パインパインパイン。
沖縄だからと言ってパイナップル畑の真ん中に家を建てるという意味ではない(べたべたダー)。
ここでいうパインとはパイン材の事である。
パイン材といってもその種類はきりがない程沢山ある。
きっと材木店のおじさんに聞いても正確な答えは出ないと思う。
サザンイエローパイン、ノッティーパイン、ロッジポールパイン、レッドパイン、ホワイトパインetc・・・。
おっと、単にパイン材の種類をならべるのがその目的ではなかった。
私は、当初内装がパイン材づくしの家にあこがれていた。
それは個人的な意見だけではなく家族の総意でもあった。
新築の家を紹介した雑誌でよく見かけるあの節のあるパイン材
の壁・床・天井、ヒンジや照明以外は全部パイン材しか見えないあの独特の雰囲気。
うーーーん、たまらない。それが家が我が家のイメージであり
目標でもあった。
しかし、しかしである。
色々知識がつき始めてあることにはっと気がついた。
あのパインパインした内装はパイン材の内装にこだわった家で
はなく、単にログハウスであったということ。
その時の気づきの瞬間を思い出すと今でも苦虫を噛んだ表情についなってしまう。
今に思えばある輸入住宅のハウスメーカーを訪ね「パインパインした内装にして欲しい」と希望を言ったら、営業の人が引いたのはそういう理由からだろう。
ほとんど全てがパイン材だとログハウスになってしまうと思ってからは、逆にパイン材を主にしながらもどこかに少しパイン材じゃない面や部分を残そうと感じ始めた。
前置きが長くなったが、ようはバランスを保ったまま(これが微妙)パイン材を極力使って内装を仕上げることにしたバーテー。
((注)バーテーは沖縄の方言で”〜のさ”くらいの意味))。
1階の床
2階の床
(3階ロフトと3階”伸ちゃんの俺の部屋”の床は
コルクタイルにした。)
傾斜勾配の吹き抜け部分の天井全面
1階和室の壁、板間、天井(畳以外全部、もちろん押入も)
1階部分の腰壁
(壁と天井のパイン材以外は珪藻土の仕上げ)
内部ドア(計6カ所)
階段材、手すり
全ての収納
キッチンカウンター
等々である
パイン×4には達しないがパイン×3の域はいっているであろう。(なんのこっちゃ!、でも気分は伝わります?)
特に階段材とキッチンカウターは見せ場、いずれ日記でお見せする事になろうかと思う。
ようするにパイン材をふんだんに使いながらも過ぎない頃合い(あくまでも主観的に)で止めるのがパインパインパインなのである。
