馬成績でいくと及川妻アドマイヤオーラが優勝。G1は大野ピンクカメオ、キッズ姫ダイワスカーレット、飯田ヴィクトリー、と焦点の分散したシーズンは大野の追撃を振り切り、ねっしーの初優勝で幕を閉じました。馬成績トップのアドマイヤオーラの獲得BCUは16万BCU、これは登録馬が少なく、重賞の数、賞金も今よりもかなり見劣ったディスコホール以前を除くと98年のスティンガー世代以来の低さです。なんといっても、ウォッカ指名できず、というところが大きかった。タニノギムレットは登録200頭中、11頭だったので、それほど少ないわけでもなかったわけですが、抜けちゃった感はありますな。といってもウォッカとヒラボクロイヤルとゴールドアグリ以外は今ひとつなので、仕方ない感じもします。
優勝:ねっしー 26-15-28-9-11-23-10-11-1
ブレイクしたというか、たまたま1頭あたりをひいたというわけでなく、8頭で51戦15勝。勝率29.4%!いやはや、なんとも。こういう状態を維持できると、ねっしー時代が続きそうです。イクスキューズ、トロピカルライト、マイネルシーガル、ハロースピードと見事に脇役を集めました。最終的にはトロピカルライトの地方成績が大野を振り切る原動力になったあたり、なんとも渋い。
準優勝:大野 29-16-19-21-7-33-19-16-17-10-2
昨年初のベストテン入りを果たしたと思ったら、今年は最後の最後までねっしーと優勝争いを繰り広げました。こちらも15勝。一旦開いた差をピンクカメオの一撃で追い詰め、オークスでもあわやという場面。今となってはオースミダイドウの骨折によるブランクがとてももったいなかった。クーヴェルチュールも1週遅かった。
3位:飯田 2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8-16-3
ヴィクトリーの皐月賞制覇で入会初年度以来の好順位。本人曰く、「皐月賞終了時点で、ヴィクトリーとザレマとコンティネントとナタラージャがいて、優勝カップがちらついた。」とのこと。結果、ナタラージャは骨折するわ、ザレマもヴィクトリーも人気集めてぶっとぶわで、最後はしょぼーん。
4位:及川妻 5-4
馬成績トップのアドマイヤオーラの活躍で、またまた好結果。まあ、毎年のことですが、オーラがいなけりゃ20位あたりまで落ちます。それもまた実力、それもまた戦略。正直ダービー3着はちょっとビックリ。
5位:太田光 9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11-14-5
巻き返しに成功してベストテン復帰と喜ぶべきか、皐月・ダービー断然1番人気のフサイチホウオーの不振を嘆くべきか。ダービー1番人気としてはサッカーボーイ以来の大敗。まあ、元BCU3000なので、そう文句もないか。
6位:猪口 15-3-3-1-7-22-4-15-6
タニノギムレットの元馬主でアサクサキングスの現馬主ならダービーなんてラクショーで取れた。かどうかは知りませんが、それにしてもアサクサキングスにはびっくり。強いとは思っていたけど、マイルC使って、この結果は陣営も驚きちゃうの?
7位:キッズ姫 12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15-24-7
基本的に大物揃えているので、一発当たればこんなもんか、と。ダイワスカーレット桜花賞制覇で、意外にもキッズ姫的にはバブルガムフェロー以来12年ぶりのG1制覇となりました。その陰にはザサンデーフサイチなんちゅーのもいたりしますが。アーバニティが8.5秒で最大着差敗戦賞。
8位:及川夫 14-25-16-13-11-10-6-1-7-4-8
6年連続ベストテン。負けないねぇ。ちょっと情報売ってくれ。ニュービギニングとか、印象的にはもはやハズレの雰囲気なのに、きちんと元はとってるし。なんのかんので10勝。最多出走馬主獲得。アドマイヤムーンがドバイも宝塚も勝ってウハウハ。
9位:天宝院透 27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1-18-9
さっそくベストテン復帰。ヤマカツブライアンがダートでしぶとく稼ぎました。ハギノルチェーレの戦線離脱がなければもう少し上もあったはず。とはいえ、デイープインパクトがさらにG1追加でこちらもウハウハ。
10位:五十嵐兄 5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6-6-10
ミスターベストテンじゃ、今年も苦しみながら圏内確保。しかも、これハイソサエティーの最終週エーデルワイスを勝って弟を抜き去っています。劇的というか、こんなところで運を使ってる場合か、というか。帳尻あわせの天才?
11位:五十嵐弟 9-1-25-17-31-25-8-18-9-2-11
阪神ジュベナイルのルミナスハーバーは見どころたっぷり。が、いかんせん、それに続く駒がブライトロジックでは、レベルの低さに助けられてまずまずのポジションというところか。
12位:広瀬 12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16-1-12
昨年チャンピオンは12位。まあ、なんとか踏みとどまった印象。ギムレット産駒コマンドールクロスあたりは、良くおさえた感がありますが、大駒不在でした。ディオスクロイあたりは、故障明けのユニコーンもまずまずで、もう少し早く復帰していればと惜しまれます。
13位:Xiu 7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3-3-13
2年連続の3位から13位に転落。良く勝ち上がったわりに、二番がきかなかった印象。ベスト50にはいったのがエーシネスヴィーのみでは苦しい。
14位:おくやま 12-3-24-3-16-13-3-4-2-5-12-14
じりじり順位を下げています。それでも51走はたいしたものですが、開幕ダッシュがきかない時は、それでもダメなのねという勉強になりますな。
15位:木村 29-28-25-7-20-30-24-25-15
稼ぎ頭はウインプレミアム。うーん。コジーンってところが惜しい気もする。頭数をそろえて、昨年から10ランクアップ。アルーリングラインがなんと17走で最多出走馬。
16位:Dフラッグ 27-24-9-30-2-21-32-5-6-18-13-16
なんか、このあたりに居ついちゃった感もある会員です。カルヴァニックが勝ったあたりは上位進出の気配もあったんですが。最終的にはエイシンイチリンが稼ぎ頭となりました。どうもエイシンの馬がエースになると印象が地味です。
17位:宮崎夫 1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26-17-17
またまた不発キター。(←これ去年も一昨年も同じコメント)あいかわらずアグネスタキオン縛り続行中なのに、何でじゃ。ダノンジュンコウもサンタフェソレイユも決して能力がないことないと思うんですが、やっぱダービー前に挫折したタキオンの呪縛ってやつか。
18位:福田 29-2-27-4-24-8-4-1-24-2-7-18
なんか、じりじりと順位を下げています。稼ぎ頭ブラックオリーヴ、2番手がエイシンイチモンジとDフラッグと似た傾向ですな。
19位:中しま 10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27-19-19
20位の壁を突破したものの18位のところにまた壁が・・・。5勝したものの、2勝はキングスデライトのみ、同馬は重賞にも挑戦してくれましたが、総じて地味な1年。
20位:深尾 2-18-16-11-26-4-17-11-32-37-30-10-13-8-20
中しまより順位は下ですが、ビンチェロが重賞にも出たし、39走は順位ほどには悪くない印象か。これは人にもよりますね。満遍なく勝つのが良いか、数少なくとも見せ場がほしいか。
21位:FUMI 22-21
初年度から1ランクあがりました。でも会員数が1名減っているので、下から数えると同じ。しかし、4頭もちで、そこにミンティエアーがいるのだから、悪くはない。というか、何かうらやましい感さえあります。
22位:西山 5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12-27-22
2年連続で20位以下は初体験です。さすがに、3頭もちで太平洋でカジキマグロ狙うような戦法は限界かも。トーセンクラウンが13走と気を吐きました。
23位:岡崎 24-32-27-34-31-28-28-20-23
昨年より順位は下げましたが、テンシノゴールドより今年のクラウンプリンセスの方が楽しめたかも。スマートカスタム・ダノンフローラを相手に突き抜けた500万は気持ちよかったし。
24位:井上 43-37-11-33-35-20-21-24
こちらもやや順位を下げながら西山と同じあたりを回遊しています。クロフネ産駒エノクがぎりぎり50位にすべりこみ。
25位:浅井 7-11-6-4-4-31-34-31-42-16-27-32-15-21-23-25
あららこららと25位。勝ち上がったのはキングオブロマネとツルマルオジョー。須田鷹男が言うようにダンスインザダークのPOG貢献度には疑問もありーの。とつぎーの。しかし、その不振をデルタブルースの一発で帳消しに。となると、やっぱりダンスか。
26位:BASSII 8-28-3-14-19-29-6-14-7-32-26-26
スリープレスナイトの能力だけ考えたら、このあたりにいるはずもないと思うんですが、結果は26位。いや、マジで、もう少し使えていたら、特別2つぐらいいけてたはず。古馬相手に大外回して勝っちゃうんだから。それでも未勝利の1.6秒差勝ちで最大着差勝利を獲得。それにしても、昨年の指名上位がピンクカメオ、トロピカルライト、アドマイヤオーラだからね。もう少しエントリーで勝負したほうがいいんじゃないの?
27位:藤原弟 22-9-3-16-5-5-35-6-39-13-28-32-29-29-27
どこまで続くぬかるみぞ、という感じですな。昨年からちょこっとだけアップの27位。エントリーで馬不足、しかしアイアムジュピターならまあまあええやん、とか話題になったのが唯一の見せ場。
28位:西原ヘリオス 32-20-26-22-5-22-26-25-19-23-28-28
昨年から微動だにせず28位。しかも昨年最下位の太田妻がいないので、今年はブービー。3頭持ちで100位以内にはいれず。とほほ。
29位:宮崎妻 14-3-12-2-36-10-39-9-29-4-16-9-8-33-9-29
昨年のベストテンから急降下で最下位転落。こちらも100位以内なし。コメントもなし。
軍団戦は連覇を目指したプロ軍団改と一昨期の優勝チームThe田ズのすさまじい争い。なんと平均BCUで12BCUというまれにみる僅差でThe田ズが優勝。いや、この差はでかいです。優勝軍団のメンバーには全員にWITが贈られますから。アットホーム隊は2年連続の最下位。こちらも<さくら>とは34BCU差という僅差でした。上位3チームと下位3チームの間に越えられない壁が歴然と存在します。富とか運とか偏るもんですね。
とにもかくにもウォッカを取れたかどうかで、POGサークルそのもののグレードが左右された1年でした。一方で、アドマイヤムーン、デルタブルース、(負けはしたものの)ディープインパクトとBRA軍団の海外での活躍がめだった年でもあります。
さて、早速2007年度のエントリーです。いくつかお知らせがあります。
副賞規定では、獲得した本人も気づかないアニヴァーサリーウィナーを廃止。日本馬のレベル向上から海外G1獲得の難易度が一昔前とは違うことを考慮して、海外重賞副賞を全体的にさげます。また、期間内本賞金と副賞のバランスがちっと副賞に偏りすぎている懸念もありますので、今後段階的に国内G1の副賞をさげていきます。また、ディープインパクトのような馬を1頭ひいたら3年食えるというのも、いかがなものかと思いますので、国内副賞総額にキャップを設定しました。
BITについては、廃止はしませんが、最近は競走生活の長い馬も多く、遅咲きの8歳馬が実はBRA登録馬であったというようなケースも増えましたので、事務的な煩雑さと、チェックもれによる不公平のリスクのほうが高いので、重賞勝利に対するBIT配布はやめます。申しわけないのですが、そういう事情ですので、今期決算でも過去所有馬の重賞獲得に対するBITはありません。ご了承ください。
30日までに会員へメールにて、2006年の清算・請求書がいきます。
ただし、昨年同様、清算は2007年度の馬代金確定後に合算して行いますので、この請求書は参考にとどめておいてください。なお、これまで前期繰越と前払金がどうもややこしかったのですが、今期から、前期繰越という表記は廃止しました。馬代金はすべて払われたという仮定(請求書に馬代金支払とある欄です)にて、前期繰越分を含めて、払いすぎている分、未払いの分を合算して、前払金の欄に記載しています。この欄がプラスの人は、馬代金を支払ってなお、BRAに対して「貸し」がある状態、逆にマイナスになっている人は「借り」がある状態です。
いずれにせよ、エントリー大会後の合算請求書どおりに支払い、受け取りをすれば、来期の決算時には、この前払い欄がゼロになっているわけです。
エントリー大会は、今年は東京駅近くの会議室にて実施。終了後、居酒屋で二次会という流れにします。大会そのものは運営費でまかないますので、参加費無料です。HPでも告知したとおり、基本的には30日に会場へ来るか、メールにて申し込みを行ってください。
たぶん、速報ベースでは大会後1週間でHPに馬一覧があがるでしょう。
その後、昨年から導入したPOGおぶぎょうへ登録します。昨年の例からいうと、データ室長ががんばって入力してくれるかな。母馬名がとても重要なので、エントリー時は絶対間違わないでください。
では、会場で会いましょう。