Index : FTPでファイルの共有

Ver.2.1.00  '04/10/15
 私たちは、昨年(2003年)の10月に”ocl-net”というネットワーク(LAN)を完成させました。
 この次のステップとして、私たちはFTPによる「ファイル共有」に挑戦することにしました。もし、FTPによる「ファイル共有」ができれば、私たちにとって、以下のような利点があります。

   1. フロッピーディスクやCD-Rといったメディアを使わなくてもコンピュータ間で、データのやり取りが
      できるようになる。
   2. 
ホームページの作成も行っていますので、将来、WWWサーバを構築した際に、データファイル
      の(htmlファイル)をアップロードすることができる。
   3. FTPサーバの設定が簡単である。

 FTPとは、File Transfer Protocolの略で、インターネットやネットワークに接続されたパソコン同士で、ファイルをやり取りするためのプロトコルです。
 FTPサーバは、登録したユーザーしか利用できないモードと、誰でも利用できるanonymousFTP(匿名FTP)というのもあります。anonymousFTPサーバは、インターネット上にある公共のデータなどを不特定多数のユーザに配布するために考えられたシステムです。
 今回、私たちが取り組んだことは、anonymousFTPではなく、ユーザーを私たちメンバーだけに限定し、そのメンバーだけが、FTPサーバーを利用できるようにしました。

 Linuxにおいては、Sambaによるファイル共有が主流です。が、あえて、私たちは、設定が簡単であるFTPサーバーから始めることにしました。

 私たちのネットワークである「ocl-net」にFTPサーバを接続した関係を以下の図に示します。

 FTPサーバのIPアドレスは、「192.168.20.14」とし、コンピュータ名を「ocl-4」としました。

 
メンバーが、b151・b152・b153・b154・b155・otoshibumiなので、登録したユーザーは、b151・b152・b153・b154・b155・otoshibumiです。これらのメンバーがFTPサーバを利用するためには、FTPサーバにおいてユーザ登録が必要になります。この件に関しては、「     」を参考にしてください。

 今回使用したソフトは、サーバ側に「ProFTPD」(Turbolinux 8 Workstation)、クライアント側に「KBear」(Turbolinux 10 Desktop)を使いました。「ProFTPD」は、GPL(GNU Public License)が開発し、配布しているもので、Turbolinux 8 Workstationに搭載されています。「KBear」は、Turbolinux 10 Desktopに搭載されている、FTPクライアントです。
ProFTPDの起動
クライアント機の初期設定(KBear)
KBearの起動
ファイルのダウンロード
ファイルのアップロード