ＢＲＡから３頭だしということで久しぶりに競馬場へ行ってきました。ダービー登竜門と言われる共同通信杯４歳Ｓには宮崎妻エリモダンディー、太田スルーオグリーン、及川キタサンフドーが登場。実質的なクラシック最有力候補であるメジロブライトにどう挑むかが注目。前２走を古馬オープンクラスの時計で勝ち上がったエリモダンディーが２番人気。スルーオグリーンは前走でちぎられたのが嫌われたか８番人気、キタサンフドーに至っては単勝万馬券。レースはやや早めの平均ペースで流れ、直線では一旦外からキタサンフドーとエリモダンディーが伸びかけ、「３００倍が来ちゃうー。」という叫びも上がったのですが、メジロブライトの末脚はケタ違いで、結果的にはやや仕掛けが早かったかキタサン４着、エリモ５着となりました。それでもキタサンにとっては時計勝負に対応できたことが大きな収穫。エリモも自分のスタイルをきっちり守って一応勝負の形を作ったことは評価できますが、こちらは４１０キロ台の馬体が今後ポイントになるでしょう。もしかすると皐月賞出走馬の最低記録更新の可能性があります。スルーオグリーンは東京コース向きの底力にやや欠けるかも。
今月のタイトルは今世代初のＳＳ産駒重賞勝ちとなった福田オレンジピール。紅梅賞４着でやや株を落としていましたが、１２００ではやや距離不足だったのか。東上して臨んだマイルのクイーンＣでは田中勝の好騎乗もあり、インで完璧に脚を残して、評判のダイイチシガーをよせつけませんでした。２着も長谷川のプロモーション。これまで全てのレースで出遅れていたため、追い込み馬だと思われていましたが、今回は奇跡のロケットスタートから、先行して最後にもう一度伸びるという成長を見せてくれました。両馬ともこれで権利獲得で、チューリップ賞を叩いて本番に向かうようです。注目された藤原弟ヒシナイルは以前東京でタイフウジョオーに差された経験からか、今回は思い切って待機策にでたのが完全に裏目となりました。
宮崎夫グレースアドマイヤが新馬勝ちに続いて、なんときさらぎ賞に挑戦。キャリア２戦の牝馬がこれを勝ったら、「事件」になるところでしたが、さすがに牡馬の底力にはかなわず４着。しかし、メンバーが弱かったとはいえ、４コーナーで一気にまくって一旦先頭というレースはある意味で牝馬ばなれしているともいえるでしょう。このレースで２着に突っ込んだのは佐々木計テイエムトップダン。後方一気でわずかにヒコーキグモの逃げ残りを許してしまいましたが、この辺は騎手の思惑違いみたいなものもあるのではないでしょうか。（だって、追い出した時点でヒコーキグモがあんなに粘るなんて思ってなかったでしょうから。）飯田ツルマルガイセンは５着。姉ほどスパッとは切れないようです。
五十嵐バーボンカントリーはつばき賞を逃げ切って２勝め。スローの展開もありますが、この時期に２０００Ｍのレースを自分で作ったというのは今後のことを考えると大きなプラスでしょう。ただし、ややもするとムラ馬タイプかも。小林ウェスタンアンカーが小倉のあすなろ賞で２勝め。小林の特別勝ちというのもしばらく記憶にないですね。勝ち上がってから強気に特別挑戦してきたかいがありました。おめでとうございます。ユタカオーの子でどちらかというと、ダービーよりも皐月賞向きか。宮崎夫オースミサンデーとともに両馬とも出走権にはあとひとつ必要。おそらくトライアルで顔を合わせることになるのでしょう。
中嶋サニーブライアンは例年高レベルになるジュニアカップを楽々と逃げ切り勝ちでクラシックに片足のった状態。このレースで破ったセイリュウオー、ペイストリーシェフが共同通信杯でメジロブライトとコンマ２秒ですから、この勝利は意外と勝ちが高いようです。
さて、今月はＢＲＡは好調で数多くの馬が勝ち上がっております。
土田クリエイトフレアーが岡部で未勝利勝ち。４馬身ちぎりました。太田ブラボーグリーンも未勝利勝ち。奥山アグネスミネルバは新馬２着−特別２着という異例のローテーションですが、未勝利勝ちは間違いなさそう。広瀬拓エイシンサニーオー、タマモスオードが相次いで未勝利勝ち。ナリタジュネスも次は勝てそうで、駒数だけはようやく揃った感があります。久々に爆発するのか。出走数で無人の野を行く藤原弟タニノマウナケアが初勝利。クリスザブレイヴの故障で闇の中の鈴木フルフリングス、デビュー勝ち。藤原兄の代替馬アグネスレジェンドが勝利。西原エイシンウィンザーが５ヶ月の休み明けをあっさりと抜けだしております。青木ミスプロスペクターがデビュー勝ち。青木はこれがＢＲＡ初勝利です。拍手。一方でパッションタイムが未勝利戦で単勝４００倍とかいう凄い状態になってます。比留田メジロシェルディがデュレンらしく距離伸びて初勝利。ユキノローズの子がダンシングボーイと馬名変更して勝ち上がりました。比留田の年間２勝も久しぶりかも。高橋フェミニンタッチが５００万で２着。超久々の高橋オープン馬誕生なるか。乙川ハナノメガミはうぐいす賞で２着。これを勝っていればローテーションは楽だったんだけどねぇ。
そして最後にわざわざ段落を変えて紹介するのは五十嵐弟サイレンススズカです。デビュー戦で持ったままで７馬身ちぎって、マイル１分３５秒２は速い。前の週のエイシンバーリンが３５秒４（もちろんスローだったけど）から考えても、どうにも止まらない状態。サンデーの最高傑作の可能性すらあります。いきなり皐月賞候補の誕生ですが、不安点は騎手。上村というのはどうなんでしょうか。またローテーションが意外と苦しく、マイルのアーリントンＣは使いづらい。一応弥生賞目標ということですが、除外が怖いところ。ならば、フサイチコンコルド同様にすみれＳという手もありますが、万が一にも何かの不利で取りこぼすと、中１週で若葉Ｓ。ね、結構悩むでしょ。もちろんこの時期権利獲得していない馬はおしなべてこういう悩みを持ってるのですが、この馬の場合、能力がはっきりしているだけに心配です。
さあ、いよいよクラシックは待った無し。来月号では奥山マイネルマックスの復帰戦。前年チャンプ宮崎夫の最後のチャンスであるオースミサンデー・グレースアドマイヤの権利チャレンジ。雌伏すること数年、大きくジャンプアップを狙う高橋・比留田・乙川らの動向。俄然熾烈さを増すアットホーム隊と六郷遊撃隊の首位争い。注目度満点のレポートを考えております。
ということをふまえて、なんとＢＲＡのホームページがオープンしました。編集子も１年ほど前には、「インターネット？なんじゃそれ？」という状態でしたが、ここにきて世の中の流れは加速度的にＰＣのホームユースという方向へ進んでおりますし、おそらく３年以内にはリッチマンプアマンのほとんどの情報をこのホームページを通じて発信するようになるのではないかと思います。ＰＡＴもＷＩＮＤＯＷＳ版が断然楽ですし、会員の皆様もこれを機会に、ＰＣの世界へ踏み込んでみてはいかがでしょう。（ＰＣも今やペンティアムマシンがモニター付きで２０万、中古なら１２万ぐらいですし。）内容については今後逐次改善していきますが、とりあえず現在下記のアドレスにアクセスしていただけばご覧になれます。チームバトルの最新データ。有力馬の次走。週間トピックス等を掲載しています。
http://www.asahi-net.or.jp./~QK6Y-HRS/bra.htm
またこれを機会に、会員の皆様のＰＣ認知度についてアンケートを行いますので、ご面倒ですが添付のハガキにて必ず回答ください。特にニックネームの項目は、近々馬主順位データもホームページにて公開するため、実名掲載は困るという方は必ず決めて下さい。ニックネームと実名の対象表は当リッチマンプアマンにおいてのみ公開致します。なおＢＲＡホームページは原則的に他のホームページとリンクする予定はありませんので、現実的には実名使用による弊害はまずありえないと考えられます。（編集子はニックネームを使用する予定はありません。）なおニックネームを決める際には、実名・もしくは本人が漠然と想像できるようなものにして下さい。カール・フォン・マルシュタット３世などのとんでもないものにせず、例えば宮崎夫→みーちゃん、広瀬拓→たくりんのような感じがベストです。
藤原兄ストーリーテラーが登録抹消のため、代替馬アグネスレジェンド♂（父トニービン・母ファンシーテースト）馬代金８５００万のため、５００万円アップ。及川プラムブロッサムが登録抹消、代替馬シロキタサクラ♀（父クリスタルグリッターズ・母グランドリーム）アップ無しとなっております。また、大野チーフキャスター、中嶋ビバカーリアンが登録抹消となりましたが、代替馬期限をすぎておりますので２月以降の預託中止となります。また、先月お伝えした西原レッドタイガーは牝馬だったため、価格は１億２５００万で、９０００万のアップでした。つつしんで訂正させていただきます。