函館で主役をつとめたクリスSアグネスワールド、広瀬泰サラトガビューティが休養中(サラトガは別に休養しているわけではないが、登録→出走回避の連続)のため、札幌3歳SもBRA軍団は見せ場なく、やや盛り下がっているようなムードも感じられます。
その中でこの秋注目を集めているのは深尾所有の牡牝2騎。グラスワンダーはデビュー前から大器の評判がありましたが、デビュー戦を圧勝後、府中のアイビーSに挑戦。圧倒的な人気にこたえ、余裕十分の追走から、直線だけで一気につきぬけ、レコードにコンマ2秒差という見事な切れ味を発揮しました。まだ強い相手とはあたっていませんが、アグネスワールドの始動が遅れていることもあり、これで朝日杯の有力候補に浮上です。
一方ビクトリアスバイオも小倉3歳Sでは後手に回って勝ち切れませんでしたが、京都のりんどう賞では一気の追い込みで快勝。まだスムーズに流れに乗る器用さはありませんが、混戦となればこの決め手は脅威となりそうです。
饗庭ダイワリプルスも新馬−特別連勝でやはりエリート候補。サフラン賞ではシンコウノビーにきわどく追いつめられはしたものの、折り合い自在でセンスの高さを感じさせるレースぶりです。次は重賞のファンタジーSへ遠征予定。
首位を走るめいりんは今月も好調。マイネルメッサーが函館3歳Sを除外されて回ったすずらん賞を快勝。めいりん所有馬の中では最も奥がありそうで今後も楽しみ。次走はいちょうS。
藤原弟タヤスアゲインは芙蓉Sを勝って3連勝。ダリア賞の1着同着につづいて、今回はハナ差と厳しい勝負が続いていますが、サンデーらしい闘志を見せています。マイルも克服して朝日杯でも注目ですが、SS産駒は一般に仕上げすぎると好調期間が短く、デイリー杯・朝日杯と極端にメンバーが手強くなるこれから、どこまで調子を持続できるかが鍵でしょう。
重賞こそ獲得しなかったものの、各地の特別で活躍のめだった今月のBRA軍団でした。
さて今月はおまたせピック10のエントリー発表です。賞品は
優勝: 30000BCU相当の記念品+20BIT
準優勝: 10000BCU相当の記念品+10BIT
3位/ブービー:5000BCU相当の記念品+5BIT
となっております。一方ホームページ会議室でも秋のG1予想コンテスト開催中です。では、またね。