Junk Shop HTML 日々是精進 2

はじめに

Top pageでHTMLに関する間違った常識に対する不満を色々書いていたのですが、どうも量が増えてきそうなので、新たにこのようなページを作りました。

ですから、ここはHTMLに関する個人的な雑記で、入門や、書き方を示すところでは有りません。

また、タイトルからわかると思いますが、書いている本人の理解不足による間違った記述なども見られるとは思います。その辺は、指導していただければとても嬉しく思います。

Top pageから

2002.12.24 [文字コードの指定に関して]

久しぶりにHTML関連の話などを。

掲示板の方に「タグ要素と言う言葉が意味不明」との指摘がありましたが、まあ日記みたいなものなので訂正する気はありません。(日記なんて普通訂正しないですよね。)
まぁ「タグの構成要素」と言った意味合いのつもりで書いているのですけど、ちょっと説明不足だったかなと反省しています。

それは置いといて、最近ちょっと下記のようにタイトルの後に文字コードを指定している記述が目についたので書いておきます。

<html>
<head>
<title>(タイトル)</title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
</head>
(以下省略)

本来ならば文字コードを指定する前にASCII文字以外の文字を入れてはいけません。
タイトルが英文なら問題ないのですが、日本語だとタイトルだけ文字化けすると言った不思議な状況も起こりうるわけです。(まず大丈夫だと思いますが。)

まぁ正確な書き方を行いたいと思われるのなら、文字コードの指定はHTMLの文書ヘッダ(<head>〜</head>内のこと)の一番最初に行うように心がけましょう。

2002.08.22 [物理的な強調タグ]

W3CのHTML4,01 Strictでも<i><b><big><small>といったタグが残っていますよね。
なんでかな〜と疑問に思っていたのですがこのWeb Site を見て納得しました。

要は、強調するほどでもないけどちょこっと見た目を変えたいときに<span>の代わり使用する為に残っていたのですね。
となると<span>の出番はほとんど無くなりますね。

2002.08.14 [まともでなかったHTML関連書籍]

ちょっと前に最近のHTML関連書籍はまともだと書いたのですが、そうでない物も・・・

「マイコンベーシックマガジン」って言う雑誌なのですけど、まともな雑誌だと思っていただけに残念です。

いきなり表紙で「HP ホームページ作成講座」って、ホームページはまだ許せるけど、HPって省略はないでしょ。

内容も、サンプルソースに文書型宣言はないし、ソースでは<noframes>と正しい表記になっているのに説明ではnoframeってsが抜けているし、framesetの中にbodyが包括されているし・・・唯一の救いは、noframesがframesetに包括されていたことだけですね。きっと間違った参考書を元に書いているのでしょうね。

正しい文法では、まずフレーム用のファイルの文書型宣言は<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">でなければいけません。
次に、HTML 4.01 Framesetのdtdには<body>タグが存在しません。<frameset>タグが<body>タグと同じ働きをするので混在はできません。

ちなみに、正しい文法でフレーム枠のページを書くと次のようになります。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">
<!--文書型宣言文を省略するとHTML2.0と見なされる可能性があります-->
<html>
<head>
<meta HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=Shift_JIS">
<!--日本語環境では文字コードを入れておくことが推奨されています-->
<title>タイトル</title>
<!--タイトルは必修項目です-->
</head>
<frameset cols="20%,*">
<!--framesetはbodyの代わりです-->
<!--cols="20%,*"は左から20%の位置でフレーム分割することを示しています。-->
    <frame src="index.htm" name="index">
<!--frameで分割した左に表示するファイルを指示しています。-->
    <frameset rows="20%,*">
<!--rows="20%,*"は上から20%の位置でフレーム分割することを示しています。-->
<!--framesetに包括されることによりファイル指定していないフレームを更に分割します-->
        <frame src="title.htm" name="title">
<!--frameで分割した上に表示するファイルを指示しています。-->
        <frame src="main.htm" name="main">
<!--frameで分割した下に表示するファイルを指示しています。-->
    </frameset>
<noframes>
<!--noframesはframesetに包括される形で書きます。-->
<!--noframesの中にbodyを包括することはできません。-->
(フレーム未対応ブラウザに対するナビゲーション)
</noframes>
</frameset>
</html>
標準準拠について:

何かにつけてHTMLは標準に準拠するのが望ましいと言っていますが、最大の理由すべてのブラウザで確認することは物理的に不可能だからです。

少なくともInter Explorerはすべてのバージョンを一つのOSに混在することができません。また、最近PDAも増えてきていますからそれらのブラウザすべてをチェックするのは金銭的にもつらい物があります。

標準に準拠した形で書いておけば少なくとも文字情報だけは伝わるはずです。
そういった意味で、私は標準に準拠して書くことを心がけています。

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