クロワデュノール王道を走る。


 あ。
 と言う間に春は一瞬で終わって、ほとんど夏。
 クラシックシーズン開幕です。
 毎年顕著になる傾向ですが、有力馬の多くは、年末の大レースから直行で本番へ。

<ホープフルS>

 ふくだ クロワデュノール 皐月賞直行
 ジョバンニ 若葉S1着→皐月賞
 ファウストラーゼン 弥生賞1着→皐月賞

<朝日杯>

 アドマイヤズーム NZT予定→NHKマイル
 ミュージアムマイル 弥生賞4着→皐月賞
 ランスオブカオス きさらぎ賞3着→アメリカ遠征

 というところから、やはりホープフルSのレベルが抜けていたということでしょう。
 11着のマスカレードボールが共同通信杯勝ち、13着のピコチャンブラックがスプリングS勝ち。つまりは王道の皐月賞ロードの全レース勝ち馬をクロワデュノールは破っているので、ほぼ無風でここは通過になる可能性大です。
 今週の毎日杯で台風の目になるかと思われた、2戦2勝のリラエンブレムがあっさり負けてしまったので、もはや穴馬を探すのも難しい。その毎日杯で2着になった大野ガルダイアは皐月の権利ありですが、五十嵐弟の3着ネブラディスクは出走は難しいと思われます。
 朝日杯組もアルテヴェローチェを含めて、マイル路線にしぼる馬が多そう。

<阪神JF>

 アルマヴェローチェ 桜花賞直行
 ビップデイジー チューリップ賞3着→桜花賞
 テリオスララ 休養

 こちらもビップデイジーがそこそこ頑張ったし、4着のショウナンザナドゥがフィリーズレビューを勝ち、14着のクリノメイがチューリップ賞を勝ったので、阪神JFのレベルは低くはないですが、クイーンCをちぎったエンブロイダリーや、牡馬と戦ってきたウォーターガーベラなども、それほどアルマヴェローチェと力の差はないようにみえます。
 復帰後連敗のコートアリシアンは苦しくなったか。

 前回も書きましたが、今年はもうふくだ勝ち確かもしれません。現時点で2位と20万BCU差。なんじゃ、これ。むしろ2冠どころではないかも。
 追う立場の五十嵐弟はエリキングが皐月賞出走予定ですが、間に合うのかな。及川夫はミッキーマドンナもマディソンガールも復帰戦惨敗で苦しい。プリティディーヴァはクロッカスS2着と格好はつけましたが、桜花賞は賞金的に難しくNZTらしいです。
 遅れてきた大物かと言われた中しまナグルファルは弥生賞で大惨敗。ただ、中しまはカラマティアノスが共同通信杯2着、ゴーソーファーがフラワーC3着で、一番「準優勝」に近いかもしれません。
 その他では、前半戦で活躍したアルレッキーノやトータルクラリティも勢いがない。ねっしーはアルレッキーノよりリリーフィールドのほうが稼いでいますが、こちらはダート短距離路線らしい。

 今回は短いですが、では、また。
 POG自動集計がとても重くなっていて、成績をしらべるのが一苦労の編集子でした。