ドゥラメンテは強かった。以上。
キッズ姫20年ぶりの戴冠!

 10年ひと昔と言いますが、20年となるともうふた昔。1995年とはどんな年だったか。まあ、巷でも話題になっていたので、みなさんご存知でしょう。1月に阪神大震災が起こり、3月には地下鉄サリン事件が起こるなど、衝撃的な事件があいついだ年でした。競馬的にはサンデーサイレンスの産駒が始めて3歳になった年。ダービー・皐月賞でジェニュインとタヤスツヨシが死闘を繰り広げた年ですね。

 そこから20年、BRAのアイドル・キッズ姫がついに復活Vです。途中お休みがあったとはいえ、基本的にアラブの王族なみの財力で、毎年良血馬を集め続けているので、活躍のイメージが強いのですが、こんなに間があいていたのですね。

 皐月賞の圧倒的なパフォーマンスからダービー当確と言われ、そこまでの順位が上の福田や大野がむしろチャレンジャー的なあつかいとなる珍しいパターンでしたが、終わってみれば、二冠馬を擁して2位に7万BCU差ですので、完勝と言って良いでしょう。

 それにしてもダービーの賞金が突出しすぎて、複数頭持ちPOGのワビサビみたいなものが若干薄れてきたのは残念です。


 さて、恒例の会員レビューです。

 優勝:キッズ姫 12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7-14-13-2-13-23-22-21-1
 昨年、屈辱の順位と評したのが効果的だったか、ついに返り咲き。稼働率はそれほど良くもなかったが、とにかくドゥラメンテさまさま。王道路線で優勝というのは「姫」に似合ってます。そういえばドゥラメンテって無競争でしたね。

 準優勝:福田 29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18-9-2-8-5-2-4-7-2
 通算で5回目の準優勝。ベッタベタでも無く、かといってトレンドをはずしているわけでもないというあたりの血統をきちんと集めて、優勝に匹敵する成績を残すPOG眼は 賞賛されるべき。3勝馬がでなかったところが、突き抜けなかった要因でしょうが。ドラフトで競り勝ったリアルスティールやブライトエンブレムが活躍、競り負けたアールブリュットが活躍しないあたり、持ってるのかな。

 3位:大野 29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2-13-19-3-11-7-11-3
 福田に勝るとも劣らない層の厚さで最後まで盛り上げました。6頭がオープンというのは凄いです。ティルナノーグが尻すぼみになったのは誤算ですが、コンテッサトゥーレ、タンタアレグリアがクラシック路線へ。ディープジュエリーのリタイアが惜しい。

 4位:五十嵐兄 5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10-7-16-7-8-9-20-8-4
 通算19回目のベストテン。凄まじいですな。とはいえ、4位というのは19年前の準優勝以来の好成績。ショウナンアデラの勝ちっぷりからは、今年こそ悲願達成かと思われましたが。やっぱ、持ってないのかしら。

 5位:五十嵐弟 9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11-5-7-12-7-1-18-6-5
 ダービーのサトノラーゼンで一気に80000BCUを上積み、11位から一気に5位にジャンプアップ。実際、サトノラーゼンは馬別賞金順位でドゥラメンテに続く2位ですから、やはりダービーの破壊力は凄い。

 6位: ねっしー 26-15-28-9-11-23-10-11-1-10-15-21-2-20-11-5-6
 昨年に続いての健闘で6位のねっしー。ミッキークイーンがいなければ、20位ぐらいまで下がります。レバタラはどうでもいいのですが。五十嵐弟のサトノラーゼンも同じですし。いや、でも、ミッキークイーンを選んでいるのは偉いと思いますよ。ディープ産駒としても微妙な部類ですもの。

 7位:猪口 15-3-3-1-7-22-4-15-6-11-8-20-10-12-14-12-7
 6年ぶりにベストテンいり。ミュゼスルタンのローテーションにはいろいろ疑問符も着きますが、マイルC3着で貢献したからオッケーでしょう。惜しかったのはキロハナ。ドゥラメンテと比較するのはさすがにおかしいとしても、世代トップクラスの可能性はあったと思います。

 8位:及川夫 14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8-8-14-1-15-5-1-10-8
 昨年からやや順位をあげました。それにしても大崩れが全く無いです。デビューした9頭中8頭勝ちあがり。2頭がクラシック出走なので大変けっこうですが、核が無かったというのはありますね。

 9位:Dフラッグ 27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16-18-1-10-1-7-15-25-9
 このラインナップなら、ある程度の期待は当然なので、まずまずというところでしょうか。オリエンタルアート、レーヴドスカーはまず予約、的な作戦。 アップ額も大きいので効率は悪いが、最近はそういうほうがリスクは少ないのかなぁ。アッシュゴールドはありそでなさそでという感じでしたが。 ブラヴィッシモが11走で最多出走馬。 

 10位:及川妻 5-4-16-22-25-9-6-12-4-10
 全馬デビューで7頭勝ちあがり。未勝利の3頭も連にはからむ=いちおう指名した価値はあったということで10位。最高に稼いだ馬がシュヴァルグランの22000ポイントで34位なので、ものすごくバランスがとれたラインナップだったということですな。POGは最強馬を探すゲームであるのは確かでも、結局当たるかどうかは運もあるので、こういうバランス力を持っている人は大負けしないし、いつかは勝つよね。五十嵐兄を除いて。 

 11位:宮崎妻 14-3-12-2-36-10-39-9-29-4-16-9-8-33-9-29-29-24-24-16-26-8-2-15-11
 なんか最近ずっと夫より調子が良いのはなぜ。最終週に五十嵐弟の爆発で順位を落として、2年連続のベストテンいりならず。まあ、5頭持ちで、8勝、クラシック出走なら十分。TRを勝ったレッドソロモンのリタイヤは残念。メイショウサムソン産駒でPOG期間にオープンを勝ったのはサムソンズプライドぐらいだよね。

 12位:おくやま 12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14-4-3-5-12-17-16-18-12
 昨年と同じような内容ですが、ミュゼエイリアンが毎日杯を勝った分順位をあげました。上が走っていないくてスクリーンヒーローとなると、いくら新馬を勝っていても、なかなか指名しづらい馬でした。毎度おなじみ最多出走馬主。

 13位:いーだ 2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3-15-9-9-4-10-19-2-13
 8頭もちながら、2頭が抹消で苦しい戦い。ペルーフが重賞勝ちでなんとか上位にふみとどまった感。といいながらそのペルーフ、補欠でしたけど。

 14位:木村 29-28-25-7-20-30-24-25-15-3-12-6-6-4-10-20-14
 そこそこの活躍馬が出て14位まで順位をあげました。ネオルミーエルはいちょうS2着。フラムドグロワールの下で東京向きに見えただけに、マイルCに出走させたかった。

 15位: あつこ 30-23-22-15
 大躍進ではありませんが、初参加以来じわじわと順位をあげて15位。い〜だも射程圏にはいってきました。アルバートドックが稼ぎ頭。サトノラーゼンから寸法を測ると、ダービーに出てもそこそこだったかも。まあ、その分白百合S1着で、帳尻はあったか。

 16位:太田光 9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5-1-17-14-11-3-5-9-16
 4年ぶりのベストテン落ち。ベルラップ以外はなかずとばずでした。黄菊賞、京都2歳と連勝したベルラップはハーツクライ産駒ということで、成長力を期待されましたが、皐月、ダービーと大敗。残念。やっぱクラシックは三浦じゃダメでしょう。 

 17位:Xiu 7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13-2-6-11-3-8-25-1-17
 どうも成績が乱高下するサイクルにはいってきたのか。昨年王者がここまで順位を下げました。マイネルエスパスがベゴニア賞で8秒もの大差負けで最大着差敗戦を獲得とは予想しないですよね。今年は、ツキがないというより、馬を見る目がくもったか、仮に本指名馬全部とれていても68400BCUで15位でした。

 18位:BASSII 8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26-19-23-17-21-21-13-3-18
 昨年3位から大きく後退するも、2頭持ちなのでいたしかたないところか。KENTAには大きく差をつけているわけで。ケツァルテナンゴが早々と特別を勝ち、プリンシパルでも2着と最後まで楽しめたのでは。

 19位: さいとう 30-20-22-24-18-24-27-19
 19位は決して良くはないが、さいとう的にはBRA史の中で2番目の成績です。オメガタックスマンが好走を続けながら、結局2勝めをあげられませんでした。

 20位:浅井 11-6-4-4-31-34-31-41-16-27-32-15-21-23-25-17-18-27-NA-NA-NA-28-20
 復帰初年度よりは若干常識にかかる順位にあげてきました。5頭持ちで4頭勝ちあがりはまずまずか。キーフォーサクセスは、もはや誰もが予想できる地雷で、そのとおり昨年のレインオーバーと同じ結果に。しかし、ここまで来るとみかぎって、それがアタリだったら発狂。.まあ、今年は不受胎なので、来年のワークフォースが最後か。

 21位:広瀬 12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12-12-10-23-14-25-3-14-21
 えー、浅井より下なの?と本人は思っているでしょうな。10頭持ちで3勝は、かなりきつい。47走もしているので、もう少しなんとかならんものかとは思います。さて、シーザリオ、今年はキンカメ産駒だ。どうする?

 22位:宮崎夫1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17-22-21-16-22-27-8-17-22
 えー、広瀬より下なの?と本人は思っています。早々とペガサスボスとレガッタが勝ちあがった時は、もう少しなんとかなるかと思ったんですが。里見さんの一番馬サトノシュプリームは結局競走馬になれませんでした。ツカンポ。

 23位:中しま 10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19-6-4-18-20-15-6-19-23
 えー、宮崎夫より下なの?もう、ええっちゅーの。そもそも4頭もちというところで失敗しています。補欠戦略をちゃんとやってください。マイアベーアにエンジンがかかるのが遅すぎました。

 24位:FUMI 22-21-21-5-13-19-14-17-30-24
 昨年最下位からやや改善して24位。7200対7000の僅差でXiuに競り勝ったリベルタンゴの賞金は5000BCU。せつない。

 25位:天宝院透 27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9-24-25-26-26-22-9-16-25
 アンタラジーは新馬戦でサトノクラウンに食い下がっているので、まるでダメとも思わないのですが、4頭持ちとはいえ、全9走ではこの順位もやむなし。

 26位:コマツ 25-11-15-18-13-21-23-26
 BRA参加以来最低成績を更新してしまいました。ショウボートの1勝のみ。勝ち上がり率の高い血統をとっているのに、全く勝てる雰囲気がないというのも驚異。

 27位:西原ヘリオス 32-20-26-22-5-22-26-25-19-23-28-28-20-30-28-29-19-27-13-27
 1年前に絶賛したのですが、あっさりいつもの順位に逆もどり。11月デビューのロードユアソングは2000を2分2秒台で、これはと思わせ、福寿草ではタイムを大きくつめてさらに期待させましたが、順調につかえませんでした。

 28位:まりな 43-37-11-33-35-20-21-24-26-29-19-27-28-28-26-28

 29位:KENTA 5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22-27-27-29-28-29-26-29-29
 この5年間、二人合わせても最高順位が26位というのは、どういうことよ。それぞれ2頭持ちだからということでもないような気がします。ミュゼスルタンやダノンメジャーのように最低価格で購入できる範囲で走る馬もいっぱいいるわけだし。まあ、死者に鞭打つのはやめましょう。捲土重来。KENTAは規約14条により10BIT獲得。

 さて、軍団戦はチームタキオンが平均獲得18748 BCUで、チームキャンドゥをわずかにおさえて優勝です。キッズ姫がチームBCUの半分を稼いだチームハイジは3番手。他のメンバーが全くつかえなかったということね。

 では、ひとまずさようなら。その他エントリー関係の連絡は掲示板にて。

 決算はもうちょい時間をください。 最大被害者(1WIT獲得)も、まだ計算中です。