「伝説の新馬を見よ!」
と五十嵐兄は言った。

 五十嵐兄がエントリー大会でおもしろかったので、タイトルにしてみました。さて、今期は昨期とまったく同じ会員構成により22期めに突入。思いのほか、エントリー大会が盛り上がって嬉しいかぎりでござる。その盛り上げのもう一人の立役者となったのが編集子だったりします。まさか、同じ馬を自分で2頭指名するとは思わじ。まあ、以前には宮崎夫と宮崎妻で競合するという意味不明のエントリーもありましたが、やっぱ、30分ぐらいで決めてしまうという、ここ数年の適当な姿勢が問題ですね。大会の休み時間に福田と会話している時に、「やっぱ、3週間ぐらい考えてるんじゃないの?」と冗談で言ったら、「それ以上ですよ。」と言われて、ちょっとヒキました。


 さて、かるく、会員の指名馬をレビューしておきましょう。夫婦が4組もいるので、そこはまとめてみました。

Dフラッグ 入札 5勝1敗
 スペースアーク以外の競合に全勝で、ディフェンディングチャンピオンとしては十分な結果。ジャポニズム18200アップというのは凄いですが、競合相手が前年2位の福田で、こちらが15000アップだっただけに、なんか「勝った!」という感じ。カレンナホホエミがデビュー圧勝で、既にもとはとったあたりも好印象。

福田 入札 5勝2敗
 こちらも満足のいく結果でしょう。ジャポニズム、ラッキーダイスと敗れた2頭が、いずれもDフラッグに、惜しいところでもっていかれたあたりが、勢いの差ということでしょうか。今期のテーマは各厩舎の一番馬だそうです。無競争のトゥザグローリーが池江厩舎の一番馬かどうかというのは意見のわかれるところかもしれませんが。

OKU&FUMI 入札 1勝6敗 
 入札はボロボロなのですが、昨期は二人あわせて0勝9敗なのに、空前の好成績。あやかりたい、あやかりたい。FUMIはトライアンフマーチの下が無競争で、これはラッキー。OKUはエーシンダックマンを競り勝ち、ノーワンエルス、カリビアンペガサス、ロジディオンという勝ちあがり組に、指名後に早速デビュー勝ちのケイアイデイジーとあいかわらず隙のないラインナップで、夏の主役は確定的か。

中しま 入札 1勝1敗
 ほとんど無風に近い入札でしたが、コマツにわずかの差をつけてシアトルムーンをゲット。シアトルムーンは4名が補欠上位で指名しており、これは価値ある勝利か。ローザグランデ、ダイワファルコンあたりの無競争はやや拍子抜けの感。

Xiu 入札 2勝2敗
 ツルマルジュピター20500アップ!もちろん小倉か新潟の2歳Sを勝てば十分ではありますし、デビュー済の関西馬ではナンバーワンという評価はありますが、昨期のツルマルジャパンも似たような評価だったかも。ステラリード無競争はラッキー。

五十嵐弟 入札 2勝2敗
 負けた2頭は五十嵐兄、キッズ姫という入札に強い(というか相場無視)二人なのでしかたなし。福島の1800で4角まくりを決めたロードシップはかなりの器かと思います。補欠のオーロラナイトが小倉でデビュー勝ち。これはもうけた。

猪口 入札 0勝3敗(補欠1勝)
 昨期入札で8勝した猪口ですが、今期は0勝。それもそのはずで、入札額が大幅にスケールダウン、7割減ぐらい。いったいどうしたのでしょう。GMの破綻とか関係あるのか?でも、なぜか補欠第5位のリリースバージョンで微妙に競り勝ってます。フサイチエアデール産駒のスクーデリアピサ無競争はオッケーですが、新馬・未勝利と1番人気を裏切ったサダムシンプウあたりはちょっとまずい気配がしますね。

いーだ 入札 3勝0敗
 本指名10頭すべて確保。ゴールスキーは高すぎる気もしますが、レーヴドリアン無競争はラッキーとしかいいようがなく(17600アップ予定だった)、あわせてまずはパーフェクトといえる内容か。エイシンタイガーの下もとれたし、勝ちあがりのチェリーソウマもとれて、今年は堂々の優勝候補でしょう。

広瀬 入札 2勝6敗
 昨期も0勝5敗で、このところ負け癖がついています。というか、むしろ木村、ねっしー、宮崎夫といった相場派に加わってきたということね。来期は「相場会」とかの軍団構成しようかな。入札負けはしかたないにせよ、補欠頭数足らずで6頭持ちになったこと、牝馬がとれなかったのは誤算かも。

コマツ 入札 2勝2敗
 リディルとかマカリオスとかとうてい重複しそうにない馬で、しぶとく競り勝っています。グローリアスデイズの2番仔は牝系が再活性しているだけに楽しみ。それ以上にリアライズトロイカは、たとえば2000ギニーで1番人気で出てきても全く違和感のない凄い血統。問題は期間内にデビューするかどうか。しなさそうなきがする〜〜。(天津木村風)

木村 入札 0勝4敗
 平成の相場師木村、順調に4連敗。で、的確な補欠戦略で予定どおりの10頭確保です。ダイナフェアリーやエリザベスロースが無競争というのは、母馬の年齢というところもあるのでしょうが、バレークイーンの例もあるので、わかりませんぞな。

キッズ姫 入札 4勝0敗
 平成の相場ガン無視キッズ姫、当然のように4連勝。とにかく、当たればホームラン状態。8頭で、馬代金13万BCU超ってなんやねん。勝ち負けは別にして、断言できるのは、姫の所有馬8頭すべて、デビュー戦はオッズ2倍をきりそうということです。それでも、スリープレスナイトの下とか、ローズバドの仔とか重複しないで、安い買い物だったわ的な感じ?

及川夫妻 入札 4勝8敗
 おそらく情報的には一番堅いところにあるので、この夫婦に入札で勝つというのは、期待値がある基準を超えていると考えてよいでしょう。そういう意味でリルダヴァル12700アップは気合十分。アドマイヤプリンスもキッズ姫に迫るアップ額を設定しているので、姫にとってはグッドニュース。補欠欄にずらりと並ぶ△軍団も、本指名で獲得した会員にとっては心強いか。おそらく本人たちもびっくりなのがアーデルハイトの無競争。Dフラッグも太田光もキッズ姫もいかないって、どういうこと?

ねっしー 入札 0勝5敗
 昨年は勝ちあがり組中心のラインナップで、その後泣かず飛ばずだった印象もありました。今年は競合負けの影響もありましたが、基本はこれからの馬。ただ補欠戦略が今ひとつで、頭数は6頭。そうなるとOKUに負けたエーシンダックマンもうちょい上げといてもよかったかも。

五十嵐兄 入札 4勝3敗
 なんか大会後の飲み会での強気発言からは入札全勝じゃないかという雰囲気でしたが、意外と負けています。後半の1万アップ4連発の印象が強かったもんで。「伝説の新馬戦理論」(昨年ロジユニヴァースが勝ち、一昨年トールポピーが2着した新馬番組にクラシック馬が出走しているに違いないという理論)により、ダノンアンチョ、ダイワバーバリアン、ラプリマステラと阪神1800の新馬組を3頭指名も、人気薄のマイネアロマにしてやられ、既にヤヴァイかも。しかし、競り勝った残り1頭の福島組クロフォードがかなりの勝ちっぷりで、一安心。序盤から楽しそうでいいですな。

太田光 入札 0勝6敗
 よぇぇぇぇ。そこそこあげている割には全部競り負けてしまいましたね。補欠でも負けてるし。ちなみに本指名で無競争だったヴェラブランカ、シーキングカフェ、ローザミスティカはデビュー戦で順に10着、9着、9着です。サンディエゴシチーがいるとはいえ、大丈夫なのでしょうか。

浅井 入札 0勝0敗
 今年も無風選挙区。ダンスインザダークで5頭。デルタブルースの下もポトリザリスもいるので、別に悪くはないのですが、ダンスはさすがに人気なくなりましたね。浅井意外ではBASSIIと及川夫が1頭ずつ指名しているだけ。これでアタリを引くと格好いいのは事実。

大野 入札 1勝3敗
 シャガール7500アップは、及川妻と100BCU差で、名勝負と言われて不思議ない入札でした。ただキッズ姫が2万アップ・・・。ま、人生そんなもんでしょう。ダイヤモンドビコーの仔を宮崎妻相手にしぶく競り勝っています。ヘヴンリーロマンスの初仔は編集子的には、「えっ、そんなのいたの」とちょっと驚きました。

さいとう 入札 1勝0敗
 競合はレッドガルーダのみ。相手が大野なので、もう少し安くても獲得できたのでしょうが、本指名4頭獲得なのでまずは満点でしょう。母馬、兄弟馬に活躍馬がいない血統を集めているし、SS系もシャルルヴォア1頭だけなので、編集子にはよくわかりません。

宮崎夫妻 入札2勝6敗
 入札はこんなものでしょう。相場感からして。(←しつこい)ダノンパッションは現時点ではタキオンの一番馬なので素直に嬉しいです。今期は意図的にデビュー済、デビュー間近を多めに含めてみましたが、アグネスフライト産駒リンガスデュークがいきなり1番人気でぶっとんで、ちょっとブルー。大久保厩舎の一番馬という評判のシーマークもいまいちだし。まあ、情報源が吉田豊というところが既にダメっぽいけど。それよりもアドマイヤガッツが無競争というのが限りなくイヤな予感です。

BASSII 入札 2勝0敗
 おお、2勝もしてる!しかも入札額けっこう高い。4頭持ちで平均BCUが1万オーバーはなかなかですな。コルドバはBASSIIが来るのはわかっていて、それでも宮崎妻は勝てると思っていたのですが、ここまで強気に来るとは。頭数は少なくとも、早期デビューと将来性両方を兼ね備えた良いラインナップです。牡が機能すれば、この頭数でも優勝まであるかも。

天宝院透 入札 1勝2敗(補欠1勝)
 エイシンゼウスに11700アップ。でも、誰もいかない。言われてみると祖母がココットで国枝厩舎。確かに期待するのも理解。アドマイヤリイチは、近藤さん的には秘蔵の名前なのか、苦し紛れなのか理解に苦しむところ。補欠のケイウーマンきっちり競り勝ったのはご愛嬌。

岡崎 入札 0勝2敗
 だから、補欠戦略もっとがんばりましょうって言ってるじゃないですか。確かにマカリオスは惜しい入札でしたが。危なく馬不足になるところでした。ちなみにその場合強制指名となっていたのはDフラッグの補欠残1位なのでネオファンタジア(ネオユニXドゥーワップ)です。全然悪くないじゃん・・・。

けんた&まりな 入札 0勝0敗
 夫婦で無風。基本的に牝系で活躍馬が直近にいない(いわゆるブラックタイプが寂しい)馬を選んでいるので、無風で安くなっています。戦略としてはありですけどね。それにしても夫婦で6頭中4頭がキンカメなのはなぜだろう。そんなに信頼性は高くないと思っているのですが。

真王寺公彦 入札 0勝1敗 
 ギャラクシーで広瀬に負けたものの、ほぼ無風。そもそもギャラクシーで重複するというのも良くわかりません。ロージズインメイ3頭というところがちょいとしたこだわりか。今期から10頭持ちの大型馬主をめざしています。ちなみに、改名の理由は、大会で本人から聞いたのですが、正直グダグダで何を言いたいのかさっぱりわかりませんでした。

西原ヘリオス 入札 0勝0敗
 どうも無風地帯にはロージズインメイとキンカメが集中する傾向があります。ロージズは岡田さんが押しているからでしょうか。マイネルグートはホクトスプライトの仔。同じマイネル・ロージズでマイネルアロマ指名していたら神でしたが、それは無理か。


 大駒で抜けたのはサンリヴァル(アンライバルドの下)、トゥエルフスナイト(シーザリオ初仔)、母スティルインラヴ、母ダンスパートナー、母メジロドーベルあたり。アドマイヤガッツ、アーデルハイト、トゥザグローリーなんかは、重複しないのがラッキーなのか地雷なのか悩むところです。薔薇一族がきれいに振り分けられたのもおもしろいですね。

 総頭数215頭ということでエントリーボーナスのWITは5枚。掲示板でも報告しましたが、厳正なる抽選の結果、

五十嵐弟、いーだ、中しま、浅井、Dフラッグ

 が獲得です。軍団優勝およびピック11の結果を合算して、WITの総配布は下記。

五十嵐兄、五十嵐弟x3、浅井x2、Dフラッグx2、中しまx2、いーだ

 はっきりいって、「さくら」がほとんど独占してしまいました。五十嵐弟はなんとWIT3枚持ちです。なんじゃ、そりゃ 今期の軍団は昨期とまったく同じということにしました。真王寺公彦が頭数増やしたので、それなりにバランスもとれたし。では、8月末〜9月頭でピック11の告知をするのでよろしく。みん な掲示板にもっとカキコしましょうよ。それと、姫といっしょに香港でわっしょいエロエロツアーの企画もよろしく。まあ、最悪でも今期は年末に忘年会(久々のクイズ企画)とかやりたいもんです。では、みなさん今期もガンバロー。