暮れの２歳Ｇ１前に一度ここまでの戦力をまとめておきます。
今、出馬表アップ前です。
阪神ＪＦ出走予定は以下。
アドマイヤセプター （キッズ姫） 札幌２歳Ｓ ３着
アヴェンチュラ （xiu） 札幌２歳Ｓ ２着
ダンスファンタジア （FUMI） 赤松賞 １着
リトルダーリン （ねっしー） 新馬 １着
レーヴディソール （Ｄフラッグ）デイリー杯 １着
レーヴディソールはデビュー２連勝。この血統ならではの直線一気で、デイリー杯は牡馬相手に完勝。強さは間違いなく本物ですから、おそらくＧ１でも好勝負は間違いないところ。問題は、レーヴドスカー、アプレザンレーヴというこの母系にアグネスタキオンで、この脚質。どこまで持つのかという不安は常につきまといます。兄弟の中では比較的健康そうだったレーヴドリアンまで故障ですから。
無敗の女王の可能性があるという意味ではダンスファンタジアも。デビュー前は入厩後にケガで一旦放牧、父ファルブラヴというのも微妙な感じで、意外に人気はしませんでしたが。ダンシングキイ一族の華麗なる３代目。２連勝はまだまだ余裕がある勝ちっぷり。母は無敗の桜花賞馬。阪神マイルはもってこいの舞台。
アドマイヤセプター・アベンチュラという早期デビュー組は、札幌２歳Ｓからの転戦。そこでも２･３着。牡馬が例年ほどのレベルになかったという評価もある札幌戦（その後好走したのはマーベラスカイザーのみ）でしたが、牝馬同士なら十分か。アドマイヤグルーヴ、ダンシングサンデーと血統的にはクラシックにゆかりのある母。
１−４番人気をＢＲＡ組がしめそうな阪神ＪＦ。リトルダーリンががんばれば、オキュペイションまでありそう。リトルダーリンも母はエリモエクセル、オーナーは金子さんと穴の匂いがぷんぷんするわいな。
朝日杯ＦＳの１週前登録では
アドマイヤサガス （ＯＫＫＵ） デイリー杯 ２着
コティリオン （福田） ベゴニア賞 ２着
サトノタイガー （宮崎夫） 未勝利 １着
ダノンバラード （ねっしー） 京都２歳Ｓ ３着
マイネルラクリマ （木村） 東スポ杯 ４着
マジカルポケット （太田光） 函館２歳Ｓ １着
リフトザウイングス （五十嵐兄） 東スポ杯 ２着
リベルタス （太田光） 千両賞 １着
こちらは、ＢＲＡ以外にサダムパテック、グランプリボス、リアルインパクトと骨っぽいところが揃っており、楽ではないでしょう。リベルタスは中１週で出走するかどうかはちょっと微妙。
有力なのは、デイリー杯でレーヴディソールの２着になったアドマイヤサガスと東スポ杯２着のリフトザウイングス。函館王者のマジカルポケットは、函館の上位ルリニガナ、エーシンジャッカル、タイセイファントムあたりがその後通用していないところから、やや割引が必要かも。同様にマイネルラクリマも今年の新潟組は２歳Ｓの高評価に比べると、いまひとつ伸びていないのは事実。
それなら、２戦めでともに展開に泣いた感のあるコティリオン、ダノンバラードのほうが上ではないかと思われます。が、登録が多いので、サトノタイガーも含めて除外濃厚。このあたりは除外になったらホープフル回りか。
阪神ＪＦ当日に行われるエリカ賞も注目。福田スマートロビン、及川夫トーセンラー、五十嵐兄ユニバーサルバンクあたりが激突。
総合順位は序盤とばしにとばした木村が足踏みする中、福田・Ｄフラッグ・太田光・Xiuといったところが激しく追い上げています。福田は、牝馬の大駒ドナウブルーに加え、アサクサショパンもいて、年明けあたりに躍進しそう。Ｄフラッグはオルフェーヴル・ヴァナディースがややキナ臭く、トーセンレーヴのデビューが伸びてしまったので、今のところレーヴディソール１本。それにしても「ヴ」が多いな。太田光はリベルタスが連勝街道を進むかどうかが鍵。Xiuも今のところアベンチュラ頼みという感じでしょう。
１勝馬では、五十嵐兄イングリッド、及川妻サトノオーあたりが２戦めしだいでは一気に主役となる可能性あり。キッズ姫のガムランは２連勝ですが、このあとダート路線なのかどうか。中しまのディープサウンドもナカヤマナイトを負かして２連勝なので強いです。今期最大被害者となりそうなのが、エントリーで価格破壊大作戦を決行した大野で、ヒラボクインパクト、ホーマンフリップと連続でレース除外。それでもホーマンフリップがファンタジーＳで２着して、さあこれからという時に、全治９ヶ月の診断という絵に描いたようなツカンポぶりを発揮しています。
ピック１１はスプリンターズＳのウルトラファンタジーでドカンと決めた宮崎妻とまりなが上位独走。エーシンフォワードのＯＫＫＵが３着。残り３戦という状況で、有馬をフォゲッタブルが勝つとかでないとこのまま決まる可能性が高くなっています。
では、みなさん、メリークリスマス。