遅くなりましたが、決算号です。
ダノンザキッドがリタイヤしたため、逃げるDフラッグをオークス、ダービーで全員追いかけるという展開。駒の厚みから逆転可能性大と思われた大野ですが、オークス1番人気を予想されたサトノレイナスがダービーに回り、まずは一の矢アカイトリノムスメ。王道のレースでしたが、ゴール直前太田光ユーバーレーベンの鬼脚に差されてしまいます。太田光が一気に賞金を稼ぎましたが、牡馬陣に駒がなくここまで。注目のダービーはサトノレイナスが不運の外枠。掲示板には載ったもののあと1つ足りず。ダービーを勝ったのはキッズ姫シャフリヤール。皐月賞馬エフフォーリアと横山武がほぼ完ぺきなレースをしましたが、ダービージョッキーの福永がプラスアルファの加速を決めて、優勝をもぎとりました。総合ポイントも最多。しかし、昨年に続きダービーポイント20%OFFルールで、からくもDフラッグが逃げ切り。BRA全体としては、レベルは今一つ(特に牝馬)という年ではありましたが、これほどの混戦も珍しく、おもしろい1年でした。
では、各会員の結果です。
優勝:Dフラッグ
27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16-18-1-10-1-7-15-25-9-1-8-10-20-2-1
昨年ルールに泣いたDフラッグが、今年はルールに救われてギリギリの逃げ切り。通算4度目の優勝は宮崎夫と並ぶタイ記録です。2歳チャンピオンのダノンザキッドを擁して、クラシックを席捲するかと思われましたが、年明けの弥生賞から完全にリズムが崩れました。二の矢のレッドベルオーヴがききましたね。
2位:大野
29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2-13-19-3-11-7-11-3-12-20-2-11-7-2
近年好調の大野。なんとも惜しい準優勝。サトノレイナスがオークス挑戦していれば、間違いなく悲願の初優勝だったでしょう。そのサトノレイナスはダービーで不利な外枠、スローペースになかされ無念の5着。4着だったら…アパパネの娘アカイトリノムスメは桜4着、オークス2着。いや、もうあらゆるところで惜しい1年でした。
3位:キッズ姫
12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7-14-13-2-13-23-22-21-1-16-6-15-25-16-3
昨年のDフラッグに続いてダービー8割ルール適用で惜しくも3位。とはいえ4年ぶりのベストテン、ドゥラメンテ以来2度目のダービーVで「終わりよければすべて良し」ではあります。シャフリヤールが強いのは予想できましたが、毎日杯から直行というローテがどうかというところでした。時代は変わりましたね。ちなみにシャフリヤールがいなければ25位でした。すさまじいな。
4位:ふくだ
29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18-9-2-8-5-2-4-7-2-10-5-12-10-5-4
テンバガーがダノンザキッドに完敗するスタートで、今期はどうかと思われましたが、最終的には持ち馬すべてが安定して活躍し、安定の5位。結果モントライゼが重賞ひとつ勝っていれば優勝というのだから惜しい。これだけの実績でまだ優勝1回というのは、こういう勝負弱さでしょうか。
5位:Xiu
7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13-2-6-11-3-8-25-1-17-2-19-1-9-6-5
4年連続のベストテン。グレナディアガーズが朝日杯を勝ちました。マイルCももちろん人気を集めましたが、一歩及ばず3着。ただ、今期は高額馬をそろえたわりには、グレナディア以外の馬が伸びきれず、信じられないかもしれませんが、収支はマイナスでした。こわー。
6位:太田光
9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5-1-17-14-11-3-5-9-16-8-17-4-18-21-6
ユーバーレーベンのオークス勝利がきいて、見事にベストテン復帰。やっぱデムーロは怖い。キッズ姫同様に、ほとんどの賞金をユーバーレーベンが稼いでいて、彼女がいなければ25位だ。逆説的には、今期25位あたりの人も1頭ひけば、一気に上に行くってことです。
7位:五十嵐弟
9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11-5-7-12-7-1-18-6-5-19-1-19-6-3-7
ヨーホーレイクが王道を歩み健闘。ただ重賞勝ちにあと一歩届かず。皐月・ダービーと脚質的に一番レースの流れでワリをくった馬かも。短距離路線のエース、バスラットレオンがマイルCで悪夢の落馬。そこからダービー挑戦となりましたが、さすがに意気込みだけでは通用しなかった。
8位:浅井
11-6-4-4-31-34-31-41-16-27-32-15-21-23-25-17-18-27-NA-NA-NA-28-20-27-30-22-24-19-8
なんと、休会期間を含めて25年ぶりのベストテンです。四半世紀かよ。エントリー時点から、浅井以外誰も指名しないタイプではない話題馬をそろえて、期待はありました。クールキャットがフローラS勝ち。オーソクレースは無念のリタイヤ。今年のホープフル組はダービー前にほとんど燃え尽きましたね。
9位:中しま
10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19-6-4-18-20-15-6-19-23-18-22-8-17-15-9
ベストテンに復帰。ドゥラメンテ産駒のドゥラモンドが尻すぼみになった反面レッドジェネシスが京都新聞杯を勝ち、ダービーへ駒を進めました。ダービーの横山おやじの乗り方はかなり疑問ではありましたが。
10位:猪口
15-3-3-1-7-22-4-15-6-11-8-20-10-12-14-12-7-6-11-6-12-12-10
中流の上継続中でベストテン。タニノギムレットからもう20年たつんですねぇ。G1では足りなかったもののホウオウアマゾンがアーリントンC勝利を含めて活躍。暴れ馬リフレイムがデビュー2連勝で期待されましたが、その後は難しい馬になったか。
11位:BASSII
8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26-19-23-17-21-21-13-3-18-13-9-21-2-4-11
今期は6頭持ちまで増やしましたが、順位はベストテン落ち。とはいえ、ウインアグライア、ダディーズビビッドがリステッドも勝って、まずまずの結果でしょう。
12位:ねっしー
26-15-28-9-11-23-10-11-1-10-15-21-2-20-11-5-6-5-18-3-3-1-12
昨期のチャンピオンは12位。稼ぎ頭はアスコルターレ。新馬でボーデンを破ったディオスバリエンテが伸び悩みました。ぶっつけで臨んだ共同通信杯は、ふりかえってみると空前のレベルだったので、仕方なかったか。ちなみに馬代金も高額で、この順位でも収支はマイナスです。
13位:及川夫
14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8-8-14-1-15-5-1-10-8-14-14-5-4-9-13
4年ぶりにベストテン圏外へ。優勝回数で並んでいたDフラッグに差をつけられました。秋明菊賞勝ちのブルースピリットはじめ、2勝馬が3頭は悪くはないが、及川夫にしてはというところ。全体に今期は成績が伸び悩んだ傾向にまきこまれたかたちです。
14位:五十嵐兄
5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10-7-16-7-8-9-20-8-4-22-12-11-9-13-14
今年も、ミスターベストテンチョイ足りない。京成杯を勝ったグラティアスは皐月賞もダービーも見せ場十分で、流れ一つでジャンプアップできていたと思いますが、もったいなかった。
15位:及川妻
5-4-16-22-25-9-6-12-4-10-7-16-17-15-8-15
15位は不本意なところか。稼ぎ頭のヴィゴーレもキズナ産駒の活躍がめだったシーズンながら、ホープフル以降は上位とは力の差。勝ち上がり4頭も及川妻としては不満な成績。
16位:宮崎夫
1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17-22-21-16-22-27-8-17-22-9-3-14-7-11‐16
ジリジリと順位を落として16位。ついにDフラッグに優勝回数で並ばれました。オヌールは素質は感じさせましたが、つかいこめず。10頭中4頭がシーズン中に登録抹消というのも、ついてない。
17位:さいとう
30-20-22-24-18-24-27-19-25-24-27-23-22-17
けんた夫妻のように3頭ぐらいで当たりを待っているほどでもなく、7頭そろえているわりには、入会以来14年連続ベストテン圏外とはこれいかに。17位は実は、過去最高成績です。どうなってんのよ。ふくだの検討資料を盗むというのが最善の手段ではないかと。
18位:けんた
5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22-27-27-29-28-29-26-29-29-29-27-28-27-23-18
18位なんですが、16年ぶりに20位以内となりました。まあ、会員数も減っているので単純に良かったわけではないですが。ブルーシンフォニーが新潟2歳で2着したときは、今年は違うと思わせましたが、そこから稼いでくれなかった。
19位:まりな
43-37-11-33-35-20-21-24-26-29-19-27-28-28-26-28-28-28-18-26-25-19
けんたと合わせこちらも何とか20位以内に復帰。地味ながらラヴケリーが好走を続けました。期間外に特別勝ちはちょっと悔しい。で、驚くべきことに、この順位ながら収支はプラスです。
20位:あつこ
30-23-22-15-11-23-25-19-17-20
モンファボリの新馬は衝撃的だったので、まさか1勝クラスをウロウロすることになるとは思いませんでした。昨年より若干下げて20位。
21位:コマツ
25-11-15-18-13-21-23-26-20-21-9-5-20-21
2年連続20位にはいれず。7頭持ちで平均3走はやや物足りない。クロンターフは4戦すべて出遅れで2勝なので、能力はありそうでしたが。
22位:OKU
12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14-4-3-5-12-17-16-18-12-21-15-13-13-14-22
長い会員歴3回めの20位落ち。6頭持ちであるものの、総計15走はOKUとしてはあまりにも不本意か。フリージア賞をにげきったレインフロムヘヴンはもう少し上のギアがあるんじゃないかと思いましたが、重賞の壁にぶつかりました。
23位:いーだ
2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3-15-9-9-4-10-19-2-13-17-2-7-16-10-23
20位以内にはいれなかったのは16年ぶり。オリンピック4回分です。8頭持ちで3頭かちあがり。伝説の新馬からスタートしたアレクサンドロスが未勝利を脱出したのは2月。これでは苦しい。
24位:広瀬
12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12-12-10-23-14-25-3-14-21-15-7-20-1-18-24
すさまじい大波。1昨年の優勝から24位まで下降。まあ、5頭だと何かが走るだろうとは限らず。優勝時のロジャーバローズみたいな馬を取れるかどうかはわからんものね。フェアリーS3着のベッラノーヴァはもう少し上がありそうでしたが。
25位:ヘビ
4-2-17-15-6-20-6-9-23-33-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-NA-25
23年ぶりの復帰で、ブービー。とほほ。実は第1回メンバーであります。泣かず飛ばずといった成績ですが、ソーヴァリアントが未勝利失格(しかも薬物)で、もう1回未勝利を勝つという珍しい記録を作りました。
26位:天宝院透
27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9-24-25-26-26-22-9-16-25-3-29-16-14-24-26
ディープ3頭持ちで最下位。3頭で5走も厳しいし、勝ち上がりが遅すぎる。ただ手を広げなかったのが救いで、収支でいうと16位です。次はデビュー組を競りに行く手もあるんじゃないかしら。
さて、軍団戦はチームブラック優勝、パープルが2位。
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