BASSII初GT制覇!
レッドリヴェール、ハイレベル世代のトップへ。

 あけましておめでとうございます。
 まあ、あけてから2ヶ月たってますが。

 年明けすぐに、会報を出すつもりだったのですが、その間に東京と京都とロンドンとニューヨークに行ったり、オリンピックをどっぷり見たりで、なおざりになっておりました。

 オリンピックは、オンラインでベットできるので、羽生の金メダルとか熱かった。ジャンプ団体とスノボの女子大回転で金がとれていたら、クソもうけだったのになぁ。ちなみに、オンラインのサイトでは、今年のMLBのベットなんかもやっています。ダルが15勝するかどうか、マー君が13勝以上するかどうかで、だいたい1.8倍ぐらい。マー君、故障しなけりゃ15はいけると思うんですが。

 ワールドカップは優勝国ベットでブラジルが、4.3倍。日本は151倍です。グループリーグ突破だと、日本はグループ内3番手で2倍。コロンビア、コートジボアールのほうが上という評価。日本がグループ1位だと5.5倍。このあたり単複みたいな感じね。個人的には、グループHで韓国がベルギー、ロシアより下という評価で単で8.5倍、複で2.85倍はけっこうおいしいオッズのような気がします。

 さて、とうとうBRA出走馬がいなくなってしまった朝日杯に象徴される牡馬戦線。ミッキーアイル、アジアエクスプレスというマイルでのチャンピオンクラスは出現しているとはいえ、BRA以外の馬も含めて、これぞダービー候補という衆目の一致する本命馬はまだみあたりません。

 その中では、Xiuイスラボニータが東京スポーツ杯、共同通信杯と重賞連勝。これで東京コースは4戦4勝。負けた1回も新潟の2着。ある意味強くダービーを意識した使われ方かもしれません。確かに、スパっと切れるのではなく、じわじわ伸びるタイプなので東京向きではあります。ただコジーン牝馬にフジキセキ。皐月賞しだいでは、マイル路線か。

 共同通信杯で、イスラボニータの2着が広瀬ベルキャニオン。3着が福田サトノアラジン。このデイープ産駒2騎は、それぞれマウントシャスタ、ラキシスの下で、血統的には魅力十分。ただし、サトノアラジンは惜しいレース続きで、トライアルで上位に来なければ、皐月賞への出走はできない状況。つめの甘いタイプにも見えるのが気がかり。ちなみに共同通信杯は4着BASSIIマイネルフロスト、5着大野ピオネロでオキュペイション達成です。おめでとうございます。でも、1分48秒1はそれほどレベルが高いともいえない。

 タイム比較で1分47秒6だったからというだけでなく、レースレベルで上回ったのは、無敗馬対決となったきさらぎ賞。楽に逃げたバンドワゴンを大外強襲でしとめた五十嵐弟トーセンスターダム。鞍上の好騎乗もありましたが、現時点は一番器が大きそう。

 器と将来性という意味では、初戦でバンドワゴンの逃げ切りを許したものの、その後若駒Sまで3連勝の及川妻トゥザワールドも高く評価されるべき。若駒Sは前走から10キロ馬体を増やした520キロ。明らかに余裕もありましたが、それで2000M2分ジャスト。1800Mでも馬場差はあるとはいえ46秒台を経験しており、若葉Sあたりの裏街道から本番へむかえば、人気の盲点になりそうな予感。

 繰り返しになりますが、牡馬戦線は朝日杯もラジオNIKKEIも決してハイレベルではなく、かつ、そこですら波乱の結果。力が明らかに上と目される馬の距離適性は未知数ということで、直前のトライアルまで混戦は続くでしょう。五十嵐兄ラングレーや及川夫ヴォルシェープ、猪口イタリアンネオあたりが、トライアルを圧勝し皐月賞1番人気になっても全く驚けない。しかも、こういう年は、本番でも波乱はおきそうで、そういう時にあっと言わせるのはえてして良血馬。前述のトゥザワールドやねっしーモンドシャルナあたりが匂います。

 これと全く状況が違うのが牝馬路線。阪神JFはあまりの充実振りに有力馬のベルカントが朝日杯へ逃げた(?)ほど。結果も、BASSIIレッドリヴェールとい〜だハープスター、フォーエバーモアという無敗馬3頭の壮絶な叩き合いとなり、レッドレヴェールが無敗のチャンピオンとなりました。ハープスターも苦しい位置から追い込んでおり、勝負づけがすんだわけではなさそう。加えてフォーエバーモアがその後クイーンCを順当に勝ち、4着は函館2歳勝ちのクリスマス、5着がアルテミスS覇者の福田マーブルカテドラル、6着がその後クイーンC2着となるマジックタイム、次いでホウライアキコ、モズハツコイなので、実力馬が十分に力を発揮した上で、上位入選馬はひとクラス上のレベルで 接戦。こうなると、下位の馬の逆転は相当に難しく、またクラシックでこれらをおびやかす新星登場というのも、よほど能力差を感じさせるパフォーマンスの馬がでなければありえないでしょう。レーヴデトワールやサングレアル、ダイワレジェンドといった超良血馬たちも、JF上位組をおびやかすのは、なかなかに難しそう。この後チューリップ賞で人気馬が激突するのか、フィリーズレビュー、アネモネ、フラワーCあたりに分散するのかわかりませんが、桜花賞もオークスも阪神JFの上位3頭ボックス、ヒモ荒れ狙いで3着に、JF4〜8着の3連単、30点ばりというのが正解。間違いない。

 では、次回は桜直前に発行します。ごきげんよう。