猛暑が続いていますが、みなさんお元気ですか。
といいつつ、編集子のいるサンフランシスコは最高気温が22度くらい。朝晩は15度とかで肌寒いです。もちろんクーラーなんてそもそも売ってない。
さて、別途メールを出しましたが、前期清算が遅くなりまことに申し訳ない。
なんやかやで、もう秋競馬開幕ですね。それにしても、今年の秋はオルフェーヴル、ジェンティルドンナ、キズナとBRA軍団が凱旋門賞に大終結です。1頭ぐらいブリーダーズカップに回ってくれば良いのに。
さて、ここまで既にふたつの2歳重賞の結果が出ています。今週はさらに小倉と札幌。
今期は函館も新潟も印象としては、先々楽しみな馬が出たという印象。
函館は人気のクリスマスが圧勝。タイム自体は、この日は時計がかかっていて、それほどでもありませんが、ワンペースで強いタイプか。
BRAは2番人気の宮崎夫オールパーパスが直線つきはなされて4着。この勝ちタイムならもう少し注文つけて先行するか、追い込むかのほうが良かったかも。ダイワメジャーで1200よりはマイル向き。宮崎妻トーセンシルエットは人気がありませんでしたが、直線良くのびて3着。こちらは札幌参戦予定なので、前半戦の基準馬になりそう。
新潟はいーだハープスターが人気にこたえて圧勝。ちまたの評判でもクラシックの主役誕生かという評価。確かに、なんとか届いたということではなく、差してちぎるという怪物めいたレースではありました。
ただ、新潟2歳SはJRAのレースの中でも、アイビスSDと並んでトラックバイアスがきついレースで、外枠をひいた追い込み脚質の馬は、ハンデで3キロもらっているという印象もあります。確かに強かったが、シンメイフジの時もそう思った記憶が。
参考までにシンメイフジ(2007年)とハープスター(2013年)の新潟2歳Sラップ比較。
2007年 12.6 - 10.5 - 12.0 - 12.7 - 12.8 - 11.6 - 10.4 - 11.8=1.34.4
2013年 12.5 - 10.8 - 12.0 - 12.6 - 12.8 - 11.5 - 10.9 - 11.4=1.34.5
シンメイフジが直線なかばで先頭、ハープスターは残り1ハロンで一気に突き放したという違いはありますが、極めて似たラップのレース。だから、ハープスターがたいしたことないとは言いませんが、レースの印象だけだと過大評価かもしれません。
2着にはスタートで立ち遅れたxiuイスラボニータが馬群をわって突っ込みました。デビュー戦からの間隔が中途半端にあいた不安を払拭してのもので、価値のある2着。福田マーブルカテドラルは楽に先行し、直線をむいた手ごたえは圧勝まであるかというものでしたが、最後に
差されて5着。ただ、新潟2歳の歴史は、とにかく先行した馬は必ず差されるというもので、前に行って結果を出したのはエフティマイアとマイネルレーニア(3着)ぐらい。まだ見捨てたものでもないでしょう。
さて、時期を逸した感もあるので、詳細は省きますが、エントリー大会の総評を書いておきます。現場にいなかったので、温度感がわからないところもありますが、一言で言うと、「相場感が熟成されてきた」という印象が強くなりました。年を経て、いろいろなルール(母馬メリットや、5倍ストップルール)を追加してきた結果、かつての「なんか良くわからんけど、2万アップ」といった戦略も何もない入札はなくなり、今年度の最高アップはいーだレーヴデトワールの16800アップ。しかし、これはかなり妥当なところで、Dフラッグが13500、宮崎夫が13200。二番目の高額入札は五十嵐弟のガリバルディで15900アップ。こちらは、いーだが14800、福田12200、天宝院透が11900。
一方で、ボージェスト(母アドマイヤグルーヴ)がわずか7100アップで、母馬プレミアム発動の必要もなく獲得というのもキッズ姫ならずとも驚きです。ちなみに一昨年のアドマイヤトライは14500アップ。この時、2番手は2900アップで、上げすぎだったので今回は大正解。また、キッズ姫はダイワレジェンド(母ダイワスカーレット)も7100アップで獲得。こちらは大野が11500アップで、母馬プレミアムの恩恵で12100となり、ギリギリの勝利。すばらしいセンスとも言えるし、キモを冷やしたともいえます。
その大野もブルーロータス(母ピンクカメオ)で母馬プレミアムを生かして、新人竹田を逆転。竹田にしてみれば、自分の入会前のことなので、不運ではありますが、こういうところも含めて、20年の歴史のPOGならではとご理解いただきたい。
昨期は導入初年度ということもあり、あまり活用されなかったどころか、中しまのようなトンチンカンな解釈もあったこの母馬優先制度ですが、今年はかなり意識した会員も多かったもよう。西原ヘリオスは指名すべて元所有馬の子供たち。ロードプライドではDフラッグと競合し、プレミアムで逆転。五十嵐兄は本指名10頭のうち7頭で元所有馬の産駒を指名。アドマイヤペドロ、ステファノスで特典を生かすという戦略的成功をみせました。太田光のビワハイジも同様。しかし、ジョワドヴィーブルが17000アップだったのに対して、いくら特典があるとはいえ、7000アップってどうなんでしょう。このあたり地雷臭があるとも言えるし、一方で競合相手が及川妻なので、なんか安心とも言えます。久々に復帰の浅井も母ダンスパートナーを指名し、誰もが、そういえばそうだったねと思い出しましたが、競合はなし。グリーンファームというところに、危険な香りが。それにしても、これだけブランクがあるにもかかわらず、入札姿勢に全く進歩が無いのはなんだろう。結局2頭持ちになってしまいました。
総体的に見ると、文句なしは本指名8頭すべて獲得の太田光、いつも勝っている福田、パシフィックギャル、サトノフェラーリという即戦力をそろえたXiu、ディープ産駒を妥当な入札で獲得した猪口、母ザレマを含めて競合で5勝のいーだあたりが良さそう。五十嵐兄ももちろんエントリー成功ですが、そもそもかなり勝負度外視という印象もあります。BASSIIもエイシンオルドスを落としたおかげでマイネルフロストがはいったのはむしろラッキー。苦しいのは、前述の浅井、想定外の頭数になったDフラッグ、FUMI、本指名でわりとちゃんと入札しているつもりなのに、いつも負ける宮崎夫妻、木村といったところ。ケンタ夫妻とかさいとうはアップ額からして、本指名で負けるのは想定内なのだろうから、これで良いのかも。
さて、とりあえず恒例のピック11の時期です。
しかるべきタイミングでホームページ掲示板にスレッドをたてますので、ご応募ください。
秋の中央競馬G1、11レースで1頭ずつ馬を指名。
選んだ馬が3着以内にはいったら、その単勝、複勝オッズがポイントになります。
11レース中3レースを各自特注レースとして指定可能。馬名に★をつけて書き込んでください。そのレースのポイントが2倍になります。印がない場合は自動的に後半3レースが対象になります。(阪神JF、朝日杯、有馬記念)
締め切りは9月27日(金)24時。
賞品は
優勝:20000BCU+1WIT
2位:10000BCU+20BIT
3位:5000BCU+10BIT
BB:5000BCU+10BIT
何度も言いますが、申し込まないと損ですよ。