全登録馬215頭中、57頭がディープインパクト産駒。4頭に1頭がディープというすさまじさ。2位のアグネスタキオンが34頭。それに続くシンボリクリスエスが16頭なので、いかに上位2頭が人気を集めているかわかります。ディープは57頭中、29頭が競合。いやはや、なんとも。
ディープ、タキオンが人気の中心となっていることを反映してか、以前ほどデビュー組の人気は過熱することなく、そういう意味では、即戦力重視で指名するタイプのオーナーには楽なドラフトだったのではないでしょうか。BASSIIあたりは3頭無競争で確保しています。
軽く会員のラインナップをながめてみましょう。
新会員の「あつこ」は無競争で3頭確保。シンボリクリスエスは16頭指名があった中で、競合は3頭と人気がばらついた印象。
「い〜だ」は10頭。シェンク産駒のトーセンシーザーが中心か。ジョワドヴィーヴルは果敢に1万超アップでしたが、及ばず。サングヒーローはアップ同点で負けています。ディアデラノビア産駒のディアデラバンデラ無競争はラッキーか。シンクリはホント今年バラけましたね。
「五十嵐兄」 本指名で8頭競合。6勝。気合がはいっとる。兄弟対決を制したアンチュラスは一昨年のダノンアンチョのリベンジとなるか。デアリングプライドは新種牡馬ダイワメジャー産駒。ダイワメジャーは全く未知数ですなぁ。
「五十嵐弟」 9頭指名で、3勝3敗3無競争。ニュージラーンドから北米に転戦して重賞を勝ったタフな牝馬の息子ファイナルフォームと、グランプリボスの下アドマイヤキュートが注目。
即戦力で固めた「BASSII」は勝ちあがりが3頭。中ではいかにもスピード型&ダートもOKのブロッケン。この馬ドラフト当日に勝ちあがってますが、無競争はラッキーでしょう。コスモルーシーはラベンダー賞で大敗。
「猪口」 10頭。1000BCU前後のおしい入札負けがめだちました。その分、アドマイヤバラードは対五十嵐兄100BCU差で勝利。この馬が活躍したりすると天運ですな。やたらにアドマイヤ軍団の名前がめだちます。
「及川夫」 基準の入札だと思います。それでもトーセンラー、エイシンフラッシュの下をきっちり競り勝っているところがプロ。ゆえに、ビワハイジ産駒はいくらなんでも 上げすぎちゃう?デビュー組のコスモメガトロンは6ハロンで1分9秒7。函館2歳Sに出てくれば、まず勝ち負けか。
「及川妻」 サングヒーローは同点で前年順位規定で獲得。ヴァルメリオあたりは、ダートでつぶしがきく血統。クランモンタナ200BCU負けはややもったいなかったか。
「太田光」 ついにビワハイジ産駒ゲット。来年以降はこういう場合、5000BCUサービスになります。それにしても高いな。3万BCUですよ。重賞必須。とりあえずディープで8頭。ぶれない心。
「大野」 昨季は入札で勝ってしまってさんざんな目にあった反省か。今年は入札ではあっさり負けて、無競争の9頭。実際は10頭希望でしたが。同じ馬を2回記入するという凡ミス。それでもアパパネの下シュガーヒルは無競争。このへん、他の会員も遠慮したのか。本人も500アップとなんとも不安な感じでしたが。
「岡崎」 ディープとタキオンにいかなければ、そこそこ自由に取れるという傾向にのって、まずまずの血統馬をそろえました。シャンクシー産駒はダイワメジャーが未知数とはいえ、期待十分。
「OKKU」 アナスタシアブルーを前年下位規定で獲得。その他の競合では負けたものの、まずまず順調に10頭確保。OKKUらしからずデビュー組は1頭だけ。オーロマイスターの下フェアリーロンドあたりは、ダートで相当走るかも。
「FUMI」 OKKUと同じ傾向で競合はことごとく負けてしまいました。頭数も補欠不足で6頭。とまあ、不本意な感じはしますが、エイシンキンツェムがどえらく強いというか、速そうなので、今年は相当期待できるんじゃないかしら。
「Xiu」 競合で6勝。しかもおおざっぱじゃなくて、クランモンタナもエネアドも大接戦を制したもの。またエポキシは通称「地雷回避法案」適用第1号となり14500アップの申請に対して、2位の大野が1500アップのため、7500アップで打ち切りです。なんか、今年のドラフトで一番満足の結果はXiuじゃないかという気がします。メテオライトの初戦がいただけないが。
平成の相場師「木村」はやはり入札は全敗。デビュー組のエクセルシオールもコスモメガトロンも1000BCU以下で競り負けているので、もう一声という気もします。このあたり新馬勝ちの価格補正と絡んで極めて微妙なラインですよね。ただ、レオアクティヴ、エピセアロームが次々と未勝利脱出で気配はグッド。
「コマツ」 新馬圧勝のクラレントがいて、現時点ではどこに向かうにせよ、2歳S最有力。最近すっかり人気のなくなったダンスインザダーク産駒ですが、これはうらやましい。他にもアグネスタキオン5頭をそろえて今年は上位十分狙えそう。
「さいとう」 パスオブトゥルーは思わぬ高値になりました。新馬はドスローの後方から、33秒台で2着につっこみましたが。こういうタイプは評価が難しい。補欠のストラスベイはポップロックの下。距離のびてというタイプか。
「キッズ姫」 あっさり競合4勝を含めて8頭確保。アドマイヤトライは2位のFUMIが2900アップで、きっちり5分の1というウソのような展開。ま、姫にとっては誤差か。それでも、例年に比べれば、平均1万BCUを 切っているので、まだまともな方かも。母ホワットケイティーディドとか、さすがにみんな遠慮したかも。
「中しま」 あいかわらず補欠なしなので、競合1勝5敗で5頭。競り勝ったアデンピアモが一応の中心も、シェルズレイ産駒はディープの中では盲点になっていた感じ。
「西原ヘリオス」 ダーレー・ジャパンで2頭。確かにデットーリ期待値ってのもあるしね。サドンストームがデビュー戦2着。これは勝ったクラレントが強すぎただけで、すぐに勝てるでしょう。
「けんた」 モントリヒトは昨年及川が指名した血統ですな。タキオンは合うのではないかしら。パスオブトゥルーは危うく地雷になりかけました。
「まりな」 ディープ産駒の有名どころはさすがにこのアップでは無理。ストリートハンターが未勝利脱出で、ドバイも視野とのこと。ブレイズアトレイルも早々とデビューで2着と今年は上位も狙えるかも。
「ねっしー」 競合では4敗。それでもディープ産駒4頭を含め10頭確保。目玉はなんといってもマンデシャの下のプルミエデマンシュ。良血すぎて怖いけど。
「天宝院透」 結果的に4頭すべてディープ。元馬主だけにこれは当然か。アーカイブ無競争。キャロットで6000万なので、けっこういい馬なの?
「Dフラッグ」 それほど無理な入札はしないものの、チャンピオンとしての存在感を示して4勝4敗。マルセリーナの下は父がタキオン。今度は足元しだいか。マトゥラー無競争にはびっくりです。人格のなせる技か。補欠のエメラルチャームって編集子がシルクで一口持ってる馬です。それほどのもんか?
「広瀬」 入札で7敗。補欠不足で6頭持ち。競合勝ちしたコーダリーがデビュー3着。とはいえ、1分11秒3はどうなの?イントゥザグルーヴ産駒グルトップは補欠指名順の関係で無競争。もう少し下に置いていたら五十嵐弟に負けてましたね。ラッキー。
Dフラッグや及川を見ているとそろそろ2度目の優勝が欲しい「福田」。入札は5勝4敗。即戦力としてはエクセルシオール、中期的にはカーリング産駒のエキストラエンドが中心となるでしょう。誰も 知らないが、母Wind Flowあたりも不気味。
10頭持ちのラッキーとアンラッキーを味わった「真王寺公彦」。今年も10頭で勝負。カレンシェリーメイは短距離実績の牝系にディープ。どういう馬になるんでしょうね。エイシンサンサンは自身も小倉の2歳戦から香港国際 レースまで、距離を問わずに活躍、産駒もクズが出ないので楽しみ。
前年はドラフトで大誤算の「宮崎夫」。今年は久々にまずまずの戦力をそろえました。スマイルゲートはちょっと上げすぎたかも。ヒダカだしなぁ。ゆかりの血統のシェイクスピアとホクトビーナス系の2頭で1頭でもオープン希望。ブレイムレスリーはいつのまにかせん馬になっていてショック。
「宮崎妻」 1万アップと気合のサトノ2頭が無競争なのは、ラッキーなのか、案外なのか。サトノプレジデントは初戦大敗、2戦めでギリ勝ち。うーん。微妙。
さて、今期はいろいろ忙しかったので、BIT抽選は年末の忘年会でやります。ドラフトでいっしょうけんめい働いていた「けんた」に20BITプレゼント。
軍団は基本的にはいじってません。新加入の「あつこ」をアットホーム隊に組み込み。