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史上最強のメンバー。
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昨年の9月に発行して以来になってしまいました。これだけ駒がそろっているわけで、ニュースにしなければいけないテーマは山ほどあったわけで、本当にみなさんお待たせしました。そして、すみません。
さて、昨年度は史上最高レベルのラジオたんぱ賞というレースがあり、そこで上位をしめたアグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネが春のGTを分けあうという形で、BRA軍団はジャンポケ・クロフネが抜けるという失態をおかしてしまったわけですが、今年も現在の勢力図を見るかぎり、BRA軍団が戦績的には相当高い点数ながら、モノポライザー、ローマンエンパイアがいないだけに、この2頭にしてやられる可能性も十分という感触。
重賞2勝馬がいないようにスポットで見れば、依然として混戦模様のクラシック戦線ですが、ラインとしてみれば有力馬はかなりしぼられてきた感があります。ここからは主観たっぷりの分析なので、レイティング含めて実績とはやや異なるものがあることをご認識くださいな。
さて、まずは1番手。ディフェンディングチャンピオン宮崎夫のヤマニンセラフィム。2歳暮までは裏街道。年明けでもクラシックに直結しない京成杯からスタートですが、今年の京成杯は東京の2000で、名よりも実。将来性NO.1のローマンエンパイアという怪物に注目が集まりましたが、インからセンス良く抜け出し、勢いでは完全に外のローマンエンパイアに圧倒されながら、最後まで 粘りとおしたレースぶりは、多頭数の本番で期待十分。少なくとも他の有力候補に比べて圧倒的に死角が少なく、皐月・ダービーとも掲示板確定ムード。とはいえ、では勝てるかというとそういうムードもあまりないけどね。いかにも皐月3着、ダービー5着っぽい。
同じオーナーの朝日杯覇者アドマイヤドン。先行馬の崩れる流れの中で他馬より一歩早くしかけて、後方待機組の猛追をしのいだあたり、印象よりも中身は濃いか。とはいえ、朝日杯のレベル自体が最強クラス勢揃いでなかったのも確かで、父ティンバーカントリーという底力のなさそうな血統も含めて、仕掛けどころの難しい流れになった時に、安定感を生かして好走するタイプか。いずれにせよ、現時点でのオーナーランクはおくやまに遅れをとってはいるものの、外車サードニックスも含めて、同オーナー史上最強の布陣でシーズンに突入です。宮崎夫の本番での連対率は異常な数字を叩き出してきただけに、怖いのは故障だけか。
年が明けてクラシック血統らしく、一気に成長を見せてきたのが石黒チアズシュタルク。初戦はあまりにもあっさり負けた印象でしたが、相手がローマンエンパイアならやむなしか。3戦めでは重賞で2着、4戦めではサンヴァレーの完璧なペースを一頭だけモノが違うという印象の末脚で差しきり、姉以上の器をアピールしました。ダービーは距離に不安があるだけに、皐月全力投球でしょう。見ていて気持ちが良い終いの脚。同じく距離不安のあるBASSIIスターエルドラードは、株を落としていた朝日杯で3着に好走。現状では切れ味勝負に徹し、むやみに先行しないほうが良さそう。力ほどは人気にならないタイプでマイルCあたりでの大好走もありそうです。僚馬アグネスソニックはきさらぎ賞でまたも2着。3勝をあげているだけに勝負弱いとも 言いきれませんが、一発の魅力はスターエルドラードよりは低いか。血統的にも淡泊なイメージ。
チアズシュタルクをシンザン記念で破ったのが猪口タニノギムレット。昨年の雪辱を果たすには何としてもクラシック制覇が必要です。この馬も母は典型的なスピード型ですが、父ブライアンズタイムから成長力と スタミナを受け継いでいれば本番でも怖い。シンザン記念は早めに抜け出して粘りきるというレースでしたが、毎回イン狙いは通用しないと思われ、そのあたりの適応力が問われます。
現在ランキング4位と過去例を見ない大躍進の天宝院透。シルバーコレクター、マチカネアカツキがタフに活躍を続けています。あまりに好調期間が長いのが不安と言えば、不安ですが、サンデー産駒のひとつのパターンである、レースで全能力を発揮しなければ長持ちするというタイプか。藤澤厩舎だけに、春シーズンに無理はしないと思われますが、もし 1レースに狙いを定めて仕上げにかかれば、大物ぐいもあるかも。同オーナーは今年はまさに当たり年でノーリーズン・ファインモーションといった底を見せていない大物も 抱えており、楽しみなシーズン。しかし、ファインモーションはマジでダービーに出るのだろうか。
誰もが認める素質の高さはキッズ姫アドマイヤマックス。東京スポーツ杯の勝ちっぷりは他馬より2枚は上。2着のマチカネアカツキがクラシック級より1枚下と計算すれば、標準的クラシック 級より1枚上。となるわけですが、スローとはいえ追い込んで3着止まりのラジオたんぱから見ると、「怪物」ではないことも確か。それでもサクラスターオー的な爆発力を感じさせるタイプではあります。
牝馬軍団は牡馬に比べると、小粒。というよりこの世代の牝馬自体かなり小粒なのでしかたない面もあります。その中でフェスティバル、ミスイロンデルで6勝と大活躍したのがおくやま。もともと2歳戦には異常に強いオーナーですが、今年は交流重賞で荒稼ぎ。一方、牡馬もアイアムツヨシが重賞で上位常連。ダイワファルコン・インターコウキが2勝(2勝めは馬連500倍!)。持ち馬全部勝ち上がって、なんと13勝。最多出走馬主とチャンピオンのダブル戴冠もありそうな勢い。しかも、タヤスツヨシやアサティス産駒でこの成績ですから、天才としか言いようがないですな。キタサンヒボタンやタムロチェリーが有力と 言われるなら、むしろ牝馬戦線は最後までチャンスが残りそうで、2勝めをあげた福田サクセスビューティ、切れ味のある井上ブルーリッジリバーあたりまでまだまだ期待が持てます。それ以上に期待できそうなのは、ファインモーションなんですが、ダービーかぁ・・・。マイルでいいと思うが。
他のメンバーに目を向けると、
という感じ。オーナーランク争いは、現在トップのおくやまがクラシック路線ではこれ以上上積みは厳しく、宮崎夫がかなり有利なポジション。ただし、チアズシュタルク、タニノギムレット、マチカネアカツキ、アドマイヤマックスといったあたりがクラシック連続好走すれば一気に逆転もという感じ。天宝院透はまともにチャンスかも。1ヶ月で重賞3つとかの目もあるわけだし。3位のBASSIIはアグネスソニック・スターエルドラードで計算がたつ分、間違いなくベスト5は確定でしょうが、クラシックをBRA以外の馬が制覇して、マイルが手薄にならないとチャンピオンは厳しいか。牝馬戦線が薄いだけにサクセスビューティあたりが大躍進というケースもありえますが、トライアル次第でしょうね。
史上まれにみる大混戦でしたが、以下のとおり確定です。
優勝:天宝院透 3350p
2位:五十嵐弟 3310p
3位:BASSII 3000p
BB:おくやま 250P
ちなみに最下位はおいかわで『0ポイント』。職業間違っているような気がせんでもないですな。
連絡が遅くなってまことに申し訳ないですが、久々に宴会やりまーす。今年はかるーく、東京競馬場ツアーという感じ。
開催日:2月16日(土)
第1部:東京競馬観戦:13時−16時<13時にトキノミノル像前に集合>
第2部:新年会:17時くらいから<府中の居酒屋にて、場所は当日決定>
第1部から参加できる方は上記の場所にお願いします。13時と最終レース終了後にトキノミノルで待ってます。見つからなければ携帯に電話してください。
第2部から参加の方は17時ごろ携帯に電話してください。京王線の府中駅付近で飲んでます。今回は特にイベントはなく、上位陣の自慢話を
聞くのがメインです。あとは、未だにデビューゼロの深尾について考察するとかね。
ホームページに掲載していますが、エントリー時点での馬名未定馬で決定している馬などご確認ください。