すみません。ずいぶん間があいてしまいました。かつ、弥生賞の後、スプリングの前という微妙な時期に書いております。編集子の勤める会社も在宅勤務で、びっくりするぐらいやることがなくなって、ようやく原稿に手をつけたしだい。
さて、前回は、年末の2歳チャンピオン戦を前にして、近年、有力馬がレースをしぼる傾向が強まり、無敗馬が続出と書きましたが、現在もその傾向が続いています。
特に牡馬路線は、最強クラスが何頭もいる雰囲気になっています。
筆頭は、残念ながらBRA馬でないコントレイル。東スポ杯、ホープフルとメンバーが揃ったレースを悠々と連勝。課題は皐月賞ぶっつけというローテーションですが、ホープフル後すぐにローテ発表で、昨年のサートゥルナーリアも成功していますし、順調ならダービーはともかく皐月は堅そう。
といいつつ、こちらも無敗で朝日杯を制したのがDフラッグ・サリオス。迫力でいうと、コントレイル以上かも。ただ、こちらは530キロ以上の大型馬で、初コース初距離のぶっつけは、若干の不安もありそう。
この2強に対して、弥生賞を無敗で制して挑戦状をたたきつけたのが、大野サトノフラッグ。相変わらず里見さんの馬は、名前に特徴がなくてつまらないのですが、弥生賞は
2着にねっしー・ワーケア、3着にXiuオーソリティ。ホープフルの上位馬が力を出しながら、そこにきっちり差をつけており、単純に3番手とは言えないぐらい強い可能性もあります。
コントレイル・サリオス・サトノフラッグを3強と位置付けた時、ヒモ穴候補がワーケア、オーソリティなんでしょうが、そこに入るのが共同通信杯を勝った及川夫ダーリントンホール。この馬も、ここまで全て競馬場が違うのに
3着ははずしていないし、中山の2000が二度目ならというところ。続いてホープフルでコントレイルに食い下がった五十嵐弟ヴェルトライゼンテ。ワールドエース、ワールドプレミアの弟と血統は筋が通っています。スプリングSで大野サクセッションと戦う予定。サクセッションは血統的にはその後マイル路線か。
裏街道組では、すみれSで無敗の3連勝となったDフラッグ・レクセランス。7頭・6頭だてのレースをいずれも僅差の連勝なので、無敗という言葉ほど強い印象はありませんが、底を見せていないのは事実。
ここまでが皐月の馬券圏内ではないでしょうか。BASSIIマイラプソディ、大野ラインベックあたりは、春においては上位陣との差をつめるのは難しいかも。
牝馬路線は、べらぼうに強いと思われたねっしーリアアメリアが阪神JFで惨敗。そこを勝ったとんでもなく強いと思われたレシステンシアがチューリップ賞で3着となり、にわかに混戦模様。アルテミスでリアアメリアの
2着だった及川妻サンクテュエールが、近年の牝馬路線の重要レースとなったシンザン記念を勝ち、一躍有力候補に浮上。いーだクラヴァシュドールがチューリップ賞2着から本番へ。
1勝馬とはいえ、サリオスとレシステンシアとマルターズディオサにしか先着されていないのだから強いのは間違いない。
桜花賞はレシテンシアとマルターズディオサとデアリングタクトがBRAでないので、上位独占はなさそうではあります。キッズ姫のスカイグルーヴも負けたとはいえ、京成杯
2着なのでこの路線の主役になれる可能性はありますが、いかんせん出走予定情報がない。ライティアもエルフィンSで負けたのは大きく、桜は権利がないかな。
今年は牡も牝も有力馬がレースを選んでいるので、スプリングS、フィリーズレビュー、フラワーC、毎日杯、アネモネS、若葉Sなどのトライアルで現在2勝馬が3勝めをあげれば、そのまま有力候補となる流れにも思えます。
では、みなさん、手洗いとうがいをしましょうね。競馬場では会えないけどね。