Koneko Report 4

8月13日午後5時頃、子猫は永眠しました。

保護翌日の子猫。小さい!


 2000年8月11日午後5時頃。近くのディスカウント・ショップで猫餌を買って帰る途中、路地裏を通 り掛かるとおばちゃんたちが何やら立ち話をしています。「こんなとこ、ほっといたら死んでしまうわ。」 見ると路地の傍らにひかれたティッシュの上に何やらネズミと見違えるような小さいものが!!!それは片手の手のひらにスッポリ収まるほどの小さな子猫でした。毛色はキジトラで、まだ目も開いておらず、耳も立っていません。おまけにへその緒まで付いています。ティッシュがひかれていたので、人間が捨てて行ったことは明らかでした。おばちゃんたちは全く保護する気がないようで、私達にも「そこらへんに置いて行き」などと言います。そんなことができるわけがないので、連れて帰ることにしました。子猫を抱きかかえて家に向おうとした時、一匹の三毛猫が姿を現しました。もしや母猫では!と思ったのですが、乳が張っておらず、残念ながら母猫ではありませんでした。

 一旦家に連れ帰り、ケージ代わりの靴箱に入れて獣医さんに直行しました。先生が開口一番「小さい〜!」と言ったのには笑いました。体重を計ってもらうと、何と110K。生後推定2〜3日のオス猫であることが分かりました。左前足と右後足がパンパンに腫れ上がっているので、診ていただきましたが、蚊に刺されたか、傷からばい菌が入ったのだろう、とのこと。余りに小さすぎて抗生物質も使えないので、このまま様子を見ることになりました。

 家に帰って早速猫用ミルクをあげてみることにしました。小さな注射器にミルクを入れて口にあてがいますが、なかなか素直に吸ってくれません。半ば強制的に口の横から流し込むとペチャペチャと飲み込んでくれました。チンチンをティッシュで刺激してやると、すぐにオシッコをしてくれました。ウンチもあっけないくらい簡単で、長さ2cm、直径5mm程のグミのような弾力のあるウンチでした。後はひたすら爆睡しています。時々死んでるんじゃないかと不安になって、なでてやると「ミーミー」とかん高い声で鳴いて、へちゃげた耳をヒクヒク。ホッと一安心です。(2000年8月12日記)

ぐっすりと眠っています。


 徹夜で2〜3時間おきにミルクを飲ませて、朝7時にミルクをあげてから仮眠をとりました。11時頃起きて見ると子猫が口からヨダレをたらし息苦しそうにしています。盆休み中でしたが、獣医さんに電話をかけてアドバイスをあおぎました。生後間もない子猫の場合、授乳可能なメス猫に預けるのが一番で、それが無理な場合、脱水症状にならないように、誤飲に注意しながら強制的にミルクを飲ませるしかないとの助言をいただきました。残念ながらうちにも、私の周りにも授乳可能な猫はいないので、やむなくミルクを与えつづけることにしました。しかし、そのかいなく8月13日午後5時頃、子猫は息をひきとりました。

 授乳可能なメス猫に預けるのが一番、というアドバイスを聞いて、改めて、この子猫を捨てていった人間に対して、抑えようのない怒りがこみ上げてきました。(2000年8月13日記)



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