2.更なる可能性と広がりを求めて 〜マリオネット・マンドリンオーケストラ〜

吉田剛士


昨年結成したマリオネット・マンドリン・オーケストラは、オフィス・マリオネットが新たに取り組む一大プロジェクトです。ポルトガルギターとマンドリンのデュオとして、独自の音楽を構築してきたマリオネットの音楽世界の一つの延長線として、マンドリン合奏の更なる可能性と広がりを模索するプロジェクトです。
マリオネットの楽曲を中心としたプログラムと独自のアプローチで、他の合奏団とは一線を画する個性的なオーケストラとして、演奏者も聴衆も楽しめるような活動を目指し、2007年7月29日(日) 吹田市文化会館メイシアター大ホールのファーストコンサートに向け練習を進めています。

設立の背景にあるのは、音楽こそが、あらゆる境界を超え、人の絆をより深く築き上げることが出来るのだ、という確信です。具体的には、マリオネットの「デュオ」という演奏形態の制約と限界を解き放ち、マリオネットの音楽(原型)を、マンドリン合奏曲でさらに発展させ、マンドリンオーケストラという演奏形態で、新しい合奏レパートリーを作り上げていきます。


3.マリオネット・マンドリンオーケストラの現在