先月とはうってかわり、3歳戦でのBRA所属馬の活躍が目立たない一月でした。今月の会報の見出しは何だろうと思った方も多いんじゃないかな。3歳陣が活躍しない分、まさに「実りの秋」をむかえようとしているのが4歳以上のBRA軍団。いったいいくつG1を取るのか、期待に胸をふくらませているのが五十嵐兄弟です。弟のサイレンススズカは秋初戦の毎日王冠も圧勝。今年に入って6連勝を達成、断然の人気をせおって天皇賞へ向かいます。余程のアクシデントが無い限り勝利は約束されており、いよいよ年度代表馬の声もかかりそう。またスペシャルウィークも休み明けの京都新聞杯を力でもぎとり、菊花賞へ。こちらは、休み明けを道悪で激走した反動だけが心配ですが、近年最強のステイヤーの声もかかっていることですし、ここを難なく通過すれば有馬次第で年度代表馬もありえます。一方兄のエアグルーヴも夏の札幌記念でケタ違いの強さをみせ、秋はタダもらいのエリザベス女王杯からJC。この3強に加えて、金光ステイゴールド・西山兄ランニングゲイル・キッズ姫ローゼンカバリー・宮崎夫グレースアドマイヤ・飯田ツルマルガイセンといった古馬、深尾グラスワンダー・Dフラッグマイネルラヴ・めいりんボールドエンペラー・五十嵐兄エモシオン・藤原兄ミツルリュウホウ・中嶋シンコウシングラーの4歳馬が伏兵として虎視眈々と本番を待っています。規約にもあるとおり、G1には全て副賞がありますので、やっぱいい馬持った人は後々まで楽しめますね。
さて、3歳G2第一弾のデイリー杯には、新潟チャンピオンの石黒ロサード、函館3歳S3着、新潟3歳S2着と堅実なBASSIノーザンカピタン、小倉3歳S2着の大島トウカイナンバー、札幌3歳Sで断然人気を裏切った喜多マチカネテルテルといった豪華メンバーが揃いました。勝ったのは絶好調武豊のエイシンキャメロンで、役者が1枚上という感じの圧勝。BRA軍団は追い込んだトウカイナンバーが3着。新潟同様インでしぶとく脚をのばしたノーザンカピタンが4着。人気のロサードはどうしたことか、良いところなく馬群に沈んでしまいました。敗因は全く不明。馬体増はむしろ良い傾向とも思えましたが…。トウカイナンバー・ノーザンカピタンはまさに堅実。もう一歩早く動ける軽快さや後ろからでも届く切れ味が身に付けば来年への期待もふくらんでくるでしょう。
飯田の良血ブルーコマンダーが未勝利脱出。まだエアギャングスターとの勝負づけは終わっていないでしょう。BASSIダンツバクシンオーが未勝利3−2着と徐々に調子をあげてきました。初勝利は目前。最多出走馬候補でもあります。岡崎ホシノサンデーがアイビーS2着。道悪で非常に苦しいレースでしたが、東京の1400で勝ち馬マークで先行して粘り通した経験は将来生きてくるはず。同じレースで人気の木村クラフティゴールドは4着。どうもデビュー戦の軽快さが戻ってきません。ダイナアクトレス産駒の鈴木ラグタイムサンデーが新馬快勝。アクトレス産駒は勝ち上がると上まで行くケースが多く楽しみ。西原ヘリオスのライブウィズアースが未勝利脱出。同じくアイランドオオジャが新馬2着。さあ西原ヘリオス悲願の新馬勝ちなるか。野田ファイナルキスがりんどう賞3着。2ヶ月ぶりだっただけに、これは良くなってくるでしょう。同レース2着の深尾ドラゴンマリーンとはそう差はないと思われます。宮崎夫タカオサクセスがサフラン賞を楽勝。この後はいよいよ阪神。同じレースでは西山弟パープルホワイトも人気を集めましたが、ゲート内で暴れて発走除外のアクシデント。ゲート再審査となり、今後のローテーションにかなり影響を与えそうです。
今月は全般的に大活躍がなかったため、相変わらず奥山が首位をキープ。大島、宮崎妻、BASSIの2位争いが続いています。石黒がロサードで一気にトップという可能性もありましたが、既報の通りの成績で、リザーブユアハート・トウカイナンバー・ノーザンカピタン・マイネルプラチナムと上位陣のエースを並べてみても、言葉は悪いがクラシックで人気を集める感はなく、11/12月のデビュー組が来年の覇権を争うことになるでしょう。軍団抗争は相変わらずアットホーム隊独走ですが、ここにきて一時の勢いにかげりが見えているため、大物の登場で一気に風雲急をつげることもありそうです。特に常連の五十嵐兄弟・藤原兄弟の中から誰が浮上してくるか、それとも本当にこのままなのかが注目されます。
今月はピックテンのエントリー発表です。ねっしー根岸・野田さんはエントリー意志はあったのですが、締め切りに遅れたため、残念ながら失格とさせていただきます。(野田さんなんて秋華賞の前日なんだもん…)
西原ヘリオス:アドマイヤジャガーの代替馬
テイエムオオジャ(牡 父トニービン 母アイランドビーナス)2000BCUアップ
鈴木マレータイガー、五十嵐弟コンバットスズカ抹消です。(コンバットスズカは再登録の可能性ありですが)代替馬の指名は来年の1月末までですので早めにお申し込みください。また出馬投票が行われレースへの出走確定した馬は指名できませんので、ご注意ください。
今期の新年会は1月14日(木)を一応予定しております。今年の問題作成はデータ室長広瀬泰になると思いますが、何かユニークな企画・場所の提案があればお便りください。ドリームキャストの発売が迫り、なんか気ぜわしく感じる今日この頃です。寒くなって参りましたが、皆様体調にお気をつけください。では。