Miracle Linux Samba サーバー
今年6月のある日、とある本屋でDos/Vスペシャル(毎月買っている)を購入しようとパソコン雑誌コーナーを物色していたところ、「SambaによるWindowsネットワーク構築ガイド」なる本が目に留まった。付録としてMiracle
Linux for Samba 1.1/2.0が付いているではないか。噂には聞いていたが、一体どんなものなのか。Dos/Vスペシャルと一緒に迷わず購入。
家に帰ってすぐにインストール。ECS社製のマザーボードD6VAA(DUAL Socket370
CPU対応)にCeleron300Aを1個載っけて、128MBのSDRAMをさして、ハードディスクは今はもう懐かしいQuantum社製のFireballシリーズ4.3CRを使用。まずは1.1をインストール、すんなり完了するもののSambaのバージョンが古くてあえなく撃沈。Sambaだけを新しくすればいいのだろうが、私にはそんな技術はない。
気をとりなおして2.2をインストール。ちょっと時間がかかるもののWindowsライクなところが気に入った。これなら自作マニアでWindows及びLANの設定は完璧にできるという人(田舎だからそんなにいっぱいはいないかな)であれば簡単にインストールから設定・運用までいけるんじゃないかなと思う。一度インストール設定してしまえば、あとはすべてクライアントマシンのブラウザから設定できる。こんな簡単便利なものはない。久々に感動!
実は1年ちょっと前にTurboLinuxAdvancedServer6でSambaとSquidだけのホームサーバーを組んで運用していたが、そろそろ組み直そうと考えていたところだった。がしかし、設定の仕方が思い出せない、コマンドも忘れてしまった。そんな時にDos/VスペシャルでMiracle
Linux for Sambaなるものが存在するという記載を目にした。数週間後それを本屋で見つけたのだった。
ただちにサーバー製作の準備にとりかかる。当時はフレッツADSLなど入っていなかったのでSamba&Squidサーバーはそのまま残す必要があり、マザーボード、ケース、HDDを新たに購入。締めて税込\21,840。他のパーツはすべて過去に活躍(?)したものを使用。
ATXケースにMicroATXマザーボードを使用。当たり前だが作業が楽々。
ハードディスクにはIBMのIC35L080AVVA07(7200rpm/80GB/ATA100)を。数週間後、変な音がしたので取り付けを逆さまにする。経験上、逆さまにすると安定することがある。だれも信じないだろうが、実際危うくなりかけたディスクをそうすることによって1年以上回しっぱなしにしてある。
インストールの時だけCD-ROMをつなぐ。たしかこのCD-ROMは3000円以下だったと思う。
インストール画面。けっこう時間がかかったが、無事終了。
設置完了!右側が新たなMiracleLinux2.0サーバー。左はSambaとSquidのTurboLinuxAdvancedServer6。SambaとSquidだけにそんな高級なOS使うなと言われそうだが、その時は真剣だった。約1年半お世話になったこのサーバーもADSL開通後は甥っ子姪っ子の学習兼ゲーム用マシンとして余生を送ることになる。なんだかセンチな気持ち・・・。