言葉もない・・・。
無人の野をかけぬけたディープインパクト!

 言葉もない、と言いながら、言葉で書かなくちゃいけないわけで、あなたならディープインパクトのダービーをどう表現しますか?

<キャリア派>

 ナリタブライアン・スペシャルウィーク以上のインパクト。

<新聞記者>

 異次元の競馬。

<ロマン派>

 神の馬か。

<ど素人>

 あれは、なんて種類のお馬さんなの?

<穴党>

 落馬しろぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 というわけで、よく考えたら、前号のリッチマンプアマンで筆者の展望は、オークスもダービーもホントいいこと言ってました。これで、なんで馬券はずしてるかなぁ。

 さて、例年になく決算作業が遅れて 申し訳ありませんでした。ようやく全順位が確定しましたので、レポートしてみましょう。

優勝:天宝院透 27-25-37-32-21-25-19-2-12-3-1 ついに、ついに歓喜の瞬間がやってきました。かつての被害者王が、いまやPOGの達人。前年3位から、怪物ディープインパクトを擁して二冠達成。この馬が無競争だったというのは、今考えると奇跡としか言い ようがないですね。

準優勝:福田 29-2-27-4-24-8-4-1-24-2 一昨年のチャンピオンが堂々と復活。ディープインパクトを擁する天宝院透を相手に、マイネルレコルト、ヴァーミリアン、ダンツキッチョウと豪華なラインナップで対抗。最後はわずか3000BCUという僅差の勝負で惜しくも2度目の優勝はなりませんでしたが、編集子もデータ室も、実は逆転してるのではないかと成績発表に慎重にならざるをえないほどの大健闘です。

3位:金光 7-24-6-13-29-32-14-12-14-3-12-3 2年ぶりの3位で、すっかり安定株に。シックスセンスが皐月で驚かせ、ダービーで感心させるパフォーマンスを見せました。それよりもストーミーカフェの戦線離脱がとんでもなく重かったかも。ディープとシックスセンスの間ぐらいには十分いる可能性のある馬でしたが。さらにそれよりも、ゼンノロブロイで気が遠くなるほど副賞を 稼ぎました。

4位:猪口 15-3-3-1-7-22-4 ショウナンパントルのGT勝ち、アイルラヴァゲインの短距離路線の活躍もあって、4位に復活。7年中5回がベストテンというすばらしい成績をあげています。12勝もすばらしい。

5位:おくやま 12-3-24-3-16-13-3-4-2-5 ここ4年で3→4→2→5着。すごいの一言ですが、なんともかとも優勝だけはできません。大駒を取らない戦略だけに、このあたりが限界かも。来期はどうやら新規会員を携えて登場するらしい。もはや当然のように最多出走馬主ゲット。

6位:五十嵐兄 5-6-16-5-5-2-7-10-28-7-5-12-21-5-6 15年参加して、実にそのうち9期が5・6・7位。もちろん悪くはないのですが、優勝して不思議ないラインナップを毎年持ちながら、あと一歩。どうもサンデーの中でも「渋い」あたりがそろう傾向にありますね。今年の順位よりも前年のスズカマンボの天皇賞勝ちのほうが話題性は高かったかも。

7位:おいかわ 14-25-16-13-11-10-6-1-7 BRA伝統の優勝の翌年はズブズブというジンクスにはまらずベストテンをキープ。ペールギュントが重賞2勝、朝日杯―皐月―マイルC−ダービーと王道中の王道を歩んで十分満足のできる1年だったか。デイリー杯の豪脚は印象的。

8位:飯田 2-21-14-17-14-5-38-14-20-15-21-8 アドマイヤジャパン、ローゼンクロイツで、クラシックには出るわ、アニバーサリーは取るわで8位という順位以上に充実した1年でした。ダービーでアドマイヤジャパンが人気に近いあたりまで走っていれば、ベスト5も十分でしたが。

9位:五十嵐弟 9-1-25-17-31-25-8-18-9 不振をひきずることなく、あっさりとベストテンへ復帰。ライラプスが重賞2勝。しかもアニバーサリーとかチームダブルとか副賞いっぱいで、おなかいっぱい。

10位:ねっしー 26-15-28-9-11-23-10 10勝をあげて、二度目のベストテン入り。エアメサイアがクラシックで大活躍でした。特にオークスは武豊の絶妙の騎乗もあり、ほとんど勝ったか、というより普通勝ってる って、というぐらいの大好走。いや、惜しかった。

11位:太田光 9-5-19-17-2-20-15-24-22-9-11 ほぼアドマイヤフジ1頭に頼った成績とはいえ、2年連続の好成績。わずかにベストテンを逃しました。サンデー抜きでこの成績はなかなかに立派。

12位:西山 5-9-22-1-14-30-18-6-28-13-39-2-28-10-26-12 今期は良い順番と思っていたら、ホントに良かったザンス。フェリシアがフェアリーSを含め、重賞でたびたび好走。モンローブロンドも好調で、3頭持ち、馬代金10000BCUからは想像できないほどの大活躍でした。

13位:深尾 2-18-16-11-26-4-17-11-32-37-30-10-13 昨年からはわずかに順位をさげたものの、ムラなく出走して69走。おくやま以前の出走王が復活してきた感があります。シンメイレグルスがダート路線で、今後大きく飛躍する可能性もあり。

14位:石黒 23-7-34-9-8-29-31-14 前年から10位順位をあげて14位までカムバック。8頭中7頭が勝ち星をあげる中で、メジロライアン参駒スキップジャックが重賞で再三好走。

15位:キッズ姫 12-17-21-11-1-3-8-21-34-30-24-15-16-NA-15 復活の1年め、ドラフトで嵐を巻き起こし話題のサンデー参駒を次々と落札。で、順位としては以前とほぼ同じあたり。不思議なもんだ。レースパイロット・レットバトラー・サムライハートとすべて一瞬さらに上でもと思わせながら、やや不発ぎみでした。

16位:広瀬 12-16-5-13-16-23-28-22-13-36-8-17-21-18-4-16 昨年のブレイクからは順位をおとしましたが、まずまずの位置か。それともサンデー6頭でこれでは割にあわないか。レジェンダロッサ・ヤマニンアリエルなど、一度は光るものを見せましたがブレイクしきれず不完全燃焼。

17位:大野 29-16-19-21-7-33-19-16-17 サンデー5頭を擁しながら、なんとも地味な成績に。アウトオブサイトあたりは早めにダートに活路をみいだしたほうが良かったかも。

18位:Dフラッグ 27-24-9-30-2-21-32-5-6-18 3年連続ダービー出走はならなかったものの、ジョウノビクトリアが桜花賞・オークスと歩んで存在感を示しました。しかもいかにも秋に良くなりそうなタイプではあります。順位はかろうじて20位以内を確保。

19位:饗庭 22-11-12-20-23-6-18-26-20-19 じりじりと順位をあげて20位内に食い込みました。とはいえサンデー5頭を含むキラ星のようなラインナップだけに、この成績ではなんともかとも儲かりようがないというところ。

20位:井上 43-37-11-33-35-20 まだまだではあるが、かなり順位をあげて20位に復帰。コスモヴァレンチの小倉2歳Sでは、よくぞこんな馬をと思いました。骨折がなければ、ずいぶん違った結果になったでしょうな。

21位:浅井 7-11-6-4-4-31-34-31-42-16-27-32-15-21 コンラッドが会期終了後にラジオたんぱ賞を勝ちました。こういうのってむかつきません?どうもダンスインザダークにこだわっているわりには、当たりを引かないね。

22位:平山 4-10-22-2-14-22 良い-普通-悪いというサイクルで回ってます。最低順位タイの22位。フラワリングバンク・ダンディズムと2勝めをあげた馬はそろいましたが、そこから上にはやや距離もあったか。

23位:西原ヘリオス 32-20-26-22-5-22-26-25-19-23 五十嵐兄と対照的に、入会10年で19位から26位までが8回。ベタな血統を狙わず、かといってバクチでもないというドラフトは確かに戦略的にはありなのでしょうが、いかんせん結果がついてきません。奮起を期待。

24位:木村 29-28-25-7-20-30-24 ドラフトで勝負あったという1年でした。マチカネオーラの勝ちっぷりには見どころがあり、これは秋には面白くなりそうな馬です。

25位:萩原 7-10-14-4-10-15-20-17-38-38-6-27-26-29-23-29-25 6年連続で20位以下。全馬デビューで30走なら悪くはないはずですが、いかんせん、萩原っぽい成績にまとまってしまう傾向がありますな。

26位:宮崎夫 1-6-11-10-14-3-18-1-12-36-12-1-1-5-17-17-26 久々の不発キター。1勝しかせんかったぁぁぁ。パントルセレブル爆発と決め打ちしたのが敗因のすべてです。アーニングインデックス0.23ってなんじゃ、そりゃ。お前はアラブか。

27位:中しま 10-13-1-18-23-33-23-30-24-27-27 はい、今年も27位。来期もだめなら、ワールドカップ2開催分ダメダメということになります。4頭もちと少ないながら全部サンデーなのに、中当たりすらひけない勝負弱さ。がんばろうね。

28位:岡崎 24-32-27-34-31-28-28 こちらも2年連続で28位。かろうじてウインマジェスティが1勝したものの、上位進出はかなわず。出走数が21と比較的順調だったことが救いでしょうか。

29位:藤原弟 22-9-3-16-5-5-35-6-39-13-28-32-29 昨年よりわずかに順位を上げたもののかろうじて29位。エイシンアバロンが1勝。メジャーワークはデビューすら果たせず。ちなみに岡崎と獲得賞金全く同じです。

30位:太田香 13-30 オールインサンデーの初勝利以外、ほとんど見せ場もなく、静かな1年でした。女性はサンデー1頭より、デビュー済複数頭のほうが楽しめると思うんだが。

31位:ラムタラタム 34-35-27-33-31 デビュー済のシャドウネイルがそれっきり一度も登場せずでは、手の打ちようがないというところ。しかし、考えてみれば、デビューした馬を取っておけば、収支はともかく総合でドンベにはならないわけだな。

32位:BASSII 8-28-3-14-19-29-6-14-7-32 昨期はパーフェクトオーダーを達成し、あっと言わせたBASSIIですが、今年はほとんど見どころなく入会以来の最低順位を更新してしまいました。クリソブレーズの1勝のみ。(←はっきり言って、初めてきいた名前)

33位:宮崎妻 14-3-12-2-36-10-39-9-29-4-16-9-8-33 ドラフトで補欠切れという最悪のスタートを切った宮崎妻ですが、一度も見せ場なく最悪の状態でゴールです。コメントありません。

34位:若松 20-34-22-18-35-20-19-34-34-34 3年連続34位・・・。最下位―ブービー最下位・・・。どうなってんのとしか言いようがないですね。

 軍団戦はThe 田ズが1年ぶりに優勝。天宝院透・福田がいるのだから、他の軍団はどうしようもなかったね。太田光もいるし、これで飯田まで入ったら大変なことに。2位はKINKI KIDS。昨年最下位からよく盛り返しました。最下位はぶっちぎりで六郷遊撃隊。このメンツじゃ仕方ない。

 さて、本来はもう2005年度スタートということで、新年度のラインナップ発表する時期ですが、ご覧のとおり、2004年度の決算がやっと終了です。新年度はもう少し待ってくださいな。2004年度はバカみたいにBRA所属馬が活躍したことと、バカみたいに副賞対象者が増えたので、返還金は過去最低水準となりました。

 請求書も近々発送しますが、2004年度と2005年度を併せて発行するので、こちらもお待ちを。で、2005年度分の請求書にすべて合算して、支払いあるいは配当をまとめます。お手元には2004年度と2005年度と2枚請求書が届きますが、2004年度分はあくまでも、何か決算に疑問がないか確認するためのものですので、2004年度分をもとに振込みを行ったりしないでください。2005年度の請求書の請求・支払金額が唯一の精算額です。

 できれば、所有馬(馬代金はもう少し時間がかかると思います)の確定だけでも数日の間にできればと思います。

 では、たーきーおーん!