武夷山からタクシーで1時間ほどのところに、清の時代の古い民家が数多く残る村、下梅があります。
この村のことは全然知らなかったのですが、武夷山の泉州料理の店の娘さんがとても薦めるので行ってみました。
彼女は英語ガイドになる勉強中だということで、村の中を案内してくれる地元の中国語ガイドの説明を
中国語から英語へ通訳してくれました。
この日は武夷山での最終日で、九曲渓の筏下りや、さらにその上流でのラフティングをして過ごすつもりだったのですが、
前夜の雨の影響で川の水量が多く流れが速くて危険だということで、
ラフティングと筏下りは禁止されてしまったために行ってみる気になったのですが、
山歩きの間のちょっとした気分転換になってよかったです。
このあと寝台列車で次の目的地廬山に向けて南昌へ移動しました。
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水路 Canal
村の中心には水路が流れています。水路は武夷山など近隣の町まで続いていて、 さまざまな物資を運ぶために使われていました。 |
アーケード
水路の両側に沿った通りは屋根があり雨でも心配ありません。 |
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下梅 Xiamei
村には清時代から残る古い家がたくさんあります。 そのうちのいくつかは彫刻が施された立派な門構えを備えています。 この家を水路に面しているためたぶん最初に見ることになります。 |
下梅 Xiamei
彫刻のある大きな門を構える家の多くは、 官僚に登用される者を輩出したことでその地位を得たものです。 |
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下梅 Xiamei
そういった家の中には、官僚への登用を記念した額や家訓の額などが今でも 高々と掲げられています。 |
下梅 Xiamei
門や塀の彫刻の一部は文化大革命のときに破壊されたそうです。 でもこの村では足元の部分だけで済まされた。 文化大革命の価値観はこの村では浸透していなかったおいうことでしょう。 |
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下梅 Xiamei
門の内側の仕切る境の門にも豪華な彫刻が施されていたりします。 |
石畳 Stone Pavement
家と家の間の通路も石畳になっています。 かなり高いところまで石造りにして防火を図っているため、 通路が狭くても火事が起きたときに火が回り難くなっているということです。 |
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扉 Dooor
いくつかの民家に入ることができました。 扉や窓には彫刻が施されていました。 |
天井 Cielling
天井に彫刻が施されている家もあります。 |
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屋根 Roof
村で一番高い建物は、広場に面した共産党委員会などのあるの建物でした。 頼んでみると意外にすんなり最上階の部屋の部屋に通してくれました。 全体を一望できるほどではありませんが、古い家々の屋根を見渡すことができました。 |
武夷山
Wuyishan |
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