激熱!ドラフト戦線。
波乱含みの開幕。

 というわけで、去年より1ヶ月ぐらい早く会報が出せます。ある意味POGおぶぎょう、ええ感じ。で、昨年から導入の合算請求もええ感じ。

 それにしても、今年のエントリーは熱かった。大会参加者も久々に多かったし、前年会員がすべて残って、新人二人と再び会員数30名突破、登録馬も217頭で、昨年を上回りました。入札も、同額1組(前年順位ルール久々の適用)、100BCU差2組、補欠競合4組。しかし、誰でも考えることは同じで、編集子も今年は角居と藤澤と思っていたら、この2厩舎の有力馬はほとんど競合していました。もちろん目玉のポルトフィーノも4人が競合。実際の一口馬主の木村が敗れるという事態も産んでいます。


 さて、五十音順(ニックネームが多いのでわけわからんかもしれませんが)に31名の会員指名馬をかるくレビューしましょう。(デビュー済の馬は多いのですが、新馬1-3着、未勝利1-2着=価格反映分のみ追記しておきます。) 

浅井:入札0勝2敗。ダンスパートナー産駒マンボパートナー、それ以外はダンスインザダーク産駒と、あくまでもこだわりは捨てず。競合で2敗ですが、それよりも、あまり競合しなかったことのほうが、ちょいと不安か。ワイルドエキサイト、レディーファーストがデビュー済。

いーだ:入札は補欠を含めて4勝1敗。アドマイヤテンカ16200アップ。ぶったまげー!サトノフタバもロザリオもいるし、豪華絢爛。これは優勝候補と言ってもいいでしょう。同時に最大被害者候補でもあるけど。ランチボックスが新馬2着。補欠で3200アップで獲得したティーフォーは新馬最下位。

五十嵐兄:入札4勝4敗。4連敗からの4連勝。ワールドシリーズ?いや、それなら4連敗で終わりですな。僅差で競り勝ったミゼリコルデが、いきなりモノの違う脚で新馬圧勝。これは楽しみ。

五十嵐弟:入札2勝3敗。あいかわらず、母馬・兄弟馬が微妙に価格アップにはつながらない良血というあたりで勝負しています。ソニンク産駒のノットアローンは木村と同額アップながら前年順位差で負けたあたり、もったいないっちゃあ、もったいない。いちおうA指名だったしね。

BASSII:入札1勝2敗。今年はマックスキャンドゥやめて、マックスロゼに戻したのね。それよりもなによりも、エイシンパンサー競り勝っちゃったのが凄い。相手は前年チャンピオンのねっしーですから。アップの8000もまあ妥当に思えます。負けたルミナリエも、相手の広瀬にしてみればうざいことこの上ない。いい仕事だ。

井上:入札0勝3敗。まあ、複数競合馬ばかりなので、地雷にはなっていません。しかし、このあたりは、競合しないという仮定は無理ですな。順当に補欠上位3頭をゲット。シラユキヒメ産駒ユキチャンはもし勝ったらかっこいいですな。

猪口:入札0勝6敗。見事に負けまくりました。ミッキーチアフルは100BCU差で負けてます。それでも補欠は上位陣をきちんと確保。エントリー当日に勝ち上がったリーガルアミューズが無競争はラッキーか。レイクエルフも新馬2着。

及川夫:入札4勝3敗。まずまず、相場を踏まえての戦略的入札です。しかも、キャプテントゥーレとかうまく回避してるし。ただ、カジノドライヴ、ヴェルサンディあたり、オレは怖くていけない大駒をバシバシ取ってくるあたり、さすがプロ軍団長。

及川妻:入札2勝3敗。こちらもまずまず。ただ、勝負をかけたアドマイヤテンカをいーだにさらわれたのは誤算か。しかし、15,700VS16,200って、まさに成層圏の戦いですな。それにしても、エアデジャヴーの仔がエアメジャヴーってどうよ。

大田光:入札5勝4敗。はでな競り合いを演じ、100BCU差で2勝と抜群の勝負強さを発揮。無競争のイイデケンシンが早速新馬勝ち。トールポピー2着、ロードバリオス3着と今年はスタートダッシュがききそうです。

大野:入札0勝4敗。昨年2位で、アップもそこそこ強気にもかかわらず全敗。ちょいヤバ?外国産も取り混ぜてバラエティ感あり。

岡崎:入札0勝1敗。それでもガイディングスターあたりで猪口とかち合わなかったのはラッキーでしょう。あやうく補欠馬不足になるところでした。みんな、無駄でもいいから、補欠枠はきっちり使いましょうね。

OKU:入札1勝2敗。いやいや、ファリダット良く行った。今期はBASSIIといいOKUといい、気合はいってます。で、昨年の反省をふまえてか、今期はデビューあとの9頭すべてデビュー済。新馬勝ち4頭。馬代金もOKU的にはすごいBCUになってますが。当然、現時点ではダントツの1位。というか、この時点で馬主順位で20位以内はほぼ確定。ま、順位だけ上ならいいってもんでもないが。

FUMI:入札1勝4敗。軽んじているわけではなく、FUMIにしては、けっこうがんばったアップを設定してますよ。その中で、デイズオブサンダー3300はいい入札でしょう。宮崎妻相手だけに。ムカムカ。こちらはOKUとは逆に素質馬による後半勝負戦略。なぜか補欠で2頭も競り勝ってます。ちょっと補欠にしてはアップ額は高かったかもしれません。

Xiu:入札3勝2敗。昨年やんわりとアップ額少なかったんじゃないのとほのめかしたら、今年はメリハリをつけてきました。で、そのメリハリの2頭ダイワマックワンとキャプテントゥーレをきっちり確保。と、ここまでは順調ながら、そのキャプテントゥーレがデビュー戦大敗。サー(血の気がひく音)。

木村:入札3勝4敗。ポルトフィーノ15900は限界値かとも思えましたが、まあ相手が悪かった。エントリー当日圧勝のビーチアイドル無競争はラッキー。相変わらず補欠枠を駆使してのエントリーで、下位でフサイチエアデール産駒なんかも見えます。セレクトセールじゃ、下は大変な価格になってましたが。

コマツ:新入会員。入札0勝3敗。ま、ほとんどあげてないからしかたない。それで福田の母リボーズシークレットに対して地雷炸裂、と。母馬成績も、兄弟成績も、新馬成績もまったく加算されないピカピカのお馬さん9頭。健闘を祈ります。プロ軍団改に配属。

さいとう:新入会員。入札0勝2敗。競合を予想した2頭には、そこそこのアップを準備しましたが、残念。補欠のマイネルアベニールはデュプレの下で、ペンタイア。ブライアンズタイムならもっと上というのも理屈は通っています。KINKI KIDSに配属。

キッズ姫:入札2勝3敗。ポルトフィーノは基礎2000+母成績7000+兄弟4000+新馬6000+アップ26000=45000BCUになりました。もはや常軌を逸しているとも言えますが、基本的に姫はハイリスク・ハイリターンなので問題ないのか。それより、そこそこの勝負だった本指名3頭が、知恵をしぼっているとは思えない天宝院透とかに、けっこう僅差で負けたのがムカつきますわな。

中しま:入札0勝1敗。ほとんど競合せず。逆にいやな予感。血統成績はそこそこの馬がそろっていますが、オディールは未勝利圧勝で、これは拾い物かも。

西原ヘリオス:入札0勝0敗。頭数がそもそも少ないのが理由でしょうが、今回唯一競合なしの会員となりました。今年もレディバラード産駒確保。上のレディアーティストもデビューは遅れたものの、弱くはなさそうだし、トーセンステルスも新潟デビューらしいので、まあ楽しみはありそうです。

西山:入札0勝2敗。まあ、競合しちゃえば1500BCUでは取れるような馬ではないでしょう。本人は予想していなかったかもしれないが、補欠の母Chimes of Freedomは歴史的名牝の仔。デビューすれば大物と言われるでしょう。

ねっしー:入札6勝3敗。さすがデフェンディングチャンピオンというところ。しかも、ものすごく無茶な入札をしているわけではありません。これはハイシーズン到来の気配。デビュー済2頭をのがしたのは、POG戦略の違いで、むしろ競合勝ちした牝馬陣はいかにも怖い。

天宝院透:入札1勝3敗。当日は何時まで大丈夫とか電話してくるのやめましょう。赤本を昨日買ったとか言うのもやめて。で、12700アップのスパークキャンドルは。キッズ姫の12000をわずかに抑えました。勝負強いねぇ。補欠でいつものアンブロジン確保。

Dフラッグ:入札1勝5敗。少なくともこの時点では、かなり戦略に誤算が生じたのかも。キャプテントゥーレは15900アップで、Xiuにわずかに及ばすでしたが、今となってはどうよ。補欠でトーセンモナークとか、トーセンファンタスとか島川さんの高額馬をおさえています。

広瀬:入札4勝3敗。しかし、キャプテントゥーレ狙った会員は、みんな高いなぁ。オレの9300とか目立たないじゃん。ルミナリエに13000アップの価値があるのかどうかは疑問ではありますが、まずまずのドラフトか。アルスマグナは確かに良さそうですしね。

深尾:入札2勝6敗。実はポルトフィーノで木村を上回るアップをしています。姫がいるので、意味はなかったのですが。1万オーバーアップ3頭って、なんか凄いね。取れたのは1頭だけど。その1頭がダノンマスターズというのも、ちょっと微妙になりつつあるけど。いつものように、補欠できちんと帳尻をあわせて10頭。一番下に母バレークイーンとかいます。

福田:入札2勝4敗。昨年は完全に発狂したアップでしたが、今年はやや落ち着きを取り戻した感じ。唯一興奮しているアップ額の母リボーズシークレットでは地雷を踏んでしまいました。とはいえ、ダイワの一番馬と噂されるダイワカンパニーもゲットし、まずまずでしょうか。

藤原:入札0勝1敗。競合して勝つという戦略ではないので、補欠も含めて比較的上位で2頭確保はまずまずでしょう。誤算は、おそらく本人が思っている以上に2頭とも良血で馬代金がそれぞれ1万BCUオーバーになったことでしょうか。

宮崎夫:入札0勝8敗。完全な負け犬。別に、地雷覚悟で極端に安く設定しているわけじゃないんだけど、ことごとく負けました。かくして、当初予想もしていなかったラインナップに。一応母ブゼンキャンドルはダノンの一番馬という噂を聞いたんですが。ちょっとブルー。

宮崎妻:入札0勝6敗。ということで、夫婦あわせて入札14戦全敗。ありえないっしょ。こっちも、もうわけわからんラインナップ。だいたい、所有馬のすべてが、天宝院透なみに、30分で適当にネットから拾ってきた馬だもん。トホホ。


<事務連絡>

 今期のWITは以下に決まりました。

 優勝軍団:いーだ、天宝院透、キッズ姫、福田、太田光
 ピック11:中しま
 BITによる抽選:猪口(2WIT)、宮崎妻、及川妻、深尾

 請求書は前期と合算でメールで送付します。前期分は事前に送付したもの、今期分は馬代金+会費+(一部予納金)となります。馬代金について質問があれば、メールをください。振り込みは原則7月末とします。

 POGおぶぎょうの登録は大野の母TropicoCieloを除きすべて終わりました。

 http://www.horsenews.co.jp/obugyo/

 上記HPにて右上にIDとパスワード(ログインID:bra、パスワード:hiro)を入力してから、グループのBRAを選んでください。集計方法は地方重賞成績も含めた<B>というパターンです。毎週、出走予定馬が発表されますし、今年からは、その日のうちに競走成績速報が見られるようです。


 実は今年度は20年めなんですね。感慨深いものがあります。20周年って20年めに突入した時に祝うのか、20年めが終わった時に祝うのか、どっちなんでしょうね。と言っても、今年度はもう開幕しちゃったので、来年のエントリーはちょっとがんばりますかね。