遅くなりましたが、決算号です。 今年にはいって、デアリングタクト、ラウダシオン、コントレイルとBRA未所属馬がG1を勝ち、昨年末も含めて世代G1はサリオス1頭という状況でオークス・ダービーを迎えました。結果は、牡牝ともに二冠馬が誕生。ダービーはDフラッグ・サリオスが2着、五十嵐弟ヴェルトライゼンデが3着と気を吐きましたが、コントレイルが強すぎました。考えてみれば、人気がディープインパクト産駒に集中しすぎるので、ディープ産駒限定ルールを導入したのに、コントレイルが抜けるというのは、編集子も含めて反省すべきでしょう。 サリオスが2着になったので、Dフラッグはレクセランスが掲示板に載れば優勝というところでしたが、惨敗。ねっしーがG1無しの優勝となりました。ダービー賞金80%ルールがなければ、Dフラッグが逆転していたところ。残念とか不満とかあるかもしれませんが、これもルールなので。一方、ダービー賞金が大きすぎるということから決めたルールですが、ある意味きちんと機能したということも言えるかと思っています。 では、各会員の結果です。
優勝:ねっしー
26-15-28-9-11-23-10-11-1-10-15-21-2-20-11-5-6-5-18-3-3-1
昨年、確変状態かと書きましたが、ついに13年ぶりの優勝です。驚くべきことにG1勝利無しでの優勝は、2006年のねっしー以来となります。不思議なめぐり合わせですね。全馬勝ち上がって15勝はもちろん素晴らしいが、コントレイルもデアリングタクトもレシステンシアもいないという運命に助けられました。
2位:Dフラッグ
27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16-18-1-10-1-7-15-25-9-1-8-10-20-2
昨年の大不振から大きく挽回。最後まで優勝争いで宮崎夫に並ぶ4度目の優勝目前でした。かえすがえすもコントレイルがいなければ、歴史的大勝利もあったんでしょうが。かつ、ダービー80%ルールが思い切り影響してしまいました。レクセランスにもうひとつ重賞を使ってほしかったというのが正直なところでしょう。
3位:五十嵐弟
9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11-5-7-12-7-1-18-6-5-19-1-19-6-3
ヴェルトライゼンデがダービー3着で、BASSIIを最後に逆転しました。重賞勝ちなしで3位というのも珍しい。手数のわりには、エースがいない状態で、それほど満足感はないかもしれません。こうしてみると、上位下位の差が無くて面白かった分、上位陣に不完全燃焼感が残ったシーズンでしたね。リスグラシューが爆発したからいいか。
4位:BASSII
8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26-19-23-17-21-21-13-3-18-13-9-21-2-4
2年連続の好成績。昨年も書きましたが、頭数が上位陣の中では明らかに少ないのに、確実にあたりをひいています。ルシュクルの最後の産駒が活躍したのは良い話ですな。アドマイヤマーズが香港のG1勝ちでウハウハ。
5位:ふくだ
29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18-9-2-8-5-2-4-7-2-10-5-12-10-5
安定の5位。しかし、ケープコッド、レジェーロ、ビッククインバイオと、本筋と違うかたちで稼いで、全体レベルの低さもあってのこの順位は、そこまで満足でもないか。48走11勝は、ふくだとしてはかなり走りまくった印象です。
6位:Xiu
7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13-2-6-11-3-8-25-1-17-2-19-1-9-6
一般的には6位は好成績ですが、この人の場合、ラインナップからして、最低でもベスト3という気持ちではあるかと思います。オーソリティは皐月をパスして青葉賞というのは良い戦略でしたが、いかんせんあの乗り方は「馬、壊れそう」と思ったら、案の定でした。リリーピュアハートも含めて、もう少し上もありえた気もします。
7位:大野
29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2-13-19-3-11-7-11-3-12-20-2-11-7
サトノフラッグ、サクセッションと3月時点では優勝まであるかという勢いでしたが、意外と爆発しませんでした。ハウス血統のラインベックも、どうもPOG向きではなかったです。アカイトリノムスメどうなんだろう。アーモンドアイがさらに強くなって、それは嬉しい。
8位:及川妻
5-4-16-22-25-9-6-12-4-10-7-16-17-15-8
ベストテン復帰で、夫よりひとつ上の順位に。ミヤマザクラ、サンクテュエールと牝馬路線で目立った馬がいたのは良かった。一方で賞金的にクラシックOKとなってしまうと、細かく賞金積み上げしなくなってしまうというPOGのワナにはまった感も。
9位:及川夫
14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8-8-14-1-15-5-1-10-8-14-14-5-4-9
ギリギリ9位に踏みとどまった印象。今期は明らかに不調だったと思うのですが、それでも札幌で負けて底が見えた感じのダーリントンホールが復活するんだから、このあたりが安定感というものです。
10位:いーだ
2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3-15-9-9-4-10-19-2-13-17-2-7-16-10
ギリギリベストテン。いつも昨日の夜考えたと言っているわりには、そこそこ馬は揃います。ヒュッゲが白百合S勝ちですが、京成杯から白百合Sというのは納得できないローテですな。クラバシュドールは本番でも期待したのですが不発。
11位:宮崎夫
1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17-22-21-16-22-27-8-17-22-9-3-14-7-11
エントリー直後に不動のエースと目したブルトガングが死亡するという、最悪のスタート。アドマイヤビルゴ(カストルから馬名変更)が連勝から京都新聞杯で、ワンチャンあるかと思いましたが、そこで息切れ。順位は11位ではあるものの、鼻血レベルで馬代金をアップしたので、最大被害者となりました。トホホ。
12位:猪口
15-3-3-1-7-22-4-15-6-11-8-20-10-12-14-12-7-6-11-6-12-12
昨年同様の12位。10年にわたって6位から15位という中流の上あたりにはまっています。アルジャンナ、ホウオウピースフルとクラシックへ出走はできているので、最低限の満足は得られたのか。
13位:五十嵐兄
5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10-7-16-7-8-9-20-8-4-22-12-11-9-13
一時のミスターベストテンから、ミスターベストテンチョイ足りないになりつつあります。8頭で10勝は悪くはないですが、2勝馬3頭のうち、2頭は平場の500万なので、ほとんど他会員の印象にないんじゃないでしょうか。編集子もアンティシペイトとか知らないもの。
14位:OKU
12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14-4-3-5-12-17-16-18-12-21-15-13-13-14
昨年より1ランクダウンで14位。かつての出るだけ出るんじゃ時代が戻ってきたかのように、49走で最多出走馬主となりました。エースがサトノフウジンではパンチ不足は否めなかったか。
15位:中しま
10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19-6-4-18-20-15-6-19-23-18-22-8-17-15
8頭持ちで6頭が勝ち上がり。残念ながらほぼ印象がありません。レザネフォール?誰、それ?以上。
16位:キッズ姫
12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7-14-13-2-13-23-22-21-1-16-6-15-25-16
スカイグルーヴのデビュー戦を見た時は、姫高らかに復活と思いました。負けたとはいえきさらぎ賞も悪くはなかったのですが、この血統はなかなか春はうまくいかないです(といいつつドゥラメンテという例もあるのか)。ライティアもデアリングタクトから寸法を測ると、もう少し稼いでも不思議はなかったのですが。
17位:あつこ
30-23-22-15-11-23-25-19-17
4頭持ちでブルーミングスカイが梅花賞勝ち、青葉賞4着なので順位ほど中身は悪くないです。むしろアドマイヤミモザが未勝利を勝ったのがオークスの週というのが誤算でした。
18位:広瀬
12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12-12-10-23-14-25-3-14-21-15-7-20-1-18
優勝翌年ですが、大敗となりました。そもそもディフェンディングチャンピオンとは思えない弱気なエントリーなので、まあこんなものか。方向性が良くわからん。11走では存在感もない。
19位:浅井
11-6-4-4-31-34-31-41-16-27-32-15-21-23-25-17-18-27-NA-NA-NA-28-20-27-30-22-24-19
成績は今一つですが、いちおう復帰以来初めて20位の壁を突破しました。頭数をおもいきって増やした割に23走は不満。エースのフィリオアレグロは共同通信杯も青葉賞も人気で好走なので、昔だったら、もっとレース使って稼いでいたのでしょうが、昨今の出走レース激減の波をかぶってしまったというところ。
20位:コマツ
25-11-15-18-13-21-23-26-20-21-9-5-20
2年連続ベストテンで自信もあったかもしれませんが、壊滅的な成績。7頭持ちで3勝というのも寂しいが、14走はしんどい。レッドライヤは馬名未登録なので、預託料は返還です。
21位:太田光
9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5-1-17-14-11-3-5-9-16-8-17-4-18-21
昨年の18位で、16年ぶりの低順位と表現しましたが、底はまだ深かった。21年ぶりに20位から陥落。もともとエントリーが失敗でしたしね。フォーテのはこべら賞。全く印象にないです。すみません。
22位:さいとう
30-20-22-24-18-24-27-19-25-24-27-23-22
優勝できない五十嵐兄とか、下位安定のけんた・まりなコンビとかいろいろ不遇な人々もいますが、実は13年やって、最高順位が18位というのは、相当に不幸です。普通、まぐれでも1頭ぐらい大物をひくものですが。がんばりましょう。
23位:けんた
5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22-27-27-29-28-29-26-29-29-29-27-28-27-23
ストーンリッジがいたので、順位的にはもう少し上という印象でしたが23位。それでも25位の壁を突破したのは13年ぶりです。(会員25人なので当たり前ですが)ただコマツあたりとは差がわずかなので、ストーンリッジがもうひとつふたつレース使ってくれればという感じです。白百合Sとか。
24位:天宝院透
27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9-24-25-26-26-22-9-16-25-3-29-16-14-24
大きく順位を下げて24位。5頭持ちとはいえ、ディープ3頭確保していて、2勝では勝負になりませんでした。間違ってコントレイル指名してたらねぇ。それでも昨期より被害額は少ないという。やっぱ安全運転も大事。
25位:まりな
43-37-11-33-35-20-21-24-26-29-19-27-28-28-26-28-28-28-18-26-25
エストロが3月に未勝利脱出で危うく0勝はまぬがれました。昨期より順位はあげていますが、脱会・休会があるので、正直今年はとても残念な結果。
さて、軍団戦はチームグリーン優勝、ブラックが2位。 では、エントリーお待ちしています。ZOOM会議もよろしく。