いざ出陣、不安はどこにも無い。
Dフラッグ、福田戴冠へ万全。

 スプリングSが終わって、桜花賞、皐月賞ともに優先出走馬、有力馬が明確になってきました。まだ毎日杯が残ってはいるものの、

桜花賞 優先出走権獲得馬

ブエナビスタ(Dフラッグ)
サクラミモザ
ルージュバンブー
ワンカラット
アイアムカミノマゴ(宮崎夫)
レディルージュ
ツーデイズノーチス
アンプレショニスト

★以下収得賞金順 ※残り10頭枠

ダノンベルベール(Dフラッグ)
ディアジーナ
ジェルミナル(中しま)
デグラーティア
コウエイハート
イナズマアマリリス
ナムラミーティア(さいとう)
レッドディザイア
ショウナンカッサイ
パドブレ
ルシュクル
アイアムネオ

 ってな感じです。意外と少ないね。当然上位から回避馬は出そうですが、福田ミクロコスモスがこのままだとこぼれてしまいます。及川夫マジックシアターもフラワーC3着で賞金加算に失敗。Dフラッグ独壇場ですが、宮崎夫アイアムカミノマゴがなんとかすべりこみました。もちろんブエナビスタの相手探しなのでしょうが、ダノンベルベールよりもサクラミモザのほうが本番では怖いかも。今年の桜はそれほど早くなりそうにないし。

皐月賞 優先出走権獲得馬

ロジユニヴァース(福田)
ミッキーペトラ
モエレエキスパート
ベストメンバー
トライアンフマーチ(FUMI)
アンライバルド
レッドスパーダ
フィフスペトル(Xiu)

★以下収得賞金順 ※残り10頭枠

セイウンワンダー(OKU)
リーチザクラウン
アーリーロブスト
アントニオバローズ
シェーンヴァルト(五十嵐弟)
イグゼキュティヴ
リクエストソング(広瀬)
トップクリフォード
ダノンカモン
マイネルエルフ
ミッキーパンプキン
メイショウドンタク

 こちらも一頭ダントツの福田ロジユニヴァース以外は、リーチザクラウンもアンライバルドもいない状態で、正直、掲示板までとなるとフィフスペトルぐらいでしょうか。セイウンワンダーは皐月なのかマイルなのか。最強説もあるトーセンジョーダンは一頓挫あってダービー狙い。

 前回のRP以降のステップレースについて、ざっとまとめてみると、ダービーまでも占うレースとしての共同通信杯は、ここまで不利の多かったブレイクランアウトが人気にこたえて快勝。ただし、中山不向きという判断なのか、マイルCへ向かうそうです。そこで2着がトーセンジョーダン。こちらはダービーへ。五十嵐弟シェーンヴァルトは脚の使いどころの難しいタイプか。これは皐月賞直行。

 リーチザクラウンが楽勝したきさらぎ賞は、広瀬リクエストソングがしぶとく伸びて2着。賞金的におそらくダービーまでOK。有力馬の集結した弥生賞はロジユニヴァースが逃げて圧勝。セイウンワンダーは不発。これは距離かもしれません。スプリングSは大物アンライバルドが勝ち、フィフスペトルはまたも外を回って3着。この内容なら距離不安はないでしょう。鞍上も魅力。若葉Sはレベル一息と見ましたが、FUMIトライアンフマーチが権利獲得。OKUとのワンツーなんてことになれば、大変な配当になりますね。

 牝馬戦線では、チューリップ賞で復帰のブエナビスタが圧勝。まだ時計、ラップは物足りないところもありますが、この馬をおびやかす存在が見えないのも確か。福田ミクロコスモスはクイーンC、フィリーズレビューと追い込むも届かず。力は確かにあり、不利もありましたが、使い込んで良くなってきたという感じは意外にありません。一番強く見えたのはデビュー戦だし。これはフローラSへ。アイアムカミノマゴは勝ちに行っての2着なので、このレースだけなら相当に良い内容。本番でも掲示板ぐらいははありそう。ダノンベルベールは間隔をあけて桜直行。末脚一手という戦法を、クイーンCで先行策にきりかえて結果を出したというのは大きい。ブエナビスタより後ろから勝負は難しいことは誰でもわかるわけですから。

 クラシック第一弾は、牡牝ともに圧倒的人気の本命馬と、惑星群という図式。一方でここで勝たずとも、大本命をひやりとさせるレースができれば、それはそのままオークス・ダービーへと繋がっていきそうではあります。

 優勝争いはDフラッグと福田に絞られたかもしれません。福田は二度目の優勝、Dフラッグは初優勝を目指します。Have a good Luck!