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神のなせるわざか。
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いやぁ、今年はいろいろあったなぁ。きっとみんな、むかつく〜とか言ってるんだろうなぁ。しかし、まぁ勝ち運というのはこういうことなんだろうなぁ。というわけで、なんと宮崎夫4回めの優勝。13年で4回目というのは勝率3割超えてます。イチローとは言わないが、新庄以上。どういうことかなぁ。というのが正直な感想ですねぇ。
では、2000年度のBRA会員成績を講評しましょう。名前の後ろの数字はこれまでの順位です。
優勝:宮崎夫 1−6−11−10−14−3−18−1−12−36−12−1
13年で4回優勝。ベストテンは意外と少ないものの、15位以下はわずか2回。POGの帝王。主催者だけのことはある。アグネスタキオンが圧倒的な強さで皐月賞まで4連勝。ダービーもほぼ手中にと思われましたが、まさかのリタイヤ。画竜点睛を欠くという結果ながらも、猛追する西山兄・猪口を首の皮1枚しのいでゴールイン。実はマイネルエーレのしぶとい活躍が決め手となったという見方もあります。
準優勝:西山兄 5−9−22−1−14−30−18−6−28−13−39
大波小波の西山兄。前年39位から一気にジャンプアップ。テイエムオーシャンの圧倒的な強さからオークス2着で2度目の優勝と、勝利条件確定という雰囲気でしたが、まさかまさかの3着。どうみても騎乗疑問という印象のレースで典型的な不完全燃焼か。あるいは、4000BCUの馬がここまでブレイクして、してやったりでしょうか。
3位:猪口 15−3
皐月・ダービー2着のダンツフレームがタキオン以上に賞金を稼ぎ、フローラルグリーンもクラシック戦線をにぎわせて、2年連続の3着。十分すぎるどころか、宮崎夫の連覇がなければ話題の中心となっていたはず。ればたらは無いですが、ゴールド・タキオン・ジャンポケのどれかがいなければ優勝でしたね。しかし、実り多き1年。
4位:宮崎妻 14−3−12−2−36−10−39−9−29
3頭持ちで7勝。しかもファーストウィナーにオウンダブルと効率よい馬選択で大躍進の4位。そして3頭持ちだけに金額はたいしたことはないものの、なんとマトリクスにわずか1ポイント及ばず。しかも、決算翌週の函館戦でベストタイクーンが2着となり、わずか1週の差で初の快記録達成を逃しました。
というところで考えたのですが、今年度規約改正にともない、マトリクス・オキュペイションを廃止しましたが、廃止した直後にこの記録が生まれたら、達成した人間は発狂するので、やはり今年度も継続して実施します。
5位:五十嵐兄 5−6−16−5−5−2−7−10−28−7
毎度おなじみ五十嵐兄。これで9回目のベストテン。7頭中6頭が勝ちあがって11勝。京都新聞杯3頭だしあたりでは、ウハウハ状態ではありましたが、あそこで1頭も掲示板に載れないあたりが、勝負弱さか。ダイヤモンドビコーの本格化がもう少し早ければと惜しまれます。
6位:饗庭 22−11−12−20−23
6年めにして遂にベストテンいりです。おめでとう。シャワーパーティ・ダイイチダンヒルがクラシックをにぎわしました。特にダイイチダンヒルの若葉Sは馬主冥利に尽きるかっこいい勝ちっぷり。見てくれ、あれがオレの馬だ!というところか。アスクコマンダーも忘れな草を鮮やかに差しきり。全馬デビューして47走と質量ともに充実の1年でした。
7位:大野 29−16−19−21
こちらも初のベストテン。ダイワルージュが重賞勝ちに加え、阪神3歳牝馬S、桜花賞と活躍し十分楽しんだと思われます。でも、本人は海外なので生では見てないのか。今思えばこの血統で仕上がりが早いなら買いですわな。
8位:福田 29−2−27−4−24
本当に良い年、悪い年が交互にやってきます。数列的には収束傾向が見られるので、来期は20位ぐらいでしょうか。良血ボーンキングが京成杯を勝ち、ダービーでも見せ場たっぷり。やや重い血統だけに、古馬長距離戦で真価発揮か。
9位:石黒 23−7−34
昨年34位から大きく順位を回復。テンザンセイザが京都新聞杯を鮮やかに差しきりました。さて、あの馬券とれたのかな。逆にローレルプリンセス・スペランツァあたりがどうも早熟系だったのが伸びきれなかった原因でしょう。
10位:平山 4
昨年の新人王・平山。母は強し。今年もベストテンを確保。ダンスインザダーク産駒のオイワケヒカリは1000BCU、さすがに誰も注目していなかったでしょう。その馬で重賞まで勝ったのだから、これは天賦の才か。おそろしい。
11位:及川 14−25−16−13
昨年よりわずかに順位をあげてベストテンまであと一息でした。バランス良いメンバーで「初期投資の低い五十嵐兄」といった成績です。トレジャーの新馬見た時は、これは持っていかれるかもとさえ思いましたが、さすが藤澤。そう簡単に仕上げてこないわ。
12位:金光 7−24−6−13−29−32−14
同じようにたとえると、「地味な五十嵐兄」でしょうか。ラインナップ的には素質十分だし、勝ちあがり率も良いのに、その後どうも勝負弱い。良血に偏りすぎている感もややありますが。朝日杯までは話題騒然というウインラディウスが戦列を離れたのも痛かったか。チームダブル2本獲得で、社会貢献。
13位:奥山 12−3−24−3−16
毎度毎度、夏の北海道で稼ぎまくる奥山は、今期もマイネルジャパンで重賞ゲット。で、毎度のことながら、その後失速。ただし、今期はタケイチイチホースという、これまた渋い馬が牝馬戦線でそこそこに活躍。走数47もまずは合格点。
14位:飯田 2−21−14−17−14−5−38
昨年の大惨敗から、かなりの立ち直り。朝日杯でメジロベイリーが大穴をあけ、JRA賞を受賞。距離のびてさらにというタイプだっただけに、その後のリタイヤはなんとも悔しい。
15位:太田光 9−5−19−17−2−20
堅実型の会員の一人。ここまで7年で最低が20位ならまずまずでしょう。トラストファイヤーが3歳戦で突っ走りましたが、復帰後は今ひとつ。成長力疑問というところでしょうか。
16位:浅井 7−11−6−4−4−31−34−31−42
勝ち運のなさそうなニックネームをやめた効果か。一気に順位回復。5年ぶりに半分より上に復帰。しかもダンスインザダークにこだわってこの順位なら、まずは満足ではないでしょうか。
17位:広瀬 12−16−5−13−16−23−28−22−13−36−8
昨年久々のベストテンいりしましたが、今期はここまで順位を落としました。とはいえ、7頭で55走と最多出走馬主タイトル獲得。BRAタイ記録にわずか1走及びませんでした。やっぱ、父内国産は丈夫だねぇ。
18位:西山弟 19−37−9
3頭持ちで24走は隠れた好記録。マイネルヘネシー・ピンクパピヨンが2勝をあげ、順位よりはるかに中身の濃い1年でした。
19位:天宝院透 27−25−37−32−21−25
こちらは浅井とは逆に改名が成功か。初のベスト20いり。ちゅーか、モチベーション低いなぁ。好素質スイートゥンビターが共同通信杯後休養というのは、いかにも痛かった。
20位:若松 20−34−22−18−35
昨年の大不振からやや回復基調。モガリブエはじめ3頭が勝ちあがりましたが、そこまで。あまりめだたなかったという印象。シーセモアが2着5回、ホッコーダグラスが2着3回と馬主孝行。
21位:Dフラッグ 27−24−9−30−2
昨年の7センチ差が今年はずいぶん拡大しました。というか、伝統的にBRAはこういうパターンが王道なんだけどねぇ。エアシャカールの弟エアラグーンはじめ、4頭勝ちあがるも、その後は続かず。
22位:西原ヘリオス 32−20−26−22−5
昨年一気に順位をあげましたが、今年は一気に順位を下げました。ダッチロールという感じです。スティーマーが相当なスピードを見せ3勝。ファルコンSで一発決めれば、10番手ぐらいは上も狙えたのですが、不発。
23位:中しま 10−13−1−18−23−33
昨年より10ランクあげましたが、今年はかなり高い馬とってるだけに、いかがなものか。全馬デビューは嬉しいものの、4勝では苦しかったか。サニーペガサスが16走で最多出走馬。スパルタクスが最大着差勝利。
24位:キッズヒメ 12−17−21−11−1−3−8−21−34−30
姫はここのところさっぱりです。とはいえ、タイムトゥチェンジがレコードV。重賞で好走して、それなりの存在感は示しました。中しまよりは目立ってたという印象。
25位:木村 29−28
昨年1ランク、今年は3ランクアップ。まだまだ上は遠いです。見た目がいい人っぽすぎるのかなぁ。関係ないか。マイネルカーネギーのダリア賞あたりでは、ブレイクもありえたんですが、今年のマイネルは今ひとつでしたからねぇ。
26位:萩原 7−10−14−4−10−15−20−17−38−38−6−27
今年もまた地味に無難に1年終了。5頭持ちで32走、そして4勝。悪くはないんだが、やはりサンデー全盛のご時世にこのラインナップで上位進出はきついか。
27位:岡崎 24−32
昨年より5ランク上昇。メイショウラムセス・テイエムセシボンが2勝をあげましたが、クラシックに絡むところまではいかず。素質を感じさせたルポルタージュも1走で休養。
28位:ねっしー 26−15
昨年はクラシック出走で盛り上がったのですが、今年はゲイリームーチョが北海道で健闘して以降、ほとんどモチベーションがあがらないまま。アレキサンダーリキのチームダブル・最大着差敗戦獲得が話題といえば話題か。
29位:BASSII 8−28−3−14−19
過去最低成績と不本意な1年でした。期待のマックスブライアンがついに未出走と大誤算。一応2勝は果たすも活躍には遠かった。
30位:鈴木 19−24−21−11−1−12
一昨年のチャンプここまで落ちてしまいました。こちらも過去最低成績。単発の3勝では戦えず。当然プロ軍団失格です。
31位:五十嵐弟 9−1−25−17
このあたりプロ軍団の慣れの果てという感じ。パラパラと4勝ではチャンピオンの名が泣く。7頭持ちで20走というのも不本意なシーズンだったか。
32位:深尾 2−18−16−11−26−4−17−11
なんか過去最低が続きます。堅実さが売り物の深尾ですが、今年は大不振。最多出走馬となったサクセスリーが稼ぎ頭となりましたが、未出走2頭ではいかんともしがたい。
33位:工藤 7−7−19−8−17−26−33−31−41−18
4頭持ちで全盛期とそれほど違うラインナップを組んでいるわけではないと思いますが、どうにも実績がついてきません。フラワーヒル2勝も、4頭中2頭が未出走では苦しい。
34位:ラムタラタム 初参加
そりゃ、ラムタラでラインナップ組んだらこういう結果でしょう。当たればでかいという感じでしたが、トマソンなみの豪快な三振。捲土重来。
35位:クリスS 8−10−4−7−10−40
5年連続ベストテンの後は、2年連続の惨敗。どうしたことか。超高額馬アドマイヤセレクト。素質の片鱗のかけらの気配ぐらいを見せたにとどまってしまいました。
36位:高見 36
なんとルーキーで36位と地獄を見たのに、今年もか・・・。かける言葉がないなぁ。気迫でゲットした代替馬のライジングサンデー全くの不発。人ごとながら痛みいります。
37位:井上 43
しかし、平山の活躍とここまで差がつくとは。高見と並ぶ不幸な新人。チャッターマジックかろうじて1勝で、2年ごしの初勝利。
38位:藤原兄 23−22−31−27−6−40−41
いや、悲願達成なんですよ。なんといっても8年目にして初めて弟を超えましたから。でもね。38位と39位なんですよ。540BCU差なんですよ。神様って意地悪ですよね。
39位:藤原弟 22−9−3−16−5−5−35−6
兄弟対決とか言う前に、前年から24ランクダウンで自己最低記録となりました。うーむ。うーむです。
40位:長谷川 16−37−39−10
昨年初のベストテンいりを果たし、さらに上をと思っていたら垂直落下式ブレーンバスターという感じでなんと最下位。3頭持ちで2走。かろうじて未出走はまぬがれました。ま、後はあがるだけだしね。
最終的に、皐月賞・桜花賞馬を生み、ダンツフレームもクラシックで堂々たる成績を残し、実り多い1年だったのではないかと思います。順位争いも最後の最後まで逆転のチャンスを残したスリリングなものでした。軍団戦では例年どおり、帝国歌劇団とアットホーム隊の争いとなりましたが、最後は歌劇団が総合力で圧倒し連覇達成です。元BCUの考え方を変えたので単純比較できないのですが、回収率307%は新記録。元BCUが低いのもそうですが、1頭あたりの獲得BCUでアットホームをおさえているのですから立派なものです。最下位は反サンデー同盟で当然といえば当然か。優勝軍団には軍団員全員に1WIT、準優勝には全員に20BIT進呈。最下位軍団は全員10BIT没収です。
★規約は既に送付しておりますが、いくつかの改正ポイントを列記します。
● 代替馬の指名期限を年末までとしました。
● 地方で出走経験のある馬を指名できなくしました。
● 海外重賞及び国内GTに対する副賞規定を見直しました。海外GUも対象になります。
● 新しく賞をもうけました。
パーフェクトオーダー:5頭以上所有しているオーナーで所有馬リストの賞金が指名時の降順に並んだ場合、30000BCUを付与。該当多数の場合、権利獲得者で配分する。
つまり、指名順に所有馬を並べた時、最終的な獲得賞金額が指名順が上の馬がその下の馬の賞金を全て上回っていれば対象となります。ただし5頭以上所有の場合です。
具体的には以下のようなエントリーになった場合、
馬名 獲得 賞金
1 サイレンススズカ ◎ 25,000
2 アグネスタキオン ● 入札失敗
3 ナリタブライアン ○ 35,000
4 アグネスフライト ◎ 18,000
5 エアグルーヴ ○ 10,000
A バブルガムフェロー ○ 10,000
B ナリタタイシン ● 入札失敗
C スティンガー ○ 0
最終成績で、サイレンススズカとナリタブライアンに賞金額が逆であったら、パーフェクトオーダー達成です。エアグルーヴ・バブルガムフェローのように同じ金額もセーフですから、極端にいえば、5頭持ちで賞金ゼロというのも権利ありです。
最多出走他各賞賞品:今年は、事務局が多忙のため無粋ながら、各賞はBCUにて清算させていただきました。よって記念品はありません。ご了承ください。なお、各賞のBCUは、最多出走馬が1万BCU、その他が5千BCU(複数人が同時受賞した場合は人数わり)となっております。
さて、来期はどんなドラマが待ちますやら。