23年間という長いBRAの歴史の中で、総合成績で同一会員が賞金1位・2位の馬を所有というのは初めて。そして、かつてナリタブライアン、サクラエイコウオーを擁した広瀬拓が樹立した522950BCUという大記録を破って新記録達成。前回優勝時はブエナビスタによる牝馬二冠、今回は牡馬二冠。なおかつ、これで2歳女王のレーブディソールを故障で欠いた結果というのだから、すさまじい。全く文句のつけようのないDフラッグの優勝でした。2位はマルセリーナが桜花賞を勝ち、オークスでまさか連対をはずすまいと思われたXiuをわずかにかわしたねっしーが確保。全体としては、新種牡馬ディープインパクトは評判にたがわぬ活躍でしたが、一方で、バクシンオー産駒のグランプリボス、デュランダル産駒のエリンコートが活躍するなど、POG的にはなかなか難しいところもあった1年でした。
さて、恒例の会員レビューです。
優勝:Dフラッグ 27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16-18-1-10-1
ブエナビスタから中1年。まだ前回優勝の原動力が現役というのは素晴らしい。秋にはレーヴディソールも含めた所有馬対決がみられるかも。
準優勝:ねっしー 26-15-28-9-11-23-10-11-1-10-15-21-2
優勝から5年、混戦をさばいて2位を確保。ダノンバラード、クレスコグランドの2頭が健闘。ダノンバラードの戦線離脱は誤算だったもののフタケタ勝利で質量ともに充実していました。
3位:Xiu 7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13-2-6-11-3
おそらく本人は、3位はいらないというのが本音でしょう。レーヴ骨折からマルセリーナ戴冠直後まで、一瞬ではありますが、悲願の優勝の香りは確かにそこにはありました。捲土重来。
4位:いーだ 2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3-15-9-9-4
エイシンオスマンとプレイがやたらにレースに出て、地道に稼いだ結果この順位に。最近好調が続いています。レヴディソールはい〜だ血統というムードもあったんですがね。
5位:福田 29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18-9-2-8-5
こちらも好調で。4年連続、10年で8回めのベストテン。代表馬はNHKマイル2着のコティリオン。リアルインパクトから計って、ダービーでなく安田でも面白かったかも。
6位:木村 29-28-25-7-20-30-24-25-15-3-12-6-6
序盤戦の圧倒的な活躍はもちろん、年間を通じてマイネルラクリマ以下がコンスタントに走って、OKKUに次ぐ62走。これは納得の6位。
7位:五十嵐弟 9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11-5-7-12-7
また、兄弟で似たようなところに着地しました。せん馬レッドデイヴィスがまさかの重賞連勝。オルフェーヴル、グランプリボスに次ぐ世代牡の三番手という評価もあながち間違いではなさそう。タマはないけど。
8位:五十嵐兄 5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10-7-16-7-8
ミスターベストテンは今年もマイペース。稼ぎ頭はユニバーサルバンクですが、リフトザウイングス、ステラロッサ、イングリッドを擁していたので、もっと上位にいても不思議なかった。重賞2着が多かった。
9位:及川妻 5-4-16-22-25-9
捲土重来を果たして、ベストテン復帰。勝ち上がる時の大物感あふれる所有馬が、どうも、そこから一皮むけなかった印象。プランスデトワールはラジオNIKKEIでコーナーをまっすぐ走るというすさまじいパフォーマンス。
10位:猪口 15-3-3-1-7-22-4-15-6-11-8-20-10
昨年20位から大きく順位をあげてベストテン復帰。渋い選考力のカフナも良かったが、なんといっても殿下とデットーリに東京まで足を運ばせた馬デボネアが印象的でした。
11位:太田光 9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5-1-17-14-11
このところ大崩れなく、中の上あたりをキープ。朝日杯3着のリベルタスが、その後オープンを勝って、クラシックの主役となりながら、歴史的な大敗三連発。びっくりしました。
12位:OKU 12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14-4-3-5-12
久々のベストテンおち。今年は不調のイメージがありましたが、まずまず勝ってたのね。穴馬リキサンマックスが印象的。いつものように最多出走馬主賞ゲット。
13位:キッズ姫 12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7-14-13-2-13
並の会員なら、まずまずの順位としても、姫にとっては屈辱的。グルヴェイグのオークス出走でかろうじて最低限のノルマは果たした感じですが、馬最高位がアドマイヤセプターの36位では、どうにもなりません。
14位:広瀬 12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12-12-10-23-14
かなり復活の兆しを見せて14位。ショウナンパルフェが青葉賞2着からダービーに駒を進めました。
15位:及川夫 14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8-8-14-1-15
昨季チャンピオン不発。トーセンラー以外は、あまりめだつところなく1年が終わりました。トーセンラーは山元トレセンでの足止め、皐月は大外、ダービーはイン狙いが失敗とかみ合わなかったのが残念。
16位:宮崎妻 14-3-12-2-36-10-39-9-29-4-16-9-8-33-9-29-29-24-24-16
及川夫と同じく、ノーザンリバー以外はあまりめだちませんでした。それでも3頭持ち(かつ、会員の同情で復活したドラフト)なので、まあ、OKの範囲内。ノーザンリバーも王道でなくマイル路線ならもう少し上もあったかも。
17位:大野 29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2-13-19-3-17
17位ながら、なんといっても、昨年のエントリーが常軌を逸したものだっただけに、その痛みはかなり大きい。ヒラボクインパクト、ホーマンフリップとアクシデントの多い1年でした。これをツキがないと言います。
18位:コマツ 25-11-15-18
全体的に、今年は上位陣以外は不振の年で、コマツもなんとか20位以内をキープ。稼ぎ頭はシャイニーホーク。おそらく誰も知らん。むしろ若葉Sで穴をあけたダノンミルのほうが印象的。
19位:FUMI 22-21-21-5-13-19
成績は下位ですが、フェアリーS勝ちのダンスファンタジアがいるので、印象はもっと活躍していた感じ。ダンスファンタジアは前半4走はものすごく強そうだったんだけどね。
20位:中しま 10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19-6-4-18-20
地味に順位を下げております。ディープサウンドは百日草でナカヤマナイトを破っているし、共同通信杯からも、成績以上の能力はありそうに思いました。
21位:BASSII 8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26-19-23-17-21
サイレントソニックの活躍で、前半は注目されていましたが、後半は尻すぼみ。ホーマンルッツも掲示板ぎりぎりをうろうろしているレースが多く結果的には失敗か。
22位:宮崎夫 1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17-22-21-16-22
まあ、ドラフトで本指名全滅だとこんなもんでしょう。サトノの2騎も勝った時はちょっと期待したんですが。シュプリームギフトの復帰がここまで遅れたのも誤算。
23位:真王寺公彦 22-9-3-16-5-5-35-6-39-13-28-32-29-29-27-28-28-4-23
おおおお。一気に落下。頭数が多ければという問題ではないですな。ダノンフェニックスについて、熱く語られた気もするけど、記事にするにいたらず。
24位:さいとう 30-20-22-24
4年やってれば、そろそろこの頭数でも中当たりをひいても良さそうに思うんだが。最高は52位のビッグスマイル。
25位:岡崎 24-32-27-34-31-28-28-20-23-31-26-30-25
13年やっていれば・・・以下略。最高は66位のレッドジョーカー。でもダノンフェニックスより上。
26位:天宝院透 27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9-24-25-26-26
これは惜しかった。遅れてきた大物フレールジャックが2連勝。期間外でラジオNIKKEIも強い勝ち方で3連勝。これは菊で最大の穴馬になりそう。
27位:まりな 43-37-11-33-35-20-21-24-26-29-19-27
28位:けんた 5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22-27-27-29-28
29位:西原ヘリオス 32-20-26-22-5-22-26-25-19-23-28-28-20-30-28-29
アットホーム隊、圧巻の下からワンツースリーフィニッシュ。最近未勝利というケースは少ないのですが、今年は3人未勝利。合掌。
軍団戦は<さくら>がDフラッグ活躍で、前年最下位から大逆襲。2位はKINKI KIDS。最下位は当然のことながらアットホーム隊となっております。
ということで大変遅くなりましたが、決算号でした。すぐにエントリー結果号が出る予定。清算は2010年度とまとめて行います。