前から書いていますが、昨今の2歳戦線は、出走レースを限りなく絞る傾向にあるため、いかんせん能力基準になる馬が見つからず、暮れの3大G1が終わるまでは、勢力分布は何とも言えない傾向が強まっています。
今週は東京で牝馬の出世レース赤松賞に4頭が登録。
エメラヴィ けんた
ボンヌソワレ 及川妻
ラヴァブル Dフラッグ
ロンドボス 及川夫
東京スポーツ杯には３頭。
クロワデュノール ふくだ
ファイアンクランツ Dフラッグ
レッドキングリー い〜だ
傑出馬不在なればこそ、府中のマイル、1800で強い勝ち方をすれば、そのまま2歳チャンピオン、あるいはクラシック候補となるでしょう。特にクロワデュノールは巷のPOGでもBRAでも大人気となった馬。イクイノックスやコントレイル級になれるでしょうか。
BRA所属馬もここまで健闘はしていますが、突き抜けたとまで言える馬はいません。
早々と新潟で結果を出したトータルクラリティとコートアリシアンは休養中。トータルクラリティは朝日杯目標だそうですが、コートは未定。同じく注目のダノンフェアレディも一頓挫で、春からか。
阪神をめざす牝馬のトライアル・アルテミスSを勝ったのはい〜だブラウンラチェット。こちらはいざとなればダートもありなので、良いですね。1，2番人気となったふくだカムニャック、ショウナンザナドゥは6着と3着。
同じく重賞で人気になったのは、ねっしーアルレッキーノ。こちらはサウジＲＣで5着。このあたりも今年であればＧ１でそこそこは人気しそう。そのサウジＣを勝ったのは五十嵐兄アルテヴェローチェ。今のところ朝日杯1番人気候補でしょう1分33秒0は相当に速いです。サリオス・ダノンプレミアム級かも。
特別組は浅井マスカレードボールがアイビーＳ。けんたショウナンマクベスが百日草特別、五十嵐弟エリキングが野路菊Ｓと勝ち上がっています。もちろん素質はあるのでしょうが、それぞれ、8頭、8頭、5頭と、なんともいえない小頭数でした。
ダートで勝ったヘビ・アメリカンビキニは、五十嵐弟サトノカルナバルとともにブリーダーズカップへ。さすがに通用はしませんでした。アメリカの2歳は早熟スピード型の天下ですし。
あえて取り上げる必要もないですが、今期最大の注目馬ともいえる大野アロンズロッドは延期されたデビュー戦4着でした。うーん。悩ましい。
では、また。