
私 「いえ、ぜんぜん」
 
 じゃあ君でもいいやって何なの。
 相手はどこかのアクセサリー関係のショップ?らしく、しきりにお洒落は興味あるかだの、私の事について聞き出そうとしてくるのです。
 
相手 「(某有名ブランド)って知ってます?」
私 「ええ、まあ」
相手 「うちは(有名某ブランド)と姉妹店で、(某雑誌)でも取り上げられているわけですよ。でですね、今回うちのPRをさせて頂こうと電話したわけでして」
私 「お洒落には興味ないんで」
 とうざったそうな声音で返すと、
相手 「でも、こうした電話で興味を持ってもらえるかもしれないじゃないですか」
 としつこく食い下がってきます。他に熱中してることがあるのでと断ってもホントにねちっこく…
私 「…私が興味を持ってるように思います?」
相手 「だから、こうして電話でPRしてるわけですよー」
 
 疲れてしばらく無言でいると、
 
相手 「もしもし? ひょっとしてどうやって切ろうかとか考えてます?」
私 「解ります? いい加減こっちも忙しいんで」
相手 「や、でも、話をちょっと聞いて頂くだけでいいんでー」
 
 こんな押し問答が何回か続き、マジでガチャ切りしてやろうか…と思案していたところへ、思わぬ助け舟が。
 
母 「10分も何喋ってんの」
私 「や、なんかしつこくて」
母 「もう貸して!」
 
 と、母が受話器をひったくって相手にまくし立て始めたのです。
 
母 「もしもし? あのね、人んちに10分もしつこく電話かけて、迷惑なんですよ。………は? …ァア゛!?」
 
 最後にドスのきいた声を出すと、母は凄く不機嫌そうに受話器を叩き下ろしました。
私 「な、何? 何?」
母 「アイツ、「何ですかあなた、僕は娘さんと話してるんですよ」だの「娘さんと代わって下さい」だの、挙句の果てには「これから電話いっぱいかけますよ? いいんですか?」ってぬかしやがるもんだから声上げちゃったよ。
 ああいうのは舐められるとろくな事にならないんだからね、アンタしっかり断んなさいよ」
私 「うん…」
 
 
  まあ弱腰と言うか、切るチャンスを逃してしまった私もドジと言えばドジでしたが、この時母の後ろから、後光が差して見えたような気がしました。
 今思えば、相手のやる気無さそうでいてねちっこそうな口調が気持ち悪かったです。
 幸い、これ以降電話はかかってきません。それに、私も流石に懲りたので率先して受話器を取らないようにしています。

■お母様! 流石です!
「ああいうのは舐められるとろくな事にならないんだからね」
 ・・・いや、実に至言です。特にこの手の電話は、十中八九相手はヘタレ(断言)なので、すっぱりさっぱり断るのが良いと思いますよ。
 
 若者向けに異性からかかってくる勧誘電話については、ウチのサイトでも「ハタチの勧誘電話」とか「アポイントメント商法」に色々似たような投稿があります。
 どの投稿も、実に不愉快・・・を通り越して、寧ろ愉快にすら思わせてくれる、脱力トークが満載です(苦笑)。
 
 さて、その上記項目の投稿文から、受けた勧誘についての素敵な形容文句をピックアップして、全部合体させてみましょうか。
 
「軽薄で」「頭の悪そうな」「馴れ馴れしい、ダラダラしてる、イライラすると、悪所揃い踏みの」「会話を続けたいからって駄々をこねるだけ」で「やる気無さそうでいてねちっこそうな口調」の勧誘電話
 
 ・・・ウチへの投稿者さん達は、実に頼もしいですね♪

(2006.7.12)