2歳チャンピオンのダノンプレミアムが皐月賞を回避し、暗雲のただよったXiuですが、その他の有力馬が総崩れする中で、人気のなかったジェネラーレウーノがBRA勢再先着の3着。なんとかリードをたもってダービーへ。一方牝馬路線は大野のアーモンドアイがケタ違いの強さで二冠達成。NHKマイルもねっしーケイアイノーテックが勝って、かつ上位陣にそれぞれダービーの手駒がいるという、混戦で本番を迎えました。 とはいえ、Xiuはエースのダノンプレミアムが復帰し無敗のダービー馬へという期待が高く、断然の1番人気。ジェネラーレウーノもいるだけにさすがにノーポイントは考えづらいので、追いかける組はダービー優勝が必須とい状況。とはいえ大野コズミックフォースは16番人気。むしろステルヴィオのねっしーに僅かに逆転があるかという予感。
レースは皐月賞馬のエポカドーロが思い切って先行。ダノンプレミアムも前につけ、理想的な展開かと思われました。それでもレースはスロー。皐月賞で後方待機から不発に終わった太田光ワグネリアンも意識的に前につけます。直線戸崎のエポカドーロが勝負をかけて早めのスパート。サニーブライアンの再現かと思われましたが、外からワグネリアン。過去のレースは一瞬の切れ味がストロングポイントだったので、この位置取りでどうかと思われましたが、福永の鬼神のような追い出しにこたえて見事に雪辱を果たしました。驚くべきは大野コズミックフォース。番手で回って粘るのなんの。堂々の優勝争いで、これは菊が楽しみなタイプ。ダノンプレミアムは、ペース自体は問題なかったものの、これまで以上にプレッシャーのかかる流れで、休み明けもあって直線までに消耗してしまったか。ところが今年のXiuはやはり持っている。13番人気のエタリオウが後方からインをかきわけて猛然と追い込み4着。ボウマンうまいわ。かくしてわずかに、大野をおさえたXiuが2度目の優勝です。
Xiuは昨年の最大被害者。そして大野は昨年被害額2位。空前のリベンジとなりました。アーモンドアイがダービーに出てたらどうなんでしょうね。編集子は勝ってた気がする。それぐらい強いよ。
さて、各会員の成績です。
優勝:Xiu
7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13-2-6-11-3-8-25-1-17-2-19-1
昨年の最大被害者から驚異のV字回復で2度目のV。ダノンプレミアムが順調だったら昨期の五十嵐弟なみのぶっちぎりもあったのでしょうか。本人もあまり意識していなかったと思われるエタリオウが良い仕事しましたなぁ。
準優勝:大野
29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2-13-19-3-11-7-11-3-12-20-2
全般的に、キャロットの不調とシルクの好調がめだった年でした。フサイチパンドラにロードカナロアというのも微妙な配合だと思いましたが、アーモンドアイが化け物だったとは。二冠取って優勝できなかったのはアパパネの年と同様。コズミックフォースのがんばりも驚きでしたが、今度は牡でG奪取が目標。
3位:ねっしー
26-15-28-9-11-23-10-11-1-10-15-21-2-20-11-5-6-5-18-3
昨期は不調だったものの、このところずっと上位争い。初優勝の時も、エース不在の集団戦でポイント稼いだように、ハズレの少ない会員です。ケイアイノーテックは新馬一番星。わかっちゃいるけど、取りづらい。
4位:太田光
9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5-1-17-14-11-3-5-9-16-8-17-4
ねっしー同様、昨期の不振から大回復。一方でダービー馬を持ちながら4位というのは、現行の賞金体系では不満もいいところか。賞金の85%がワグネリアン。6割以上がダービー。
5位:及川夫
14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8-8-14-1-15-5-1-10-8-14-14-5
悪くても大敗しない会員で、今期も抜けた馬がいないながらも5位と成績をのばしました。モルトアレグロを筆頭に51走で最多出走馬主。
6位:猪口
15-3-3-1-7-22-4-15-6-11-8-20-10-12-14-12-7-6-11-6
エアハンコックが未出走、アンヴァンシプルが未登録と10頭指名なのに、実質8頭で戦うはめに。ジャンダルムが重賞勝ち、距離伸びても健闘。
7位:いーだ
2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3-15-9-9-4-10-19-2-13-17-2-7
かなり忘れがちですがタイムフライヤーがG1のホープフルSを勝ちました。その貢献大でベストテンをキープ。モーリス全弟のルーカスはまだ未完成なのか、はがゆいレースが続きました。
8位:中しま
10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19-6-4-18-20-15-6-19-23-18-22-8
ギベオンが毎日杯からマイルCというローテで稼ぎ頭。札幌勝ちのロックディスタウンは牝馬路線の主役と目されましたが後半失速。
9位:コマツ
25-11-15-18-13-21-23-26-20-21-9
8位とはかなり差があるものの、ついに入会以来初のベストテンいり。サラキアが最終週に白百合Sで2着。このポイントがなければ11位。しびれるー。
10位:Dフラッグ
27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16-18-1-10-1-7-15-25-9-1-8-10
2勝馬が4頭で、なんとかベストテンを死守。グレートタイムもレーヴドリープも秋以降は飛躍しそう。POG的にはついてないけど。
11位:五十嵐兄
5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10-7-16-7-8-9-20-8-4-22-12-11
かつてのミスターベストテンも3年連続で届きません。レッドベルローズとフィニフティが出てきた2月ぐらいは十分上位の可能性を感じましたが、今年は牝馬路線はきつかった。
12位:福田
29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18-9-2-8-5-2-4-7-2-10-5-12
なんと11年ぶりのベストテン落ちです。アマルフィコーストが落馬・出走取消とさんざんなことに。フランツもアドミラブルの再来と思われましたが不発。
13位:OKU
12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14-4-3-5-12-17-16-18-12-21-15-13
8頭にしぼったこともあって、出走は30走に未達とおくやまらしからぬ結果に。シャルドネゴールドは京都新聞杯3着でダービー出走かなわず。
14位:宮崎夫
1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17-22-21-16-22-27-8-17-22-9-3-14
ファストアプローチが稼いでいた昨年夏頃は、上位進出に自信満々でしたが最終的に、わずか3勝。がっくり。
15位:キッズ姫
12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7-14-13-2-13-23-22-21-1-16-6-15
7頭中5頭が勝ち上がっているので、悪くもないですが、メンツがすごいですからねぇ。昨期も同じような感じでしたが、皐月3着のダンビュライトが今年はいなかった分、順位を落としました。グレートウォリアーも素質は見せたものの…皐月賞3着。
16位:天宝院透
27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9-24-25-26-26-22-9-16-25-3-29-16
ヘンリーバローズのリタイヤがすべてでしょうか。好敵手のワグネリアンがダービー馬になっただけに、とても残念。スーパーフェザーはこの後すごく強くなりそうではあります。
17位:及川妻
5-4-16-22-25-9-6-12-4-10-7-16-17
昨年とほぼ同じ順位。6頭勝ち上がるもオープンに届かずというのも例年なみ。このあたり及川夫と同じ傾向。
18位:まりな
43-37-11-33-35-20-21-24-26-29-19-27-28-28-26-28-28-28-18
14位の宮崎夫から20位の広瀬まで1万BCU差という大混戦ですが、まりなは久しぶりの10位代。2頭もちでこの順位というのは、ベストテンぐらいの価値はあるかも。プリモシーンが重賞を勝って内容にも満足か。
19位:五十嵐弟
9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11-5-7-12-7-1-18-6-5-19-1-19
まあ、いくらなんでも昨期が良すぎた。優勝から急降下の19位。レイエンダが函館で圧勝したところでは2年連続ダービー馬という夢も見えましたが、まさかのリタイア。復帰戦の夏木立賞の圧勝からしても無事ならという気はします。
20位:広瀬
12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12-12-10-23-14-25-3-14-21-15-7-20
デルニエオール、フォックスクリークと2勝馬が誕生。しかし、いかんせん全13走ではここまでか。
21位:BASSII
8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26-19-23-17-21-21-13-3-18-13-9-21
久々に20位以下に落ちました。5頭持ちで全馬勝ち上がりというのは、実は相当にすばらしい成績ながら、今期のキャロットの不調に巻き込まれた感。
22位:浅井
11-6-4-4-31-34-31-41-16-27-32-15-21-23-25-17-18-27-NA-NA-NA-28-20-27-30-22
昨期のボロ負けからそこそこ回復して22位。ともかくも3頭の勝ち上がり。ヴァイザーは小倉2歳でも人気だし、もう少しなんとかなりそうでしたが。
23位:木村
29-28-25-7-20-30-24-25-15-3-12-6-6-4-10-20-14-26-10-23
ベストテンから一気にここまで。6頭で28走なので稼働は良かったのですが。
24位:宮崎妻
14-3-12-2-36-10-39-9-29-4-16-9-8-33-9-29-29-24-24-16-26-8-2-15-11-4-4-24
近年好調でしたが、一気にここまで落ちました。2勝馬が2頭なので見かけほどは悪くないですが、4月以降は全く稼働せず。
25位:あつこ
30-23-22-15-11-23-25
2年連続の不振。フランケル産駒のシグナライズは早々と2勝しクラシックでも期待されたものの、尻すぼみの結果に。
26位:西原ヘリオス
32-20-26-22-5-22-26-25-19-23-28-28-20-30-28-29-19-27-13-27-23-25-26
ダンツクレイオーは1勝でもそこそこ稼ぎました。ここから上位進出にはやっぱディープが必要なのでは?
27位:さいとう
30-20-22-24-18-24-27-19-25-24-27
7頭に増量したのに、出走は22走と前期より減ってしまうという残念な事態。勝ち上がり2頭ではどうにもならず。
28位:けんた
5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22-27-27-29-28-29-26-29-29-29-27-28
29位の呪いが解けて27位になったと思ったら、今度は28位。脱退会員によっては危うく29位だったよ。それでも1勝したのは意味がある。がんばれ。
さて、軍団戦はチームレッド優勝、ピンクが2位。
昨年から導入した最大被害者賞はキッズ姫になりそうだったのが、宝塚記念ミッキーロケットの副賞で五十嵐弟が逆転しました。このルール意外とおもしろいな。
では、エントリーお待ちしています。