カルナヴァルに短距離王の香り
太客・五十嵐弟好発進


 前期は最大被害者賞となった五十嵐弟は、へこたれることなく、今期も14万5千BCUで馬を買いまくりました。
 そして、エントリー直後の新馬を鮮やかにぶっちぎったのが、キタサンブラック産駒のサトノカルナヴァル。
 父を考えると、ここは一息いれて、秋の1800、2000の特別あたりで復帰かと思いましたが、なんと果敢に函館へ転戦。
 函館2歳Sを力強い末脚で完勝です。
 遺伝子系的には短距離向きとか、いつのまにか血統論も科学的分析が持ち込まれていたのにも驚き。
 賞金は半額となりますが、幸先よくトップスタートとなりました。
 2着にも8番人気のまりなニシノラヴァンダ。
 最近、まりなは頭数を考えると、良い馬をひいています。
 頭数も少ないので、既に馬代金回収は完了。
 あとは、この上位2頭が、最近の函館2歳S組の春には全く存在感が消えるという傾向をくつがえせるかどうか。
 タイムはレースレコードタイなので価値はあります。


 さて、エントリー大会は今年も盛況で178頭の登録となりました。
 お台価格は平均6,330BCU、アップは平均2,707BCU。
 年を経て、ますます研ぎ澄まされる相場感覚により、今年も接戦の連続でありました。

 アロンズロッド(エピファネイアXアーモンドアイ)
 ◎大野 27500
 ×Dフラッグ 26100
 アーモンドアイの初仔です

 コートアリシアン(サートゥルナーリアXコートシャルマン)
 ◎大野 14000
 ×ねっしー 14000 
 母馬オプションにて大野獲得

 ソロモン(ミッキーアイルxシロインジャー)
 ◎及川妻 8800
 ×太田光 8800
 完全同額のため、前年順位下位の及川妻獲得

 アルレッキーノ(ブリックスアンドモルタルXチェッキーノ)
 ◎ねっしー 19000
 ×大野 18800

 ウィンターベル(バゴXノチェブランカ)
 ◎あつこ 7600
 ×けんた 8900
 母馬オプションで逆転

 バズアップビート(エピファネイアXビートマッチ)
 ◎い〜だ 9800
 ×五十嵐弟 8900
 ×広瀬 8800

 プリモシークエンス(エピファネイアXプリモシーン)
 ◎い〜だ 14000
 ×Dフラッグ 13500

 デアマトローナ(キズナXホームカミングクイーン)
 ◎ねっしー 14000
 ×中しま 13900

 ミッキーマドンナ(エピファネイアXミッキークイーン)
 ◎及川夫 10800
 ×広瀬 10600

 ダノンフェアレディ(キズナXメチャコルタ)
 ◎宮崎夫 14100
 ×中しま 13900

 クロワデュノール(キタサンブラックXライジングクロス)
 ◎ふくだ 36000
 ×Dフラッグ 32400

 レッドキングリー(サートゥルナーリアXレッドエルザ)
 ◎い〜だ 8900
 ×コマツ 3700
 コマツの母馬オプションがわずかに不発

 ルージュレアリーズ(レイデオロXラストグルーヴ)
 ◎中しま 5800
 ×五十嵐兄 100
 五十嵐兄の母馬オプション不発、しかも補欠枠

 エピファネイアが人気でしたね。
 ダイバーシティと軍団構成はFacebookでご確認ください。
 クロワデュノワール、ダノンフェアレディ、ショウナンザナドゥ、エリキングあたりが大きな注目を集めましたが、サトノカルナヴァル以外の有力馬は分散して秋初戦に臨む感じでしょう。
 アロンズロッドは新潟デビューか。さあ、どうなる。

 では、また。