沖縄と輸入住宅

輸入住宅とは?、その概念の説明は他に譲るとしていわゆるツーバイフォー(ツーバイシックス)住宅を建てたいと職場や兄弟等親しい人にもらしたら思いっきり止めるようなだめられた。
それは、大きく分けて以下の理由によるところが大きい。

@
地震や台風に弱いのでは・・・

A
沖縄は白蟻天国、RC鉄筋コンクリート造りが主流の沖縄で木造住宅は危険なのでは・・・

B
県内でコマーシャルをよく打っている某輸入住宅ハウスメーカーが欠陥住宅で訴訟問題によくなっているらしい、(本当かどうかは不明、あくまでも又聞きだがモデルハウスは2階に人が上がると建物が揺れるらしい)。

C
湿度の高い沖縄で木造住宅はすぐ腐れてしまうのでは・・・。

D
アメリカの木材は沖縄の気候にあわないのでは・・・。


輸入住宅の基本を知っておられる方なら大きな誤解が含まれている事に気付いたと思う。

特に@の認識はまったく逆である。
阪神淡路大震災でほとんどのツーバイ工法の家が倒壊を免れたのは何よりの証拠である。

Aについては、沖縄の白蟻は日本本土のそれと異なる種類が分布し、その生態はより強力なものらしい。
某白蟻駆除の業者から聞いたのだが、白蟻は木だけでなくコンクリートも食べるので、白蟻被害に気を使っている木造住宅より、コンクリートだから安心だとタカをくくっているRC住宅の方が被害を受けている確率が圧倒的に高いそうだ。

Bはあくまでも1企業の体質の問題でありツーバイ住宅を
これにあてはめ危険だとするのはナンセンスである。

CRC住宅が主流の沖縄の住宅事情だが、古い木造住宅
(在来工法)でもしっかり残って家はまだまだある。

Dこれについては、沖縄にツーバイフォー住宅が入ってきて
それ程の歴史があるわけではないので何とも言えないが
アメリカにも沖縄同様高温多湿の地域があり合う合わないは
一概に言えないと思う。

と、言うことで周りの忠告もよそに輸入住宅を建てる事にした。
単に頑固だっただけかもしれない。

でも、あの輸入住宅の醸し出す独特の雰囲気にふれるとコンクリート造りの家が味気なく感じてしますのは私だけでしょうか。
沖縄と輸入住宅