To 電気の森 電気の森 by Otoshibumi Craft Lab [2003]
To 電気工事編 To 合成樹脂製電線管

  オレンジ色の可とう電線管 −CD管−
To Otoshibumi Craft Lab
'03/01/22  Ver.1.0  Kouji11-002

 Keyword / Section No.
 CD管の色の変更
 
/kouji11002-01  CD管は、オレンジ色をしていて、PF管との識別ができるようになった。
 CD管の色
 オレンジ色
 JIS C 8411の1999年改正に伴い、「非耐燃性のものはオレンジ色にする。」と規定された。「塗装、または表面処理によって着色したものであってはならない。」ことから、管の切り口もオレンジ色になっているはずである。
 
/kouji11002-02  これは、電気工事に使用する際に、使用箇所に制限のある非耐燃性の電線管(CD管)の誤認使用を避けるためで、工事業界からの要望によるものである。
/kouji11002-03  これに対し、耐燃性のある電線管(つまり、PF管)への色の指定はない。任意でよい。ただし、CD管の色に近い黄、オレンジ、または赤とする場合は、耐燃性である旨を製品上に明確に表示しなければならないことになっている。紛らわしいことをメーカーが率先して行うとは思えないので、今後ともCD管に近い色の電線管は存在しないだろう。
 
JIS C 8411:1999 合成樹脂製可とう電線管 解説 2.主な改正点 h)表示
JIS C 8411:1999 合成樹脂製可とう電線管    10. 表示 10.1 色
 
 
[図.11002-1/photo]
 
オレンジ色になったCD管とその付属品
写真は古河電工製のもの
撮影 : 02/10/**
 Keyword / Section No.
 旧タイプのものとの判別
 
/kouji11002-04  CD管は1999年以前からオレンジ色になっているが、そうでない電線管も市場に未だ存在している。普段使い慣れているPF管を使うのなら問題はないが、そうでないなら、本当にPF管であるかどうかを確認した方がよい。JISの基準をクリアした電線管であれば、以下のような「製品の表示」があるはずである。
 
/kouji11002-05 可とう管には、管の表面の見やすいところに、容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。
(1) 種類の記号
(2) 温度の種類(タイプ−25のものに限る。)
(3) 呼び 
(4) 製造業者名またはその略号
(5) 製造年またはその略号
JIS C 8411:1992 合成樹脂製可とう電線管    9. 表示
 
/kouji11002-06 製品には、長さ方向に沿って約1m(最長3m)の一定間隔に、容易に消えない方法で、下記の表示をしなければならない。ただし、・・・以下、略・・・
a) 種類の記号
b) 呼び
c) 温度の種類
d) 製造業者名またはその略号
e) 製造年またはその略号
JIS C 8411:1999 合成樹脂製可とう電線管    10. 表示 10.2 製品の表示
 
 
[図11002-2/scan]
 旧タイプのCD管とその附属品

撮影 : 02/10/**

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