ITCのメッセージは信用できるか?

 メッセージがすべて信用できるかというと、この答えは残念ながら「いいえ」です。この物質世界にポジティブで建設的な人間と、ネガティブで他人に迷惑をかける人間がいるということは、それぞれの気質を受け継いだ様々な霊もいるということになります。まずマンフレッド・ボーデンがユルゲンと一緒にいたときに起こったコンピュータコンタクトの例を見てみましょう。このとき、彼らの目の前でモニタ上のテキストがどんどん変わっていきました。

 ボーデンの名字と名前が現れると、3ヶ月前に死んだ共通の知り合いの名前が出てきました。テキストはどんどんと変わっていき、ついに次の文章が現れたのです。

 私はここにいる。マンフレッド、君は1982年に突然、1982年の8月16日に死ぬだろう。 クラウス

 その後もテキストは少しの間変わり続け、死の原因は「心臓発作」だと述べられました。ボーデンは太っている上に煙草も酒もたくさん飲むので、心臓疾患の可能性をよく承知していて、このメッセージを気にしました。この状況は虚偽に満ちたスピリットがしかけたものと思われます。私(テオ・ロシャー博士)は1982年8月4日に、この件を詳しく調べるために、すでにこの件に関わっていたデテルメヤー(Determeyer)博士とボーデンのもとを訪れました。
 宣告された日の前に、私はマンフレッド・ボーデンに対して、亡くなった友が彼をこのように怖がらせることは有り得ないことと、この現象の影には虚偽と欺瞞に満ちた霊がいることを述べました。彼は心配する必要はないのです! 死すべき日が去ってからボーデンは私に、まだ生きていると電話をしてきました。その時のボーデンの震え声を聞くと、今回の件の精神的影響は彼にとってとても大きかったのがうかがえます。

"Breakthroughs"より


 ラウディブや他の重要な霊側の研究者の名前を用いて、電話をかけてくる霊が何体かいます。

 1996年4月5日の朝、マーク・メイシーは朝食をとっていたときに奇妙な電話を受けました。録音されたそのテープは、声を出すのがつらそうな不安定な気味の悪い声で「こちらはコンスタンティン・ラウディヴ」と三回言っています。メッセージを注意深く聞いた後でメイシーは三つの可能性を考えました。

  1. 地球上の誰かのいたずら電話
  2. 霊によるいたずら電話
  3. ラウディヴからの本当のコンタクトだったが、コンタクトフィールドが異常に弱かったため、メッセージが途切れがちで奇妙に響いた

 さてこのうちのどれだったのでしょう? メイシーは霊の友人達にこの疑問を投げかけ、同じ日にスエジェン・サルターから答えを(ルクセンブルク経由で)得ました。

 マークに電話したのはもちろんラウディヴではなく、こちら(アストラル界中層)でアフラ(Afra)という名で知られているネガティヴな存在です。

 この後彼女は地球側の研究者二人を名指しして、そのような態度の研究者が地球側にいる限り、アストラル界からのネガティヴな干渉を止めることはできないと述べています。

"Contact!" 96/02より


 研究者の行い、態度は他界の協力者を自然に選んでしまいます。例えば、他の研究者の成功を妬みながら研究を続ければ、結局は欺瞞に満ちた存在達とコンタクトをとることになり、メッセージも信頼のおけないものとなります。また自分一人だけがポジティヴな態度を取って真摯に研究に挑んでいても、他の者達もそうでなければ、偽のメッセージを含む他界の悪影響を受けてしまいます。
 ITC研究において信頼性のあるメッセージを受け取るためには、研究者達がポジティブな態度で各々の周波数を上げながら協力していく必要があります。ITC研究の世界ネットワークINITはこの理念のもとに形作られています。


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