■ 世に悪徳の種は尽きじ。
クーリングオフの指定役務外のサービスを狙って、新たな商法が登場しそうです。
＜大雪＞独居高齢者を狙い、悪質雪かき横行 福井
２０年ぶりの豪雪に見舞われた福井県で、独居高齢者を狙い、見積もりも示さずに雪かきを持ちかける業者が現れた。偶然訪れた近所の人が不審に思い問いただすと立ち去ったが、高齢者の住所一覧を持っていたといい、地元の勝山市はホームページで「不審な雪かき業者にご注意を」という呼びかけを始めた。
勝山市消費者センターによると、業者が現れたのは昨年１２月２２日。男２人が独り暮らしの女性（６７）宅で「雪かきをしてあげます」と勧誘。「価格は内証」と言うだけで、見積書も作成しなかった。女性が契約しようと考えているところに近所の男性が訪れ、問いただすと２人は立ち去った。
特商法では家庭用融雪設備の設置は「指定役務」としてクーリングオフが使えるが、除雪作業は適用外。今のところ、石川、富山、新潟各県に同種事例の報告はないというが、「市町村に注意を呼びかけたい」（新潟県消費生活センター）としている。【田辺一城】（毎日新聞） - 1月6日10時47分更新
■とりあえず、価格の詳細を明らかにしないことと、軽いツッコミを受けただけで弁解もなく退散するということに、妖怪アンテナがピキーンと来ます（笑）。
もしも、真面目な雪かき業者で、悪徳業者扱いをされたくないというならば、
１）作業の対価を最初に言って営業をかける。見積書を渡すのは当然。
２）誤解されそうな時は、きちんとわが身の潔白を説明する。
・・・ぐらいはお願いしますよ、ホント。
仮に。
今後の法改正でめでたく「雪かき」が指定役務の仲間入りをしたとして、クーリングオフの原状回復って・・・どうなるんだろう・・・（笑）。
(2006.1.6)
■ 雪かき業者ネタの続報があります。「アヤシイ雪かき業者 続報」をどうぞ。