社台ファーム北海道牧場見学ツアー

日時:00年8月19日(土)〜20日(日)
場所:北海道
参加者:工藤、太田光、広瀬、S(太田光&工藤の元同僚)
報告:広瀬

 今年も、社台ファームの北海道牧場見学ツアーに行ってきました。参加メンバーは、工藤、太田光、広瀬にSです。昨年までは牧場を回って馬を見てくるだけだったのですが、今年初めて追加募集馬を購入しました。ツアーの様子をレポートします(敬称略)。

【初日】

<本日のスケジュール>

 7:00 羽田空港集合
 9:25 千歳空港到着
10:35 歓迎昼食会(野外バーベキュー)
12:15 社台ファームにて、2歳馬、3歳馬、休養馬展示
14:30 追分ファームにて、2歳馬展示
16:15 ノーザンファーム空港牧場にて、3歳馬、休養馬展示
17:20 ノーザンホースパークにて、歓迎夕食パーティ
19:30 グランドホテルニュー王子へ

 今朝は5時起き。めっちゃ眠い。ちょっと遅刻して行ったら、太田光たちはもう来ていた。飛行機は定刻通り新千歳空港に到着。

 さっそくバスに乗り換え、社台ファームで歓迎昼食会。飲み放題、食べ放題の野外バーベキュー。ちょうど眠気も覚めて腹も減ってくる頃なのですげーうまかったが、牛肉とイカが同じ味付けというのはちょっといただけない。ウェルダンが好みの工藤は、頼んで焼きなおしてもらっていた。とりあえずここで各自ビール3本ずつ。日なたは暑かったけど、日かげはさすが北海道らしく、さわやかだった。

 各テーブルを回って挨拶をしていた鈴木さんに、まだ残口が残っている馬の中でお奨めの馬はいないか聞いてみる。「ヤマタケサリー99(父コマンダーインチーフ、90万円)か、ミノリスパークル99(父ダンスインザダーク、65万円)がいいですよ。」という返事。とりあえず明日、実物を見てみることにしよう。

 今日のお目当てはデビルインサイド(牡6歳)。今春、500万下〜900万下を連勝したが、その後右前脚に屈腱炎を発症し、現在休養中。最低でもあと半年はかかるそうだ。やっぱり中1、2週で5戦ほど使ったのがひびいたのか。騎手高橋亮が悔やまれる。

 夜はノーザンホースパークで、歓迎夕食パーティ。バイキング形式だが、料理は去年より良かった。去年のシャコのバター焼きは超まずかったからなー。

 ここでは生ビールを2杯ワインも飲んだ。工藤は毛ガニを3ばい。プレゼントの抽選があったけど、全然当たらんかった。毎年出てくる仕切りおやじが今年も勝手に仕切っていた。

 その後、グランドホテルニュー王子に移動。バスの中では吉川という作家が笑いを取っていた。

 部屋で野球とサッカーを見てから、最上階のレストランでさらに飲んだ。生ビール1杯。自分は先に部屋に戻ってもう1本飲んで寝た。

 また、この時の工藤、太田光、Sの話し合いにより、追加募集馬の中から1頭選ぶことになった。明日は真剣に見ないと。


【2日目】

<本日のスケジュール>

 8:00 グランドホテルニュー王子出発
 8:40 ノーザンファーム空港牧場にて、2歳馬展示
10:10 ノーザンファーム遠浅牧場にて、2歳馬展示
11:00 ノーザンファーム早来牧場にて、3歳馬、休養馬展示
11:30 社台スタリオンにて、種牡馬展示
12:15 ノーザンホースパークにて、昼食(バーベキューハット)
16:15 ノーザンホースパーク出発
19:00 羽田空港到着、解散

 今日は7時起き。昨日よりは眠くない感じ。朝食は軽めにシリアルだけにした。しかし太田光はどんぶり飯の後、シリアルを食べていた。ほんとによく食べる。

 今日は馬を選ばないといけないので、俄然真剣になる。まずは鈴木さんお奨めのヤマタケサリー99(右写真)とミノリスパークル99をチェック。ヤマタケサリー99は胸前の筋肉が素晴らしいが、一口90万円という価格がネック。とりあえず次の牧場に向かった。

 バスの前席に座っていたおやじは、ツアーに同行していた矢野進調教師に、「ヤマタケサリー99ミノリスパークル99、今選ぶとしたらどっちの馬でショー?」と訊いて、結局ミノリスパークル99を買ったらしい。

 馬の選択は太田光、工藤、Sの3人にまかせて厩舎を見ていたら、サンデーの白毛がいた。牧場では白雪姫と呼ばれているみたい(右写真)。

 と、その時、後ろから中京の重賞のファンファーレが。振り返ると、去年のツアーにも来ていた、見るからにおたくの着メロだった。あわててケータイを取り出すおたく。しかし、G1でないところに、こだわりが感じられた。

 3人の協議の結果、サムライレディーの99(父ジェイドロバリー、45万円、右写真)に決まりかけたが、その時やってきた、同じバスのランニング男の一言が流れを変えた。

どっかのオヤジ 「この馬を買われたんですか?」
ランニング 「ええ、買いました。どうせ45万円ですから、一括払いにしちゃいました。」

太田光 「なんだよあいつは。えらそーに。」
S 「癇にさわりますね。」
工藤 「ぶー!」

 というわけで、サムライレディーの99は却下。結局、オネストゲストの99(父マウントリヴァーモア、35万円、右写真)を買った。「誰も選びそうにない馬の方が走るんだよ。」とは太田光の言。

 この牧場では、1次募集で買った、オレンジシェードの99(父エリシオ、50万円)にも会った。さすが売れ残りの馬とは違っていい感じ。でも夜間放牧明けでちょっと眠そう。3歳のうちにデビューしてくれれば御の字だ。

 そしていよいよツアーの目玉、種牡馬の展示。ほとんどの馬は去年も見てるんだけど、これだけの種牡馬になると、一種のオーラを漂わせている(ホワイトマズルを除く)。やっぱ大したものだ。エルコンドルパサーがいたのは収穫だった。

 昼食は、ノーザンホースパーク内のバーベキューハットというレストラン。4人がけのテーブルにそれぞれ4人分の食材が用意されており、各自グリルで焼いて食べる形式。去年は暑くてかなわんかった記憶があるが、今年は涼しくて良かった。

 ここでもビール2本&食材完食。こうなると気分はまさにフードファイト。今朝は軽めにしておいて良かった。しかし隣のテーブルでは3人で4人分食べていた。

 食後、パーク内を散歩していたら、厩舎にデビルインサイドがいた。思いがけない再会に喜ぶ工藤とデビルインサイド(右写真)。

 最後は新千歳空港でちょっと買い物をして帰った。飛行機の中はほとんど熟睡だった。

 ツアーで追加募集馬を買ったのは今年が初めてだけど、果たして残り物に福はあったかな?


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