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稲刈りが終わり、2番目に生えてきた無用の稲穂が寂しく風に揺れていました。
そんな中で、所在なげにしているコバネイナゴを見つけました。
役目を終わった水田。食べるものを失った昆虫。
晩秋の寂しさを象徴するシーンでした。 |
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稲穂の消えた水田から移って来たのでしょう。
畦道で数匹のコバネイナゴを見かけました。なんだかとっても寒そうでした。 |
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指を差し出してみると、殆どがこの様な状態になりました。
こちらの体温の暖かさが恋しいということなのでしょうか。これも寂しい光景です。 |
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見かけた蝶は、モンキチョウとシジミチョウがほんの数匹だけでした。
気の毒だったのは、このヤマトシジミです。
翅もよれよれで、もう飛び上がる力も残されていない様でした。
畦道の草の上を這う様に移動していました。 |
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この画像は11月5日に四万温泉の河原で目撃したマユタテアカネです。
少しでも暖をとろうとするかの様に、岩に身体を密着させて静止していました。
”この他にもいるのかな”と目を凝らしましたが確認できませんでした。
もしかするとこの場所で生き残った最後の個体だったのかも知れません。
晩秋の昆虫観察は何がしかの寂しさを伴ってつらいものがあります。 |
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Digital Camera:
OLYMPUS E-330/ZUIKO Digital 14-54mm(1st image),
Nikon D40/AF-S VR Micro Nikkor 105mm(other images),
Processed by Adobe Photoshop Lightroom & CS3 Mac,
Exp.Date: 2007/11/5 & 6 at Gumna
(群馬県 川場村および四万温泉)
(c) 2007 Toshio Someya All rights reserved. |
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