夏の風物詩。
OKU順風満帆!

 昨年のこの時期もそうでしたが、開幕数ヶ月というスパンで区切った時のOKUの好調さはすさまじいものがあります。戦略と戦術がみごとにかみ合った結果なのでしょうが、今年もまた夏はOKUの季節という印象。ここまで6頭がデビューし、17走。5勝、2着5回、3着2回。もちろんデビュー済の馬を中心にまずは手堅くという発想ありきでしょうが、ケイアイジンジンもセイウンワンダーも勝ちあがっていたわけではないですから、次に確実に勝つ馬を指名、かつそこで伸びしろがある馬を選抜というセンスにはおそれいります。その中からセイウンワンダーが新潟2歳Sを勝ち、まずは2歳戦線の主役に躍り出ました。馬場が悪かっただけにマイルで1分35秒4とタイムはそれほど目立ちませんが、広い新潟コースで、基準距離1600Mを最後方から直線一気という勝ち方には意味があります。相手も函館、小倉と比較してレベルが高かった(高いと推測されていた)のは間違いありません。

 函館のチャンピオンはXIUフィフスペトル。こちらは新種牡馬キングカメハメハ、鞍上は驚異の新人三浦皇成というフレッシュな印象。レースはハイペースで先行勢総崩れの展開を上がり36秒4で差しきったもので、6ハロンという距離もあり、もう一戦見てみないと評価は難しいという側面もありますが、ともかく、獲得賞金からいっても、この後のローテーションが極めて楽になったことは言うまでもありません。2着はさいとうのナムラミーティア。未勝利 、ラベンダー賞を連勝し、一番人気で重賞挑戦しての2着。サクラバクシンオーで距離・コース最適とはいえ、バクシンオー産駒は決して早熟ではないので、今後も短い距離で活躍しそうです。

 小倉も含めた夏の2歳Sの総評としては、OKUとさいとうは大満足。XIUはフィフスペトルの活躍はあったものの、大期待のダイワバーガンディが新潟で惨敗というのが気がかり。ただ馬場も悪かったし、ブライアンズタイム産駒にはこういうポカはありえる(ナリタブライアンもしかり)ので、これだけで 見限る必要はありませんが。同じく新潟で期待された中しまガンズオブナバロンも惨敗。この2頭、勝った時と負けた時があまりにも印象が違うので、評価は難しいですね。

 小倉2歳で1番人気となったねっしーツルマルジャパンは3着。デビュー戦ではセイウンワンダーを破り、2戦めにはバンガロールを問題にしていないだけに、3着とはいえ、連闘の九州産馬にまで先着されたのは誤算でした。阪神・新潟・小倉と転戦しながら1600→1400→1200と距離を縮めるというローテーションもどうなんでしょう。坂口調教師も期待しているんだか、いないんだかという気はします。ねっしーはここまで5勝で総合順位も2位につけていますが、ツルマルジャパンの2勝め以外はすべてエントリー時点での勝ち馬。いちおうベルシャルルはラベンダー賞でナムラミーティアの2着にはなりましたが、この順位を楽々とキープというのは簡単ではなさそうです。

 太田光バンガロールは新潟で3着。負けたとはいえ、直線苦しい位置から根性を見せており、もう少し距離があったほうが良いタイプかも。重賞組以外で注目は、福田ロジユニヴァース、テーオーストームの2頭。そのロジユニヴァースに初戦負けた五十嵐兄プロスアンドコンズ。このあたりから秋の主役が生まれてきそうではあります。Dバーガンディやガンズオブナ バロンもそういう評価だったのが、大惨敗なので、2歳馬はよくわかりませんが。

 10月の東京・京都開催あたりから、前評判の高い有力馬が続々登場してきそう。今年はインフルエンザもないし。一気に勢力図が変わるのか、セイウンワンダーを筆頭の重賞組が実は相当に強いのか興味ありますね。


最後にピック11のお知らせです。

ルール:スプリンターズSから有馬記念までのJRAのG1・11レースを対象に、各レース1頭ずつ馬を指名してください。その馬が出走し馬券の対象になった場合、そのオッズ(優勝馬は単+複、2・3着は複)が得点になります。最終的に全レース合計得点の多い人が優勝です。11レース中3レースに★マークをつけることが可能で、そのレースについては得点が倍になります。

エントリー方法:BRAホームページの掲示板にあるピック11専用ツリーに書き込んでください。

締め切り:9月30日24時書き込み分まで

※締め切りに遅れた場合も、ペナルティ付きで参加を認める場合があります。

賞品:1位 2万BCU+1WIT
2位 5000BCU+10BIT
3位・BB 3000BCU+5BIT

※POG本賞金とのバランスを考慮し、今年からじゃっかん賞品をさげています。

では、またねー。