日本もすっかり秋めいてきたらしいですね。みなさん、お元気ですか。
短距離の小倉2歳は15番人気のオーミアリスが勝って大波乱となりましたが、中距離の札幌、新潟は出走馬のレベルもなかなかのもの。BRA勢が強い勝ち方で年末のGシリーズに向けて好発進です。
6月末の新馬を4コーナー12番手からさしきった福田ブライトエンブレム。タイムの悪さと不器用そうなレースぶりから、血統からするとやや意外な5番人気となった札幌2歳S。新馬よりさらに行き脚がつかない 状態で、向こう正面では最後方。札幌の2歳戦で、この位置どりでは、常識的には掲示板がやっとという感じでしたが、3コーナーから加速すると直線は外を一気にのびて突き抜けるというすさまじいレースで快勝。この夏の田辺の好調さにも乗ったか。2戦とも上がり35秒台で、高速競馬でどうかというところはあって、朝日杯に対応できるかは微妙ですが、狙いはおそらく新設G2のホープフルでしょう。よろしいかと。おくやまミュゼエイリアンも追い込んで4着。こちらはさらに距離伸びてというタイプか。
出走馬18頭で、2頭しかいないBRAでワンツーとなったのが新潟2歳S。こちらはいつものように、超高速の追い込みレースで道中後方の猪口ミュゼスルタン、福田アブニールマルシェがタイム差なしの激戦となり、ミュゼスルタンがハナ差競り勝ちました。この2頭の差は一歩先に動いた騎手の判断だけの問題で、まあ、ヨシトミと北村の差という感じでしょう。こちらは札幌と違いスピードタイプなので、現時点では朝日杯候補となります。
会員順位でも、福田と猪口の二人が首位を争っていますが、3位の大野も好調。5頭デビュー。のべ12回出走でうち11回が3着以内。いつでも勝てそうなディープフォルツァ、タンタアレグリアがもたついているのが不満といえば不満か。
常勝及川夫も8月にはいって3頭が勝ちあがり、秋に向けて布陣は充実。4位はBASSII、5位は宮崎妻。こちらはテンダリーヴォイスがアスター賞2着。ただ、新潟2歳Sよりタイムが3秒遅いのはかなり苦しい。
ともかく、上位陣にそこそこ駒がそろっているのも確かですが、やはり例年どおり10月、11月の「伝説の新馬」で勝ち上がるディープ産駒というのが現れれば、それが主役になるんでしょう。
今月は、まだレースも少ないので、あまり多くのネタはありません。来月は凱旋門のハープスターが話題の中心なんですかね。い〜だはフランスに行くんだろうか。では、また。