クロワデュノール王道を走る。


 とてもとても遅まきながらあけましておめでとうございます。

 あいかわらず、数を使わない傾向が強い中、今期はもう主役確定という感じになっています。
 エントリーでも壮絶な指名争いとなったふくだクロワデュノールが、新馬、東京スポーツ杯、ホープフルSと危なげなく3連勝。今のところ、ライバルとはかなり差がありそうで、無事であれば、二冠は濃厚という雰囲気がでてきました。

 懸念された多頭数も、問題なくクリア、確かにホープフルSは掲示板がジョバンニ、ファウストラーゼン、Dフラッグ・ジュタ、クラウディアアイと、どうにも強いイメージのある馬ではなく、レベルがどうよという話もありますが、では、他の路線でそこまで強い馬がいるのか、ということです。皐月賞直行予定。
 一方で、同じくふくだのマジックサンズは2番人気におされて、G1ワンツーもあるかと思われましたが、16着と大敗かつ骨折と明暗を分けました。ただ、皐月賞ぶっつけで間に合う可能性もあるそうです。

 馬主ランキングではふくだが独走。
 離れた2位は五十嵐弟で、エリキングが野路菊S―京都2歳Sを連勝。ただし、こちらも骨折で、皐月賞ぶっつけもしくは青葉賞目標。五十嵐弟は有力馬のサトノカルナバルがBC遠征で、朝日杯には出走せず。今のところ、次走予定も発表されておらず。どうもモヤモヤしております。
 3位の及川夫は、8頭が勝ち上がりと駒はそろっています。底を見せていないミッキーマドンナとプリティヂーヴァが今週復帰で、牝馬路線で一気に主役という可能性もあります。また、リバティアイランドの妹マディソンガールがとんでもなく強そうで、こちらの2戦めも注目。
 4位中しまはナグルファルが新馬―エリカ賞を連勝。おそらくトライアルから皐月賞か。2000Mで連勝したエピファネイア産駒だけに楽しみ。
 5位五十嵐兄はサウジRC勝ちのアルテヴェローチェが朝日杯の大本命となり、メンバーもそろっただけに、ここを勝てばクロワデュノール以上の評価もありえましたが、前半おかれて伸びたものの5着。休みなく、年明けのシンザン記念で確勝を期したものの2着。もちろん弱いはずもないですが、スケールの大きさにはちょっと疑問もでてきました。

 朝日杯では新潟覇者のBASSIIトータルクラリティが復帰するも13着、ねっしーの期待馬アルレッキーノは10着。同じく新潟以来の大野コートアリシアンは阪神JFで復帰6着。ふくだショウナンザナドゥ4着。
 ある意味、BRAだけでなく、今年は牡馬も牝馬も混戦模様で、クロワデュノールだけが抜けているという感じです。
 昨今の傾向では、トライアルに有力馬は使わないので、2月のクイーンS、共同通信杯、きさらぎ賞がポイントレースになりそうです。

 今回は短いですが、では、また。