「ミステリー・ゾーンの20人」

著者:ひろた みを
出版社:飛鳥新社
価格:1600円

 この本は、日本の「ニューエイジ」「ニューサイエンス」界をリードする人々の人間像を通して、彼らの主張する説や理論を紹介するルポです。彼らがいかなるきっかけでこうした世界に関わり、独自の理論、体験をどのように構築、解釈し、はたまた主張するに至ったのかを、中立的、客観的な視点から紹介しています。以下にこの本の目次を紹介します。

第一章 サイ科学の人々

  1. 三上晃(日本相対磁波研究所所長)
    植物の超能力を探る。「彼らは文字を読み、計算ができ、情報を探知する!」
  2. 黒木月光(兵庫県警警部補)
    日本で最初の「月の魔力」の実証的研究。「満月と新月の間に人間は狂気に・・・・・」
  3. 山田俊郎(宇宙エネルギー研究家)
    宇宙エネルギーを測定する。数値化したら、生命の不思議が見えてきた。
  4. 大田原治男(超常現象研究家)
    我、シンクロニシティという名の不思議な符号に固執する。

第二章 異能をあやつる

  1. 政木和三(林原生物化学研究所参与)
    シータ波的交神論の提唱。「脳波を変えると神の声が聞こえる!」
  2. 成瀬雅春(ヨーガ行者)
    我、空中に浮揚す! 極めれば可能なり、ヨーガの奥義。
  3. 秋山眞人(超能力者)
    日本を代表する超能力者。彼はいう。「すべての人間がすぐれた力をもっている」と。
  4. 堤 祐司(ダウザー)
    「ダウジングは超能力じゃありませんよ。潜在意識が物質情報とシンクロしただけ」
  5. 高塚 光(エスパー・コンサルティング)
    ふってわいた、ゴッド・ハンドの超能力! 「いい加減に生きてきた罰が当たった」

第三章 推理する

  1. 幸沙代子(日本探検協会事務局長)
    神代文字研究による驚異のカラ族史観。文字の向こうに真実の古代が見える!
  2. 南山 宏(翻訳家・オーパーツ研究家)
    「場違いな出土品」オーパーツの実証的研究。その存在の意味するものとは?
  3. 加門七海(作家・風水研究家)
    見破ったり、江戸の魔方陣! 徳川三百年を維持した風水の秘密。

第四章 「運命」の翻訳家

  1. 柴藤甲子男(ゴッド・アナリスト)
    東西預言の集大成。「2000年5月、世界は完全壊滅する!」
  2. 山川紘矢・亜希子(翻訳家・チャネラー)
    霊界の仕掛けを受難する。「我ら、天命に異議なし」
  3. 五島 勉(予言研究家・作家)
    新たなる「ノストラダムスの予言」。解読するほどに、地球の未来が失われていく。

第五章 異説、そして異聞

  1. 飛鳥昭雄(サイエンス・エンターテイナー)
    連続ジャブの大胆仮説。「アカデミズムをひっかき回すのが面白くて」
  2. 中岡俊哉(潜在能力研究家)
    「七疑三信」の懐疑主義。されど、「第三の眼」は存在する。
  3. 久保田八郎(UFO研究家)
    科学者たちよ、勇気をもってUFOの情報を公開せよ。
  4. 高橋良典(日本探検協会会長)
    「カラ族のシャンバラ・ムー文明」とは? 新しい世界史観の確立に自身あり。

番外編 「ミステリーゾーン」へのオマージュ

  1. 山本 弘(と学会会長)
    「読者よ、トンデモ本は読んでから批評せよ」。-----「と学会会長・山本弘に会って。


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