本来ならタイトルはダノンザキッドかとも思いますが、どうも年度代表馬くさいし、今回は過去のBRA所属馬として、最高の成績をあげたアーモンドアイに敬意を表してみました。
有馬記念以外ほとんど崩れず、3歳から5歳まで常に各シーズンで有力馬の集まるG1で活躍し続け、世代最強馬となっただけでなく、世代が上のレイデオロにもキセキにもスワーヴリチャードにも、世代が下のクロノジェネシスにもコントレイルにもデアリングタクトにも勝ち続けるというのは本当に素晴らしい。グランアレグリアともう一度戦ってほしかったというのはありますが、欲をいうとキリはない。
「この馬が見られて良かった」と言える名馬たち、シンザン、タケシバオー、テスコガビー、テンポイント、タニノチカラ、スピードシンボリ、シービー、ルドルフ、ブライアン、オペラオー、ディープ、オルフェ。時代時代に名馬はいて、最強は誰だという話はつきませんが、今後1世紀にわたって、そういう名馬論争の際に、必ず名前があがる1頭になったことは間違いありません。
それにしても、フサイチパンドラにロードカナロア。今考えると走って当然とも思えますが、初年度産駒が走る前のカナロアはどう考えても短距離馬、スタミナ型のフサイチパンドラとの組み合わせにそこまで期待できるものではありませんでした。大野さん、おみごとです。
さて、2歳決算のG1前に、ここまでの戦力をまとめておきましょう。
ソダシ
サトノレイナス 大野
メイケイエール
インフィナイト
オパールムーン
ヨカヨカ ふくだ
ジェラルディーナ
ポールネイロン 中しま
ユーバーレーベン 太田光
エイシンヒテン
シゲルピンクルビー
ルクシオン
リンゴアメ
サルビア
アオイゴールド
ウインアグライア BASSII
フラリオナ
ナムラメーテル
BRAからは3頭。ソダシ、メイケイエールというシラユキヒメ一族が有力で、2連勝の大野サトノレイナスが一角を崩せるかという評判。阪神JFはなかなか番狂わせもないので、上位はこの3頭で決まるのではないかと思います。
レッドベルオーブ Dフラッグ
ステラヴェローチェ
モントライゼ ふくだ
ドウラモンド 中しま
ホウオウアマゾン イノクチ
ショックアクション
グレナディアガーズ Xiu
バスラットレオン 五十嵐弟
カイザーノヴァ
スーパーホープ
ロードマックス
ピンクカメハメハ
アスコルターレ ねっしー
ジュンブルースカイ
ブルースピリット 及川夫
テーオーダヴィンチ
マーチリリー
ビゾンテノブファロ
昨年のサリオスのような大物感あふれる中心馬がいないですが、デイリー杯で1,2着のレッドベルオーブとホウオウアマゾンはまずは有力。モントライゼも小倉2歳でメイケイエールに完敗して株を下げたものの、京王杯で巻き返し、かつメイケイエールが強そうなので、ここが勝負でしょう。ホープフルがG1になって以降は、将来のマイラー、スプリンター指向が強くなっています。けんたの期待ブルーシンフォニーは京王杯の負け方が悪く、もう少し時間がかかりそう。
そして、昨年同様にホープフルSには期待馬が大集合しそう。
まだ想定は出ていませんが東スポ杯を24キロ増で勝ったDフラッグ・ダノンザキッド、金子ブランドの五十嵐弟ヨーホ−レイクに対して、浅井がシュヴァリエローズ、オーソクレースの2頭で勝負。OKKUレインフロムヘヴンや広瀬サトノフォーチュンあたりも可能性ありでしょう。
現時点ではレッドベルオーブとダノンザキッドの2枚看板が予定通りのローテで回っているDフラッグが、相当に有利な状況ですね。
PS:そういえば今期から復帰のヘビのソーヴァリアントが未勝利を勝ったのに、レース後に禁止薬物で失格になりました。現状POG自動集計では勝ち上がったことになっています。そのうち修正されるとは思います(まあ、どのみち勝ち上がるでしょうけど)が、修正されなくても、明らかに間違いなので、該当レースの賞金は無しです。
では、みなさま、体調にはお気を付けください。PICK12は1番人気ばかり勝つので、ほとんど差のない大混戦です。