フェイムゲーム末脚一閃!
しかし、混戦は続く、どこまでも。

猪口 ストークアンドレイ 函館2歳
中しま コディーノ 札幌2歳 東京スポーツ杯
福田 エーシントップ 京王杯2歳 シンザン記念
宮崎妻 ロゴタイプ 朝日杯
広瀬 エピファネイア ラジオNIKKEI
FUMI フェイムゲーム 京成杯

 ここまでの重賞勝ち馬をまとめてみました。
 これ以外に、BRA所属馬が勝てなかったレースとして、2歳戦が小倉、新潟、デイリー、アルテミス、ファンタジー、阪神JF。
 3歳になって、きさらぎ、フェアリー、クイーン、共同通信杯

 顕著なのはBRA牝馬軍団の不調で、重賞勝ちはストークアンドレイのみ。前号で暮れの阪神JFへの過程でろくな成績を残していないと書きましたが、年が明けてもウキヨノカゼとかクラウンロゼとか新たに登場する新星にBRA勢は見られません。フェアリーSにいたってはなんと出走そのものがないという状態。オープン特別まで視点を広げて、唯一、紅梅Sを勝って注目されるのが太田光レッドオーヴァル。後方一気の末脚で評判のオツウを破っているので、ありといえばありですが、上がりが35秒7もかかる重馬場だったこともあり、桜候補と言えるかどうかは微妙です。

 とはいえ、今年は牝馬路線がそもそも低レベルの混戦としか言いようがない状態。阪神を勝ったローブディソール以下クラウンロゼもコレクターアイテムもサンブルエミューズもみんな似たり寄ったりというところなので、いーだディプサウスや宮崎夫ローガンサファイヤですら、可能性はあると言えますが、こうなると外人騎手か戸崎を確保した馬が勝ちそう。下手に豊とか池添とか固定していないほうが良いのではないでしょうか。

 牡馬もあまりレベルが高いとは言えませんが、こちらは無事なら三冠とも言われる広瀬エピファネイアが控えているので、中しまコディーノと対戦する弥生賞が最大の注目レースとなりそうです。ここで二頭のマッチレースになるようなら、皐月どころかダービーまで見えてきそうですが、エピファネイアって、クリスエスで牡馬クラシックってどうよというところ。アルフレードというひどい先例もあるし。福永からも牡馬クラシックの香りはあんまりしないのです。

 ではG1勝ちの宮崎妻ロゴタイプはどうかというと、これも朝日杯は騎手の腕という印象もありますね。スプリングで3連勝となれば、期待はできますが、惨敗の可能性すらある。むしろ未勝利-京成杯を連勝したFUMIフェイムゲームのほうが先々おもしろいかもしれません。

 朝日杯からシンザン記念にむかった福田エーシントップは、ここを楽勝して5戦4勝と、同世代の勝ち頭となりました。ここから、マイル路線に専念するなら、かなり期待はできそうです。クラシックへ向かった場合は、常に能力発揮するタイプに見えるので、朝日杯上位陣に勝てるかどいうと疑問は多い。イメージはダイシンフブキ。ちと古いですが。


 クラシックの展望とすれば、

 牝馬はトライアルで1勝馬が鮮やかな勝ち方をして、そのまま突っ走る。ローブティサージュとコレクターアイテムが2-3着あたりに善戦。BRAは掲示板に載らない。

 牡馬はスプリングで新星台頭。弥生賞を勝ったエピファネイアが人気を集めるも本番では凡走。キズナとラウンドワールドが逆襲で2-3着。

 まあ、わざとひねってみましたが、オッズ的にもこういうのがありじゃないすかね?

 では、桜直前にもう一度まとめられたらいいな、と。