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DataSlim2's Room
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まずはアンテナをバラして仕組みを理解しましょう。
アンテナの壊し方ですが、ご存知のようにアンテナというものは伸ばす方向には抜けません。
各段にストッパーのようなものがついているからです。
ならばおしりの方から抜けるはず(でないと組み立てられないでしょ)。
でさっそく付け根のところをピラニアン鋸で切断しました。
このとき根元部分に2本リング状についたくぼみよりも少し先に近い方で切らないと、パイプが中空になっていませんので要注意(←証拠)。
また縮めた状態で切ると他の段もいっぺんに切ってしまうことになって悲しいので、いちばん太いヤツだけを伸ばしてから切断します。全部伸ばすとジャマだし、細い段を曲げてしまってこれまた悲しい目に遭いますから。
アンテナのパイプは真鍮のような柔らかい金属でできているので切断は容易です。同時に柔らかいということは歪みやすいということでもありますから、切断するときはあまり強い力をかけず、切断部分の全周を徐々に傷つけ、とっかかりができたら手で優しく折る要領で作業を進めます。
パイプが歪んでしまうと最終的にペンを組み立てられなくなるどころかアンテナ全段を抜いてバラすことすらできなくなるかも。
ただしどんなに優しく切断しても切断面にバリはできてしまいますから、じゃまなバリは細丸ヤスリなどで削ります。特に使用する段の切断面は、長さの微調整も兼ねてキレイにヤスリがけします(後述)。
次にアンテナの先っぽ部分も切断します。
アンテナ1段目はパイプではなく線材でできていて細いですから鋸よりもニッパーなどでパキンと切ってしまった方が楽ですね。
最初先っぽはネジになっているのかと思ったのですが、菊地無線のオヤジに聞いたら「ただ打ち込んであるだけ」とのことなので、ここは切るしかありません。
上記2ケ所を切断したら付け根の方に押し出せば各段バラバラに取り出すことができます。このとき中に入っている銅製(たぶん)の抜け止めストッパー兼スライダーをゼッタイになくさないように!
またバラした各段は、使わないものも含めて一応完成するまで捨てない方がいいでしょう。1段目の線材などはボールペンの芯を入れて仮組みしたりパイプ内を掃除するときにたいへん役立ちました。
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