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ボウリングはワタシに任せなさい
(2001.08.19)
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江戸川  8月のある晴れた日、友人、知人たちとともに江戸川縁に遊ぶ。
 夕暮れ迫るころ、だれが言うともなく「ボウリングに行こうか」という発議が上がり、金町駅にほど近い「D」というボウリング場に繰り込むことになりました。

Dボウリング場  ボウリングか――、こういう展開は読めませんでしたね。こいつは困ったことになった。

 何しろ、僕はスポーツと名のつくものがまるでだめです。かけっこをすればいつもビリ、棒のぼりは出来ないし、ドッジボールではいつも標的。高校の体育祭なんかでは、リレーで僕と一緒の組になった仲間たちは
 「うー、これで最下位は確定だ」
 とエンサの声を発したものでした。

 ボウリングなんか、できるもんか。
 といっても、これは体育の授業とは違う。通信簿に書かれるわけじゃないし、下手でも何でも、楽しめばいいんですね。ボウリング、大いにけっこうじゃないか。僕はわりに上機嫌で、一行につき従って「D」ボウリング場の受付をくぐったのでありました。

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