ブエナビスタがしゃれにならないくらい強いんですけど
みたいなかんじで書かせてもらってます的な。

 あけましておめでとうございます。

 って、もう2月か・・・。ふう。なんか不況の風がふきはじめたと思ったらたちまち暴風雨ですが、みなさん、お元気ですか。元気なわけないか。他人の心配してられません。今なら東大卒の46歳、とあるゲームメーカーの執行役員が格安条件で転職先探しています。ご連絡はこちらまで。

 と、やや破綻ぎみの前説でしたが、不況もどこふく風と年末のBRAは絶好調。

 牡馬陣は重賞は勝つもののどことなく小粒な印象があって、リーチザクラウンとかアンライバルドとかブレイクランアウトとかのBRA指名もれの強力ライバルには歯が立たないだろうと思っていましたが、あにはからんや、メンバー的にクラシックを占う最重要レースとなったラジオNIKKEI杯は、圧倒的人気のリーチザクラウンを福田ロジユニヴァースが圧倒。確かにリーチの逃げは、能力過信といえるものでしたが、ハイペースの後方一気で恵まれたというものでなく、あのペースを追走して直線では力勝負でちぎってしまうという勝ちっぷりは、無事なら二冠まで見えたといっても良いかもしれません。条件を変えながら3連勝。父子2代の2冠なのか、父の無念を晴らす三冠なのか、楽しみです。

 朝日杯を勝って2歳チャンピオンになったのは、OKUセイウンワンダー。当初予定した東スポ杯をつかえず、グラスワンダー産駒というのもいまひとつ地味(スクリーンヒーローで一躍注目度はあがってきたとはいえ)、新潟の戦法が、長い直線での大外一気という中山では何の根拠にもならないものだったことなどもあり、不安だらけでしたが、あっと驚くイン強襲。こちらも条件を変えながらの3連勝で、今から激突が楽しみになってきます。Xiuのフィフスペトルは惜しい競馬。セイウンワンダーとは対照的に外から一気に脚を使いましたが、人気もそれほどなかっただけに、安全運転でない戦法もあったかもしれません。とはいえ、東京も経験済ですし、これで少なくともマイルCまでは見えた感。

 予選重賞勝ち組で唯一結果を出せなかったのが五十嵐弟シェーンヴァルト。異様に時計の速かった京都で激走した反動もあったのか。当時2着のホッコータキオンが好勝負しているので、たまたまの凡走ともいえますが、これは次走が重要。ジャングルポケットだけに東京は向きそうではあります。

 牝馬では、前回可能性を指摘していたとおり、Dフラッグがオウンダブル達成。ブエナビスタが次元の違う走りでぶっちぎり。2着にもダノンベルベールで、牝馬戦線の主役完全確保。おそらくはウハウハ状態。3着の福田ミクロコスモスが次走の平場でワイドサファイアに圧勝、6着の中しまジェルミナルが年明けのフェアリーSを快勝とレースレベルも十分に証明されており、無事ならこの2頭で桜も樫も上位独占の気配です。辛口な意見としてタイムの悪さをあげる向きもあります。ウォッカのJFとの比較で、いっしょに走れば前半10馬身遅れて追走し、直線でさらに5馬身つきはなされたようなタイムとか。それでも、ここまでインパクトのある勝ちっぷりが実は・・・というのはあまりないと思います。マテリアルとか?

 思った以上に早めデビューの実績組が成績を残していますが、年末に俄然注目度をあげてきたのが、猪口トーセンジョーダン。前にいけて、終いもきちんとまとめる近代競馬タイプで、デビューからずっと2000Mを使いながら、デビューからタイムを4秒つめて、ここ2走は2分0秒台。もちろん皐月賞有力候補ですし、似たタイプのマイネルチャールズと同等以上の評価は可能でしょう。破った相手は、重賞組より2枚ぐらいおちるのは認めざるをえませんが。猪口はラジオNIKKEI3着のトゥリオンファーレもいます。京成杯の大敗はちょっといやな感じですが。ロジユニにとっても。

 実際、ラジオNIKKEI、エリカ賞、葉牡丹賞、ホープフル、京成杯と似通った条件のレースが続いて、トーセンジョーダンとアーリーロブストが2勝ずつ。京成杯2着のナカヤマフェスタは1800の東スポを勝っているので、NIKKEI2着のリーチザクラウンのきさらぎ賞と、東スポ2着のブレイクランアウトの共同通信杯を見れば、皐月賞の図式はほぼわかってしまうようにも感じます。タイムだけならトーセンジョーダンが断然強そう。

 そういう意味では牝馬2強のDフラッグVS皐月賞有力どころをかかえる福田・猪口、マイル期待のOKU・五十嵐弟・Xiuといったあたりで上位はほぼ見えてきたのかも。つぶしあいとBRA以外の有力馬を考えるとDフラッグが断然有利ですね。

 さいとう、FUMI、ねっしーといった夏の注目馬をかかえる会員はかなり苦しくなってきており、むしろ五十嵐兄プロスアンドコンズを問題にしなかったリクエストソングやダートで連勝のランフォルセを持つ広瀬が台風の目になるかもしれません。宮崎夫婦は今年もだめっぽい。藤原弟があいかわらず出走ゼロというのも気になるけど、不況と同じで他人のめんどうをみている余裕はありません。

 お、今回はきちんとオチがあった。では、また。